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産後の歩けない程の痛みは何が原因?改善方法では何をする?

歩けない痛みで悩むママ

産後の歩けない程の痛みは、あるポイントを押さえて改善対策を実践することで、着実に痛みが和らいで改善されていきます。
ここでは、産後の歩けない程の痛みの原因から具体的な改善方法まで、わかりやすくまとめていきます。
今現在痛みに悩んでおられる方は、是非参考にしてみてくださいね♪
 

歩けないほどの痛みの犯人は坐骨神経

坐骨神経と言うのは、腰の部分から膝のあたりまで伸びている長い神経のことを指しています。
この坐骨神経と言う部分が激しく痛むのも坐骨神経痛と一般的に呼んでいます。
ただ、このように正体は分かっているものの、なぜどのようにしてこのような痛みが発生するのか。と言う原因については100%解明されていない部分もあるそうです。
そのため、歩けないほどの痛みを訴えて病院に足を運んでも、原因をはっきりと伝えられないまま安静にしていてくださいね。と言われて終わるパターンも珍しくないんです。
 
しかし、わかっている部分で言うと、出産後の場合は骨盤が大きく変化することから、その状態を出産後も放置してしまうと体が歪んだままになってしまいますよね。
 
自分ではわからなくても、体が微妙に歪んだまま生活をしていると、無意識のうちに体の筋肉に余分な負担がかかり、結果痛みの発生につながってしまいます。
つまり、出産後のこういった歩けない痛みについては、骨盤の矯正にアプローチをすると改善できそうですね。
 

恥骨結合離開の可能性もある

これは恥骨結合が不自然な状態になることで発生する痛みのことを指しています。
恥骨と言うのは母校のちょうど間したらへんにある骨です。
左右に分かれているのですが、その左右を中間部分で結合しているところを恥骨結合といいます。
 
女性の体と言うのは妊娠したタイミングで分泌される女性ホルモンの働きによって、この恥骨結合の部分が広がりすぎてしまうことがあるんです。
先ほどまでの坐骨神経痛などでは、歩けなくなるほどまでに至らない場合もあるようなのですが、恥骨結合離開の場合は、ほとんどの場合歩けないほどの痛みにつながるようです。
これについてもレントゲンを撮っても納得のいくような治療する事はなく、安静にするようにと言われる方が多いようです。
 
ちなみに、歩くことすら困難だったり、座ったり立ち上がったりする動きの時も痛みが走ったり、寝返りができない、ちょっと触れるだけでも痛みが出る、痛すぎてトイレが困難。こういった症状がある場合は、恥骨結合離開の可能性が高いです。
念のためお医者さんに診てもらうのも大切です。
 

骨盤の歪みなどを整えて痛みを改善する4つの方法

最初の方にお伝えした、歩く際に痛みが伴う原因を改善していくための方法を4つご紹介していきます。
 

バランスボールで体全体の歪みを治す

バランスボールがご家庭にある方は、ぜひ活用してみてください。
活用する際は、まずバランスボールの上に普通に座り、足はちょっと開きます。
そうしてからまるで背伸びをするかのように両方の体をゆっくりと上に向かって伸ばしていきます。
これを呼吸をゆっくりとしながら行います。
そしたら今度は呼吸をしながらゆっくりと下に下ろしていきますが、肩の位置と背中の角度などはそのままの状態を保ちます。
この状態が骨盤が立っている状態になります。
そして骨盤が立っている状態をキープしたまま腰に手を当て、上下左右に体を揺らしてみます。
骨盤が立った状態が崩れてしまったら、また同じように姿勢を整えて行います。
 

普段の生活の中で姿勢を意識する

正しい姿勢と言うのは、骨盤が立っている状態を作ることです。
先程のバランスボールの段落でも似たような話をしましたが、これをバランスボールを使わないでも骨盤が立っている状態をつくります。
そのためには、立ち上がったときに左右の親指だけがくっつくようにまっすぐと立ちます。
そして両手を胸の前に伸ばします。手のひらは上に向けて左右の手が外側に向くようにくっつけます。
そして腕を伸ばしたまま頭の上まで上げていきます。
この時呼吸をしながら腕が曲がってしまわないように動かすのがポイントです。
体が硬くて途中までしか行かなければそれもオッケーです。
このような姿勢を作ることで骨盤を立った状態にすることができます。
ふとした時にこの立ち姿勢を実践してみてはいかがでしょうか?
これに加えて足を組むのをやめたり、椅子に座る時は背中をしゃきっとのばしたり、普段の姿勢も心がければ骨の歪みもだいぶ改善されていくでしょう。
 

骨盤ベルトを活用する

骨盤矯正をするならば、骨盤ベルトを活用するのもオススメの手段の1つです。
ただ、せっかく骨盤ベルトを買ったにもかかわらず、正しい付け方ができずに効果を最大限に引き出せていない方も少なくないようです。
取扱説明書にも記載されているかと思いますので、実際に活用する際はそちらを一つ一つ確認しながら動作を覚えていけると良いと思います。
 

隙間時間を使ってストレッチ

歩けないほどの痛みの場合は効果が高く期待できないかもしれませんが、ちょっと痛みがあって困っている。という位の方には特にオススメです。
この痛みに対するストレッチのやり方としましては、まずは仰向けに寝転びましょう。そして両方の膝を両手で抱えます。そのまま腰と背中が伸びていくと思いますので、そのまま10秒間程度キープしていきます。そしてこれをゆっくりと戻します。
たくさんやっても良いのですが、最低限誤解程度行うと効果が期待できそうです。
ちなみに、両膝を両手で抱えた状態のまま前後にゴロゴロと体を揺らすと、子宮だったり腸内環境等を正しい位置に戻す効果も期待できるようです。
 
もしも両膝を体で抱えるのが困難な場合は、タオルを使ってみるとやりやすいですよ。
 

恥骨結合理解の改善方法は?

こちらの改善方法は、日常の癖を見直すのがポイントだと言われています。
いくつか例に挙げると、いつも同じ形で足組みをしてしまったり、片方の足に体重をかけてしまったり、買い物袋を持つときはいつも同じほうに偏ってしまったり、そういった癖を見直していきます。
また、歩けないほどの激痛の中で運動などを無理にする必要は無いのですが、背伸びをしたり深呼吸をしたり、マッサージをするなどして血流やリンパの流れを改善していきます。
これも改善に効果的です。なお、仕事などで長時間同じ体勢でいなければいけない場合は、数十秒間程度のちょっとした空き時間でも良いので、体をのばしたりストレッチする時間をちょくちょく入れて上げると痛みが和らぐでしょう。
 

まずは何が原因なのかを突き止める。その上で改善方法を実行する

正しい姿勢の模型



ここでは、歩けないほどの痛みの原因について触れましたが、具体的にどのような癖がきっかけとなって痛みにつながっているのか。といった部分がつきとめられなければ、ピンポイントでアプローチをするのが難しいです。
ですので、安易にあれこれ始めてしまうのではなく、まずはなぜこうなってしまったのか。という部分を自分で考えてみることも大切ですし、整骨院に行って相談してみるのも1つの手です。
そうした上でその原因に合った改善方法を実践することができれば、歩けないほどの出産後の体の痛みもだんだんと改善されていくかと思います。