産後ラボ ママのための応援団

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35(産後)ラボ

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産後、我が子を連れて初めて電車に乗った時のハプニング

 

産後4ヶ月程が経った時に、ふと電車に乗ってみようという気持ちになりました。

 

車に乗れなかった私は、毎日毎日同じルートで買い物に行くことしか出来なかったので息が詰まっていました。

よく泣いていた赤ちゃんも少しずつ落ち着いてきたので、

 

これなら少し遠出できるかも!

 

と期待したのです。

わくわくするママ




電車に乗った当日は、抱っこ紐で行きました。

新生児用の横向きの抱っこ紐です。

 

リュックには最低限必要なもの、ミルクやオムツなどを入れました。



初めてなので2か3駅程度にしておこうと思いました。

田舎だったため、ひと駅の間隔が長いため途中でグズられると大変です。


そしてドキドキする気持ちを抑え、産後初の電車に乗りました。

平日のお昼間だったので乗客も少なく、席もガラガラでした。

 

座ろうかな?

 

と思ってハタと止まりました。


・・・我が子はなぜか、私が座ると泣き叫ぶのです。

泣く赤ちゃん

 

ですから、抱っこもいつも立ちながらユラユラしなければなりません。

寝たと思って我が子を抱きながらソーッとソファーに腰をおろすと、あんなにスヤスヤ寝ていたのにパチッと目を開けて大泣きします。


家の中だったらどんなに泣き叫ばれても良いのですが、ここは電車内です。

私は立つことに決め、ドアの横に立ちました。



電車が発車し、ガタンゴトンと音が鳴りました。

その聞き慣れない音や振動に驚いたのか、ご機嫌に指しゃぶりしていた赤ちゃんの手が止まり、代わりに眉間にシワが寄りました。



まさかこんな出だしで泣かれる!?

 

私は焦ってヨイヨイと赤ちゃんをなだめました。

 

笑顔をつくって大丈夫だよーと言いながら、心の中では

 

「泣かないでお願い」

 

と神に祈るような気持ちでした。

願うママ




私の努力もむなしく、赤ちゃんは堰を切ったように泣き始めました。

窓の外を見せても、お気に入りのガラガラを見せても全く無意味で、その泣き声はさらに増すばかり。


乗客は少ないとは言ってもおられます。

お年寄りの方も学生風の方も、我が子の泣き声に驚いてこちらを見つめていました。



人生でこんなに焦ったことがないというくらい、私はオタオタしてしまいました。

後から後から額に汗が流れ、あやす手も震えていました。

慌てるママ


そんな心中など察することのない我が子は、元気よくギャーギャーと泣き叫んでいました。


周りの乗客の方々にすみません、と頭を下げながら、早く駅に着いてと願うばかりでした。

 

なぜ電車に乗ろうなんて浅はかなことを考えてしまったのだろう。。

 

と後悔でいっぱいでした。



駅に着き、扉が開いて風が赤ちゃんの頬に触れた瞬間、あれだけギャオスだった赤ちゃんがピタリと泣き止みました。



はぁ、と肩を落として改札口を出てそのまま一駅分歩いて帰路につくことにしました。

今では懐かしく良い思い出ですが、あの時は本当に焦りました。

 

 

懐かしむママ