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産後のお腹の正中線はいつ消える?消えない時の対処法

妊娠後期になってお腹が大きくなると、自然と『正中線』というおへそを中心に縦に走る黒い線ができます。

妊娠後期の正中線

これは誰にでもできる線なのですが、できることなら早く消えて欲しい・・・なんとか消す方法はないかな・・・と思うのも自然なことです。

産後にお腹に黒い線が残ったままで気になって仕方がない方も多くいらっしゃるかと思いますが、これは妊娠中にできた正中線と呼ばれるものです。

特に危険なものではなく時間の経過とともにだんだんと薄くなりやがて元に戻ると言われているので深く気にする必要は無いと言われています。

しかし、中には一向に薄くならずなかなか消える兆候が見られない。と言う方もいらっしゃいます。

そこでこのページでは、産後のお腹に残った黒い線は大体いつごろ消えてくれるものなのか、また、消えてくれない時の効果的な対処方法をご紹介していきます。

お腹の黒い線はなぜできるのか

お腹の黒い線、すなわち正中線はなぜ妊娠すると発生するのか。これについては意外と知っているようで知らない方も多いのではないでしょうか?実はこれ、妊娠してから初めてできるものではなくまた性別関係なく生まれながらにみんなが持っているものなのです。

ただ、通常事はあるのかわからないほど目立たないレベルの薄さなのですが、妊娠してからお腹が急激に大きくなるにつれてその正中線はだんだんと目立ち始めます。それは女性ホルモンのバランスの変化とそれに伴うメラニン色素の働きが関係しています。

妊娠するとデリケートゾーンが黒ずみやすくなったりすると言いますが、それと同じ仕組みです。

いつからでき始めて、いつごろ消えるのか

お腹に出来た黒い線は、大体妊娠してから20週前後位ででき始める人が多いようですね。

そしていちどできた正中線は、出産とともにだんだんと薄くなっていき、1年半から2年程度で元の状態に戻っていくと言われています。

しかし、この元に戻るまでの間は個人差があり、2年以上経ってもなかなか消えないと言う方もいらっしゃいます。

そもそも正中線はそんなに気にしなくても良いと言われていますが、気になる人には気になりますよね。

そこで、早い段階でなんとかしたい、確実に順調に元に戻したい。と言う方は、正中線改善のためのケアを継続して行われることをお勧めします。

正中線改善のためのポイント

正中線はお肌の新陳代謝、いわゆるターンオーバーを正常に働かせることが速やかに改善するための秘訣です。

ではお肌のターンオーバーを正常に働かせるためにはどうしたら良いのか。

それにはいくつかのポイントがあります。

  • たっぷりと睡眠をとること
  • お肌に良い成分をとること
  • 適度に体を動かすこと

このような基本的によく言われる『お肌のために良いこと』を規則正しく行ってあげることでより確実に正中線を改善させていくことができます。

たっぷり睡眠をとること

なぜ睡眠が正中線改善に重要なのかと言うと、私たちは寝ている間に成長ホルモンと言うホルモンが分泌されるからです。

成長ホルモンの働きは、体に必要な様々な栄養素をそれぞれの部署に運んであげる。こういった役割を持ちます。

つまり、食事からお肌に良いビタミンなどの栄養素を摂取したならば、それがお肌の修復のための目的地にたどりつかなければ意味がありませんよね。その適切な目的地まで運んでくれるのが成長ホルモンです。

スキンケアの話に『よく睡眠をとりましょう』と言われるのはこういった理由からなんです。

お肌に良い成分をとること

お肌に良い成分と言えばビタミンやミネラル、ヒアルロン酸など様々ありますが、正中線の改善には肌の奥のメラノサイトという黒ずみを作って肌を守ろうとする組織の働きでできた黒ずみ(正中線の)をリセットしなければなりません。

特にビタミンAとビタミンB群の中でも葉酸(ビタミンB9)とナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、B12はとても大切で、これらの栄養素は正中線対策だけではなく産褥期の身体の回復にも有効です。

牛レバーや玄米、うなぎ、大豆食品に豊富に含まれているので、できるだけ積極的に食べて欲しいですね。

適度に体を動かすこと

体を動かすとお肌に対して何が良いのかと言うと、体を動かして筋肉が活発に使われると、体全体の血流が促進されます。

そうすると体の代謝力が高まるため、お肌のターンオーバーも正常化されやすいんです。

これは産後のお腹に残ってしまった黒い線を改善するためにも効果的ですが、授乳期に発生するさまざまな肌トラブルに対しても効果的です。

妊娠線クリームが余っている方はそれも活用しましょう

妊娠中に、妊娠線を予防するためのクリームを購入された方も中にはいらっしゃるかと思います。

妊娠線クリームは市販の通常の保湿クリームよりも、お肌の弾力を守ったりターンオーバーを促進してくれる効果がある成分などがたくさん含まれていると言われています。

そういった働きは妊娠線だけでなくお腹に残ってしまった黒い正中線に対しても効果的です。

何かアイテムを使うのであれば妊娠線クリームが効果的です。

 

出産後の妊娠線の消し方は?

ここではこれまで、出産後の正中線の消し方について見てきました。
ただ、妊娠期間中に妊娠線が出てしまった場合、それを出産後にどのように消していくのか気になりますよね。
 
結論から言ってしまうと、出産後に限らず妊娠線を100%完璧に消すのは不可能だと言われています。
現代の技術では、皮膚をそっくりそのまま取り替える位しか方法は無いそうです。
巷で販売されている妊娠線クリームなどは、基本的に妊娠線ができないように予防するためのものです。
すでにできてしまった妊娠線に対しては、正しく使い肌のターンオーバーを促進してあげたり、内側からのアプローチを徹底することでいくらか薄くなることがあるようです。
しかし、先ほどもお伝えしたようにセルフケア等で完璧に見えないように消すのは不可能なのです。
 
ここをわかった上で、できるだけ目立たないように妊娠線を消したい。とお考えの場合は、速やかな肌の再生を妨げない為にも、定期的な運動したり、睡眠時間をしっかりと確保したり、ビタミンやミネラルなどお肌に良い成分を普段の食事で摂取していくことなどが大切です。
 
こういったセルフケアをすることで、すでにできてしまった妊娠線を出産後に徐々に薄くしていく事は可能です。
 

まとめ

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このページの前半部分でもお伝えしたように、正中線は妊娠線とは違い時間の経過とともにだんだんと改善されて、最終的には元の状態に戻っていくものです。

なおこちらで紹介したような、お腹に残った黒い線を改善するためのポイントは、確かに正中線を的確に元の状態に戻すために効果的ではありますが、産後はやることや考えることがたくさんあるかと思います。なのでもし正中線の存在がストレスになってしまう位であれば、「規則正しい生活をしていればいずれ元に戻るもの」この言葉を思い出して、深く考えすぎないに心がけることができるとよいかと思います。