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産褥期に湯船に使っちゃダメな理由は?産後のお風呂事情まとめ

 

お風呂

子供を出産して間もないうちは、お風呂に入っちゃいけない(湯船につかってはいけない)と言うのはわかっているものの、寒い時期だからこそちょっとでも良いから湯船につかりたい。。と悩まれているママさんも意外と多いです。

まさに私の友人もそうでした。出産のタイミングが真冬のど真ん中で、節約のために暖房もほどほどにしていると、シャワーを浴びた後が劇的に寒い!ちょっとでいいからお風呂に入りたい。と嘆いていました。

個人的には、お風呂に入っても大丈夫。と言う方向で提案したいのですが、それでも産褥期のうちはお勧めできない理由があります。ここではその理由と、具体的なお風呂再開のタイミング、注意点等について一緒に見ていきたいと思います。

産褥期に湯船に浸かっちゃいけないのはなぜ?

これにはきちんと理由があります。それは、子宮内に雑菌が入り込むことによる悪影響と、お風呂に入ることによる血流促進効果が関係する悪露の増加。これらが関係しています。

特に免疫力が弱っている状態で雑菌が体の中に侵入してしまうと、子育てどころではなくなってしまう位重い症状に発展してしまう恐れがあるんだそうです。

また、出産を終えたままさんの体は寝て起きて次の日に完全復活するわけではありません。時間をかけてゆっくりと子宮収縮しながら戻っていきます。この目安が大体6週間ほどだと言われています。

このタイミングまで待たなければいけないわけではありませんが、最低限免疫力が低下している産褥期のうちは、どの病院でもお風呂に入ることが禁止されています。

産後のお風呂解禁はいつ?

これは人によって変わってくる部分はあるのですが、多くの場合一般的には子宮口が閉じる産後4週間目位から入浴許可が降りることが多いです。

つまり、産後のお風呂解禁の目安は大体1ヶ月になります。

ただし1ヶ月経ったからといって完全にオーケーと言うわけではありません。人によっては悪露の状態や会陰切開の傷の状態によってもう少し後にならないとお風呂に入ってはいけない。と言うケースもあります。

だからこそ自己判断でお風呂に入ってしまうのではなく、産後の1ヶ月検診のタイミングまで待つのが好ましいと言われています。

シャワーは大丈夫

約1カ月間お風呂もシャワーもだめだとしたら、相当きついですよね。ですがシャワーであれば早ければ出産してから次の日、遅くても1週間以内にはシャワーの許可が下ります。

しかし、帝王切開で出産された方の場合は、傷口の回復によってシャワーのタイミングも変わってきますので、こちらも自己判断ではなくお医者さんの指示に従うのが好ましいです。

寒い時期にあると便利な暖房器具

既に活用されていらっしゃる方もいるかもしれませんが、寒い時期にお風呂に入れず、シャワーだけではお風呂上がりが寒すぎてつらい。と言う方は、小さな電気ストーブなどを置いて脱衣場温めておくのが良いでしょう。

実際に体を冷やしてしまうと、冷え性の原因になってしまい、産後のダイエットや母乳育児に悪影響が出てしまうことだってあるんです。そういった意味でも小さな電気ストーブが1つあると便利かもしれませんね。

やっと湯船の許可がおりた!その時に注意しておきたいこと

もともと入浴が好きだった方にとっては、1ヶ月検診でのお風呂の許可は非常に嬉しいニュースですよね。ただ、お風呂の許可が下りたとは言え、この時期は気をつけておきたいことが少しだけあります。

長風呂は避けること

お風呂に入るのが許可されたとしても、長風呂はあまり好ましくないと言われています。産後に長風呂をすることによって出血の量が多くなってしまうほか、脳貧血を起こしやすいと言われています。

なので、出産してから体の状態がある程度落ち着いてくるまでは長風呂は避けたいところです。

お湯の温度に注意

特に寒い冬の時期であればお湯の温度の設定を少し高めにして温かいお湯につかりたい気持ちもよくわかります。

ですが、お湯の温度が極端に暑すぎてしまうと貧血を起こしたりのぼせてしまう場合があります。以前まではそんなことがなかった方でも、産後の場合はこのような症状が発生しやすいため、特に湯船に入れるようになった初めは気持ちぬるめの温度を心がけたいです。

公衆浴場はレジオネラ菌に要注意

産後のお風呂は、必ず清潔なお湯を使ってそこに入ることをお勧めされています。実は湯船のお湯を繰り返し使ってしまうと、レジオネラ菌と言う雑菌が発生してしまう可能性があります。

これはレジオネラ症と言う感染症発生させる雑菌の1つであり、主に公衆浴場等の、みんなが入る温泉施設に多いと言われています。これを発症してしまうと、発熱や咳、筋肉の痛みや頭痛、下痢などの症状があるだけでなく、これが進行して重症になってしまうと死亡するケースもあると言われています。

産後のお風呂許可が降りた段階でも、以前に比べて免疫力が低い状態である事は変わりありません。この時期は特にレジオネラ菌に感染しやすいと言われていますので、大衆浴場等の温泉施設はできるだけ避けた方が良さそうです。

まとめ

サルの入浴

今まで何のことなくこなしていたお風呂も、産後の間もない時期は厳重注意と言っていいほど気をつけなければいけないことがたくさんあります。正直めんどくさいですよね。。

ですがここでお伝えしたように、注意点などを無視して自己判断でお風呂に入ってしまうと、そこには様々な危険があります。最低限1ヶ月検診のタイミングまで待ち、産後しばらくは清潔なお湯につかることを心がけてくださいね!

なお、バスロマンなどの入浴剤の活用については、私の友人もお風呂再開のタイミングですぐに使っていました。特に危険だと言う情報は聞いていません。

しかし、何が起こるかわかりませんので、気になる方はメーカーに問い合わせるか、ある程度時期が来るまで使用を控えるのが好ましいかも知れません。