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産後に腸内フローラが乱れる理由と効果的な食べ物と生活習慣

産後子育て中の腹痛

産後は、母乳育児による水分不足や忙しさなどからの不摂生、生活習慣の乱れなどから、便秘になりやすく腸内フローラが乱れやすいと言われています。

おそらく、このページをご覧になられている方は、腸内環境整えることへの意識が高い方、もしくは多少なりとも興味がある方ではないかと思います。
そんな方にこそ知っていただきたいのが、腸内フローラを整えるためのポイントだけでなく、それを放っておくことの様々な危険やデメリットです。

ここでは腸内フローラを整えるための食事や生活習慣などのポイントもご紹介しますが、まずはその前に乱れた腸内フローラを放置することの危険性やデメリット等について触れたいと思います。

産後に乱れた腸内フローラを放置することの危険性

腸内フローラとは、十二指腸から直腸までのいわゆる腸内環境に生息する何百種類物腸内細菌のバランスを指します。産後は、先ほども触れたように母乳育児や劇的に変わった生活環境の影響などから、腸内フローラが乱れやすく、便秘になりやすいと言われています。
では、この乱れた腸内フローラを放置すると一体何が危険なのか。どんなデメリットがあるのか一覧でまとめます。

  • 便秘の状態が続く
  • 太りやすく痩せにくくなる
  • 体臭が悪化する(口臭も)
  • 母乳の質が下がる
  • ストレスコントロールが難しくなる
  • スキンケアをしてもお肌の状態が整いにくくなる
  • がんのリスクが高まる

などなど…。
あげるとキリがないのでこのくらいにしておきますが、もっと細かく見ると大量のデメリットや危険が伴うと言われています。意外と軽視されがちですが、それほど腸内フローラが悪い状況と言うのは体にとってデメリットだらけなんです。。

しかし、逆を言うと腸内フローラを良い状態にしておくことで、身体全体をトータルで見て良い状態に向けてあげることができるとも考えられます。
すべては“腸内フローラをどうするか”これにかかっているんです。

便秘が続くと腸内フローラが乱れやすい

産後はどうしても便秘になりやすいです。
便秘の状態と言うのはシンプルに考えて、あのくさ〜い便がお腹の中にとどまっている状態です。

実は、必要以上にお腹に滞在してしまうと便は腐敗しさらに臭い物質毒性のある物質を作り出すんです。これが口臭や体臭の元になったり、ガンの元にもなると言われています。
このような状態はいわゆる悪玉菌が優先的な環境になりやすく、腸内環境に良い善玉菌にとって不利な状態になります。
そこで、意識的に乳酸菌やオリゴ糖を摂取したり、その他腸内環境に良いことを継続して行うと、便秘も改善されていき腸内フローラも善玉菌優先の良い状態を保ちやすくなるんです。
便秘になりやすい産後だからこそ、便秘の改善のためにできることを行い、早い段階で腸内フローラを整えてあげる必要があるんです。
つまり、便秘の改善が鍵を握るとも言えます。

便秘の改善のためにできること

便秘の改善のためにできる事はいくつかあります。その中でも食事の要素が1番大きな影響を与えるといわれています。
例えば、「肉ばかりを食べていると体の中で消化不良を起こし便秘になりやすい。」と聞いたことがありませんか?
これはまさにその通りで、肉中心の生活をしていると腸内環境が悪化しやすく、便秘になりやすいんです。
そこを野菜や果物中心のヘルシーな食生活に改善してあげるだけでも、食物消化しやすく便秘になりにくいサイクルを作ることができます。

