これは、上の子が二歳、下の子が0才のころの話です。
上の子はいやいや期で大変な時期でしたが、下の子は夜も沢山寝てくれるし日中もほとんどグズったりしない子でした。
主人が出張が多い仕事ということもあり、当時私は子どもをつれてしょっちゅう実家に帰っていました。
実家は車で30分ほどの距離です。
初孫なので、とにかく子どもたちを可愛がってくれていました。
私も楽ができるし、大助かりです。
でも子どもが小さいと、出掛けるだけでも大荷物です。
私の場合は3泊とかしちゃうんで、
どこかに旅行にでも行くの!?
と言われるほどの大量の荷物。
これを車まで運ぶのが一苦労です。
当時はエレベーターがないマンションの3階に住んでいました。
上の子もまだ手伝える歳ではないので、まずは子どもを部屋に残して3往復。
荷物を運び終わったと思ったら、お昼寝を始めていた上の子を抱いて車まで連れて下ります。
やっと出発!
と思い、車を発進させてからとんでもない罪を犯したことに気づきました。
そうです。
“下の子を家に置いたままだ!!”
急いでバックして、車に鍵を掛け猛ダッシュで3階まで駆け上がります。
そこには寝転がったまま、キャッキャッと声を出している我が子がいました。
ごめんねーと言いながら抱きしめました。
・・・言い訳になりますが、何往復もしていると自分がさっき何を運んだのかも覚えていません。
とにかく玄関に集められた荷物を無言で車に運ぶ作業。
まるで流れ作業のようです。
自分が荷物を運んだのか、小さな命を運んだのかさえ何も考えていない危険な状態ですね。。
あまり泣かないし、声も出さない子だったので、
よしっ、荷物はもう運び終えた!任務完了!
と勘違いし、玄関の鍵をかけ出発してしまったんだと思います。
もうひとつ言い訳を言うと、小さい子のチャイルドシートって後ろ向きについている場合が多いんですよね。
なので運転していても、特に姿を見ることがないので、空の後姿のチャイルドシートを見て安心してしまったんでしょう…。
日々忙しく同じようなことを繰り返す毎日だと、頭が働かずぼーっとしてしまいがちですが、自分の子を忘れてしまうなんて想像もしていませんでした。
もちろん最初で最後の1回ですよ。
それ以降は、物を忘れることがあっても子どもを忘れることはないように、つねに頭で考えながら行動するようになりました。
今では子どもたちも大きくなり、存在を忘れようと思っても忘れられないくらい毎日賑やかな我が家です。
皆さんも、“荷物を忘れても、小さな命は忘れない”ように気をつけてくださいね^^;