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産後の会陰切開の傷の痛みはいつまで?ケア方法は?

産後の会陰切開の傷の痛みや、傷をケアする方法等についてまとめています。

出産の際に行われる会陰切開は、切られること自体が痛いと思う方が多いのですが、実は本当に痛むのは産後だと言われています。。

産後の傷が痛い

そんな産後の傷の痛みは

  • いつまで続くの?
  • 本当に引くの?

と心配になられる方も少なくありません。
そこで、まず最初に「産後の会陰切開の傷の痛みはいつまで?」という疑問について一緒に見ていきたいと思います。

会陰切開の傷はいつまで痛む? 

会陰切開の傷は、出産してから5日前後がピークだと言われており、ピークを迎えてからは段々と痛みが落ち着いてくると言われています。

それからは、人による部分はありますが、おおよそ2週間ほどで痛みを感じなくなってくると言う方が多いようです。

また、傷が肛門部分まで走っているような場合は、痛みが1か月以上続けることもあるそうです。

あと、会陰切開の傷口を縫った糸を抜くと、それ以降は劇的に痛みがなくなってくるようです。

病院によっては退院する前に傷の部分の糸を任意で抜いてくれる場合もあるようです。もし退院した後、会陰切開の傷がしばらく痛むような場合は、病院に連絡して糸を抜いてもらいましょう。

 

ただ、性行為の際は数ヶ月経っても痛い。

と言う方も少なくないようです。

その影響からセックスレスがしばらく続いている。

と言う方もたくさんいらっしゃるのも事実です。

会陰切開後の傷の痛みの原因

会陰切開後の傷の痛みの原因ですが、純粋に傷を塗った部分の皮膚が引っ張られること、傷口が腫れている事が原因である可能性が高いと言われています。

それ以外にも傷が下着にこすれたり、傷を塗った後がかゆくなってかいてしまったり、トイレの際に患部を強くふいたりする場合も痛みが出やすいと言われています。

この場合はウォシュレットを使ったりして、なるべく傷口に触れないように工夫をすると痛みを減らすことが可能です。

産後の傷が痛む場合薬は飲んでいいの?

特に産後まもなくは会陰の傷が痛みますから、その場合は痛み止めかなんかが欲しい所です。

ただ、母乳育児の場合、どんなものであっても薬を飲むと言う事は少し抵抗があるかと思いますが、会陰切開後の痛みを痛み止めで緩和させる方は少なくないようです。

また、入院中も必要であれば専用の痛み止めをもらうことができるようです。

なので、

もう無理!

と言うときは、我慢せずにお医者さんにすぐに相談しましょう! 

産後の傷あとは残るの?

会陰切開後の傷痕が残るか心配ですよね。

残念ですが、産後に会陰切開傷あとが残ってしまう事は多いんだそうです。

こればかりはどうにもならないようですが、気にしすぎない方が良いと言われても気になってしまいますよね・・・。

ただ、日常的には人目につかない部分ですので、下手にストレスになってしまうくらいなら、現状を受け入れてしまった方が良いのかもしれません。

産後の傷をケアする方法

産後の傷をケアする方法についてですが、特に会陰切開の傷と言うのは汚れやすい場所にあるため、常に清潔にしておくことがポイントです。

少々めんどくさくなりますが、トイレに行くたびに洗浄綿を使って消毒するのが理想的だと言われています。

あと、ケアする時のポイントとしては傷が開かないように、傷の部分はなるべく触らないように、ポンポン押し当てるように消毒するのがオススメです。

なお、産後の傷を早く治したい場合は、

 

  • ひたすら安静にすること
  • 傷口の治りが加速するように栄養が十分にある食事をとること
  • 痛み止めを適度に飲むこと

 

