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産後の低血圧に関連する症状とその原因、改善方法を特集

 

産後のめまい

産後は様々な心と体の不調が発生しやすい時期ですが、その中でも動悸やめまい、疲労感などの症状があり、それらはもしかすると低血圧が関係している可能性もあります。

なお、低血圧と言うのは体の血液を送るポンプ機能が十分に機能しておらず、血の流れが弱い状態をいいます。

ちょっとした疲労感やめまいなら全然大丈夫!と我慢されてしまう方もまれにいらっしゃるのですが、この産後の低血圧を放っておいてしまうと、それがやがて鬱や育児ノイローゼにつながることもあるんです。

だからこそその原因をしっかりと知り、適切な改善策をとっていく必要があるのです。

また、このページの後半部分ではセルフケアでもどうにもならない場合の次の対策についても見ていきます。

産後の低血圧の原因

産後の低血圧の原因は1つではありません。大きく分けて3つのことが考えられます。

出産時の大量出血

出産の際誰でも出血がありますが、このときの出血量が通常よりも多い場合その後低血圧につながる可能性が高いと言われています。

体内から血液が大幅に減ってしまえば、それだけ血液の流れの勢いも衰えてしまいます。

自律神経の乱れ

あなたは今どれほどストレスを抱えていますか?

ストレスや心の状態などは目には見えませんが、ストレスを強く感じた状態が続いてしまうと、自律神経が大きく乱れてしまいます。

この状態を低血圧に大きな影響を与えているようです。

筋力の低下

特に下半身の筋肉不足が産後の低血圧に大きく影響するようです。妊娠期間中以前よりも安静にすることが多かったことや、出産してから産褥期の間休まざるをえなかったことなどから、多くの方が産後は体全体の筋力が低下しやすいと言われています。

中でも特にふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも言われているほど、血液を体中に回すためのポンプ機能の役割を持ちます。

そんなふくらはぎの筋肉も低下してしまえば、おのずとポンプの力も弱まってしまい血圧が低くなってしまうのです。

産後の低血圧改善のためにできること

低血圧を改善するためにできることは、先ほど見たような原因をそのまま改善していくことがポイントになります。さらにわかりやすく言うと、

  • 体内の血液量を増やす
  • 下半身の筋肉を鍛える
  • 自律神経のバランスを整える

これら3つの項目が産後の低血圧改善のために効果的な要素となります。

体内の血液量を増やす

これについては、適度に塩分を摂取することや、1日あたり水を2リットルから2.5リットル程度補給する、ウォーキングなどの簡単な運動を適度に行う。

これらのポイントを日常的に取り入れることで、血液量をだんだんと増やしていくことが可能です。

下半身の筋肉を鍛える

下半身の筋肉を鍛えると言う事は、下半身にある血液循環のためのポンプ機能を向上させるだけでなく、今後の産後ダイエットにも役立ちます。

なお、下半身の筋肉を鍛えるためには体調が安定していて天気が良い日は毎日外に出てウォーキングをする。これだけでも間違いなく筋力アップにつながります。

また、天気が悪かったり外に出る気分でないような時は、お家の中で踏み台昇降をしたりスクワットをしたり、階段があるならば階段の上り下りをするだけでも効果的です。

運動の後は鶏のささみなどからたんぱく質をたくさん摂取するのも効果的です。できれば30分以内が効果的だと言われています。

自律神経を整える

自律神経を整えるためにどんなことができるのかと言うと、それにはいくつかのポイントがありますが身近なところで言うと、早寝早起きを心がける。これがポイントです。

産後の育児生活は睡眠のリズムがバラバラになりがちですが、できるだけ起きるタイミングを一定に保つのが大切です。誤差があったとしても1時間から2時間以内が好ましいと言われています。そして、起きた後は太陽の光を浴びましょう。

するとセロトニンが分泌され体のリズムがつくられていきます。

実は早寝早起きの習慣をつけると、次第に体内時計が整っていきそれに伴って自律神経の回復がしやすくなるのです。

その他にもアロマを変えてリラックスする時間を設けたり、適度に運動したり瞑想をしたりなどいろんなことができるのですが、自律神経の回復の土台を作るためにもまずは睡眠のリズムを作ることから始めたいところです。

セルフケアをしてもダメ!そんな時は“循環器科”の病院にいきましょう

低血圧にも度合いがあり、軽い場合はここで紹介したような生活習慣の改善等で改善されることが多いです。ただし人によってはそれだけではなかなか低血圧が改善されない場合もあります。

その場合は、無理に自分だけで直そうとせずにお医者さんに診てもらう必要があります。

ただし、低血圧は高血圧に比べると重病につながりにくいため、低血圧を軽く見てしまうお医者さんもいらっしゃるとの事

血圧の専門である循環器科へ足を運ぶことをおすすめします。

まとめ

低血圧で病院へ

私自身も経験があるのですが、産後の同期やめまい等は、普段重く捉えることがあまりないため、ついつい流してしまうことが多いです。

しかしページの前半部分でもお伝えしたように、産後の場合はそれが産後うつや育児ノイローゼにつながる恐れがあります。そうなると自分自身が辛いだけでなく遠回しに赤ちゃんに負担をかけてしまうことにもなります。

そうなってしまわないためにも、自分自身を強く保つためにも、些細な事でも体のサインを見逃さずに適切に対処することが必要です。

また、先ほどもお伝えしたように、自分でやってみたけどなかなか治らない。と言う場合は循環器科に診てもらいましょうね。