なので心当たりのある方はまずは食事の際に食べる食材を見直してみて下さい。
ヨーグルトを摂取したりするのはその次でも良いと思います。

生活習慣の見直しも重要

生活習慣の見直しも大切です。便秘を改善したり腸内フローラを整えるためには、腸内環境の働きを活発にしてあげることも大切です。
そのためにできることといえば、こまめに水分補給をして腸内環境に刺激を与えること(寝起き直後は特に好ましい)や、ウォーキングをすること、睡眠のリズムを整えたり、昼夜逆転の生活を改善する。
こういった生活習慣の見直しも大切です。
実は腸内環境の働きは自律神経のバランスも大きく関係しており、こういったいわゆる乱れた生活習慣を整えてあげるだけでも自律神経のバランスが整い、腸内環境の働きが正常に行われやすくなると言われています。

具体的には上記のような内容を意識するだけでも全然違うと思います。さらに細かく挙げるとキリがないため、他にはどんなことができるんだろう?と思ったときは、「規則正しい生活習慣」もしくは、「明らかに体に悪そうな生活習慣」を改善することを心がけてみてください。

こういった要素と食生活の改善を組み合わせて継続することで、ヨーグルトなどを無理に摂取しなくても、便秘も次第に改善され、だんだんと腸内フローラも整ってくることでしょう。

産後の腸内フローラにヨーグルトってどう?

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ここでは、ヨーグルトを積極的に取り入れる前に普段の食生活や生活習慣などを見直してみましょうね。それだけでも効果抜群ですよ!といった内容をお伝えしました。
かといってヨーグルトが腸内フローラに大して意味がない。と言いたいのではありません。ヨーグルトには腸内フローラ改善に必要不可欠な善玉菌(乳酸菌)が含まれていますので、継続的に摂取する事は間違いなく効果的です。

ただし産後の授乳中の方は、ヨーグルトなどの乳製品を摂取しすぎてしまうと、脂肪分が乳管に詰まって乳腺炎などの母乳トラブルに発展する恐れがあります。

容器に記載されている摂取量の目安を守って召し上がることをお勧めします。

ハチミツ×ヨーグルトの組み合わせは最強

 

ヨーグルトに乳酸菌が含まれている事は多くの方がご存知でしょう。そんな乳酸菌にはオリゴ糖が良いと言われています。腸内環境で乳酸菌はオリゴ糖を餌にするといいます。
つまり、オリゴ糖を同時に摂取するとより乳酸菌が活発に働けると言うことです。

蜂蜜にはオリゴ糖がたくさん含まれており、ヨーグルトにかけるとヨーグルトの独特の酸味を取り除くことができ美味しく召し上がることができます。
そうすることで乳酸菌とオリゴ糖を同時に摂取することもできるため、腸内フローラを整えるのにまさに最強コンビだと言えるでしょう。

授乳中にハチミツは危険じゃないの?

最近、ハチミツを赤ちゃんが食べて亡くなってしまったという事故がありました。

実は、厚生労働省(旧厚生省)の時代の30年前から1歳未満の乳幼児に対する離乳食などに対するハチミツ

この事故以来、「授乳中も蜂蜜を食べちゃダメなんじゃないの?」と心配されるママさんが大変増えました。
ですが、ハチミツをお母さんが摂取して、母乳を通してその成分が赤ちゃんに渡る事はないと言われており、授乳中のママさんが蜂蜜を食べること自体は危険ではないと言われています。たくさん食べても大丈夫とのことです。
なので、特別ヨーグルトが嫌いでないという方は腸内環境改善のためにも食事の中にヨーグルトを取り入れてみるのもありかもしれません♪

まとめ

産後はどうしても便秘になりやすいため、意識的に腸内フローラを整えるのが好ましいと言われています。ですが、ここで特集したような腸内フローラを整えるための習慣は産後の方に限らずこれから先も大変役に立つ内容となっています。

全てをいっぺんに取り入れるのは簡単なことではないと思いますので、ご自身のできる範囲から少しずつ改善してみてはいかがでしょうか?

特に授乳中の方であれば、腸内フローラを整えることで赤ちゃんにも嬉しいメリットがありますので、ぜひ意識してみてくださいね♪