これらのケア、対策を正しく行うことで産後の傷の治りも早くなっていくと言われています。 

産後の傷が痛いときにできる5つの対処法

産後の傷のケア方法

ここまで書いた内容と重複する部分もありますが、産後の傷がどうしても痛いときにできる5つの対処法として、改めて詳しくまとめていきます。

とにかく安静にしていること

会陰切開の後は傷がとても痛みます。

そういう時はおとなしく安静にしていることが1番です。

特に産後間もなくの入院中の時期は、たくさん体を休められる時期でもあるので、頑張った自分をいたわると言う意味でも、可能な限り寝てゆっくり過ごしてください。

また退院した後も家の事や育児を1人で頑張ろうと張り切ってしまうと、知らないうちに気付いたら無理をしていると言う場合があります。

そうなると傷の回復やその他の出産によるダメージが回復するのにすごく時間がかかってしまいます。

退院した後も家族の力を借りて、とにかくゆっくり過ごすことにフォーカスして行きたいところです。

傷の回復を早める食べ物を食べる

あまり知られていませんが傷を早く回復させるのに効果的な栄養素があります。

それはタンパク質、亜鉛、ビタミンB、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどです。そしてこれらを効率よく摂取できるのが、大豆製品、肉や魚、レバー、バナナ、納豆、牛乳、ニンジン、キウイ、トマト、アーモンド、アボカドなどです。

傷を治してくれるのは体の中にある優れた機能ですので、それらを活かすためにも食事に気を使うのも大事なことです。

特にタンパク質と言うのは皮膚を作る大きな部分になるので、積極的に取り入れたいですね。

 
産後にビタミンAは摂っても大丈夫?
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、妊娠期間は豚、鶏、牛などのレバーや、うなぎなどからたくさん取れるビタミンAのレチノールの過剰摂取は避けるように言われるものです。
過剰摂取が危険なのは出産後も同じことが言えるのですが、出産後は毎日650から700μgRAEの接種が推奨されており、会陰の傷の回復だけでなく、実際に乳児の成長に欠かせないものです。
 
これについては、極端にレチノールが含まれる肉系の食品を摂取しない限りは、特に心配する必要は無いそうです。
それでも心配だと言う方は、同じくビタミンAでも緑黄色野菜などから取れるβカロテンと言うビタミンAであれば過剰摂取の心配なく安心して摂取することができます。
ビタミンAはレチノールにしてもβカロテンにしても、お肌の新陳代謝を促進してくれる優秀な栄養素です。
会陰の傷を回復させるためにしっかりと働いてくれる栄養素ですので、過剰摂取をしない程度にバランスよく補給し続けたいものです。
 

傷を清潔にすること

傷を洗うときは、水圧弱めのシャワーを当てて清潔にすることです。

また会陰切開の傷で細菌感染を引き起こすのは非常に稀ですが、産後の傷が完治するまでは、性交渉は避けた方が良いでしょう。

産後の傷を刺激しないようにすること

産後の傷は、人によりますが座った時に傷を圧迫して痛みを感じてしまう場合があります。

そのため円座クッションなどを使って、硬い場所にはなるべく座らないように心がけてください。

円座クッションは会陰切開の傷が治った後も子育ての時に大活躍するアイテムなので、1つあるととっても便利ですよ♪

痛みがひどい場合は薬をもらうこと

中には産後の傷が我慢できないほど痛いと言う方もいらっしゃいます。

先ほどもお伝えしたように、どうしても我慢できない場合は病院で痛み止めをもらいましょう。

また、産後の傷を含め体のダメージを回復するには睡眠が何より大事なので、傷の痛みによって睡眠が妨げられてはいけないので、辛い場合は早く傷を治すためにも薬の力に頼りましょう。

まとめ

婦人科

産後の傷は人によってはとても痛いし、場合によっては長く続いてしまう事もあります。

それを何もせずにひたすら我慢するのは辛いですよね。

もしも産後の傷に関してお医者さんに見てもらいたいという場合は、産婦人科へ行って診てもらいましょう!