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産後にだれでも困る授乳と夜泣き|わたしが覚えたコツと体験談

今回は、改めて産後に困ったこと体験談シリーズということで一緒に見て行きたいと思います。今回のテーマは『授乳のコツ』と『夜泣きの対処法』です。

ママと赤ちゃん

子育てに付きものの悩みは授乳と夜泣き

授乳のコツや夜泣きの対処法は『赤ちゃんに合わせてそれぞれ』

産後の子育て中にママを困らせる赤ちゃんの行動(行動で良いんでしょうか?)は授乳していてもなかなか飲んでくれないことや夜泣きが激しい子の場合です。
赤ちゃんにもそれぞれ個人差があるのは当然で、全然苦労もなくおっぱいもたくさん飲んでくれてすくすく育ってくれる子や全然夜泣きなんかしない子もいれば、お腹を空かせているのに全然母乳を飲んでくれず、ただひたすら泣き止んでくれない子もいます。

それだけに『産後の子育ては何回経験しても新しい感動も充実感もある』という方もいるほどです。苦労させられればさせられるほど感慨も深くなるということかも知れませんが、お産の疲れや身体のダメージも回復しきっていない状態で『手の掛かる赤ちゃん』に悩まされると『もう!いい加減にして!』と思ってしまうこともありますし、それだけでなく心底疲れ果ててしまって産後うつや育児ノイローゼという最悪のケースもあり得ない話ではありません。

 やはり、産後の子育て中に授乳のコツや夜泣きの対処法に関することは知っておいて損はないでしょう。もちろん赤ちゃんの個性がありますから『我が子に当てはまるかどうかは限らない』というのは当然ですが、それでも『どんな対処法がピッタリ合うかはやってみないことには何とも言えない』のも事実ですよね。

だからこそ先輩ママの体験談はたとえどんな簡単のことでも知る価値があります。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたがさっそく一緒に見て行きましょう。

わたしを困らせた我が子の授乳と夜泣きの体験談

初めての出産はバタバタでした。

授乳のコツや夜泣きで困らせられる以前に『わたし自身が身体の回復を優先にしないといけない』という状態からの子育て生活が始まったからです。

出血性ショックで意識が飛んで救急搬送!

出産直後、生まれたばかりの赤ちゃんをカンガルーケアしていた時に、私は気を失ってしまい、救急車で総合病院に搬送されてしまいました。

原因は出血性ショックだったそうで、目を覚ますまでにしばらくかかってしまいました。産んだばかりの我が子を産院に残して、申し訳なさと、会えない寂しさと不安で涙が溢れてきたことを覚えています。
それから思うように回復せず、四日間我が子に会えませんでした。
その間、3時間毎に搾乳して冷凍したものを主人に赤ちゃんの所まで運んでもらっていました。
おっぱいは張るのに赤ちゃんに直接飲ませてあげられない、思うように搾乳もできず、もどかしい時間を過ごしていました。
四日後、赤ちゃんのいる所へ転院してもいいと許可が出ました。
病院に着いて、早く我が子に会いたいのに、貧血がひどく思うように歩けず、3歩歩いては止まって、またはうように3歩歩いて止まるという繰り返しでなかなかたどり着けませんでした。

フロアに着いてからも、ベビールームまでは50メートルの通路がありました。あんなに長く感じた50メートルは初めてでした。
結局赤ちゃんを連れて来てもらい、その日から母子同室が始まりました。
やっと我が子に会えた嬉しさと、やっと母乳を直接あげられる喜びとで、眠気もふっとんで新たな命の誕生とこれからの『赤ちゃんとの生活』を考えると嬉しくて仕方ありませんでした。

ですが、これからが本格的な授乳のコツを掴むまでの奮闘が始まることになりました。

本当にシンドかった授乳のコツを掴むまでの道のり

初めての授乳は思ったより難しく想像していたものとはかなり違いました。

赤ちゃんはすぐに吸ってくれるのかなと思っていたら、離れている間に哺乳瓶に慣れてしまい、なかなか乳首を含んでくれませんでした。
何度も助産師さんに教えてもらい、その時はできるのですが、一人になると要領がつかめず苦戦していました。
それからはずっと『練習の繰り返し』です。

縦抱きや横抱き、他にはフットボール抱きにしてみたり、いろいろ試してみました。

慣れない態勢で、首と腰と肩が痛くなりました。下手な吸わせ方をした乳首は切れるし、全身ボロボロでした。乳首ガードを付けると、少し吸ってくれるようになりました。おっぱいは張るのに、吸えないのでどんどん張ってしまい、結局搾乳して哺乳瓶であげてしまいました。搾乳しても追いつかず、すぐに張って乳腺炎になってしまいました。
赤ちゃんはお腹が空いて泣くし、おっぱいは張るし、もうくじけそうでした。(泣)
退院してからも、思うように授乳できず、赤ちゃんの体重は一向に増えませんでした。二週間健診で指導を受け、また一週間後に来院するよう言われました。
夜中に何度も起き、一人で授乳と格闘しながらどうしてちゃんと飲めないのと泣いてしまいました。

それからしばらくしてようやくコツがつかめてきました。

わたしが掴んだ授乳のコツは横抱きにして背中を触るか触らないかくらいの加減でなでながら『わたしと赤ちゃんの呼吸をリラックスして合わせる』というものでした。

授乳中のママと赤ちゃん

わたしが学んだ授乳のコツは『わたしも赤ちゃんもリラックスが大切』ということ



一番の大切なポイントは『わたしも赤ちゃんもリラックスしていること』です。

気持ち的には『うまいこと飲んでくれなくても焦らない。』というのが大切だったのかなと思います。

赤ちゃんは常にお腹を空かせているから泣くのであって、たくさん母乳を飲んでくれるものと思い込んでいたのがそもそもの失敗だったように思います。

大人のわたし達だって『ちょっとだけ小腹が空いた』という時もあれば『ガッツリお腹が空いた』という時もあるんですから赤ちゃんだって同じ『おっぱいを求めて泣く』という状態でも『本当にガッツリお腹が空いてる時もあればどっちかというと抱っこして欲しくて寂しかったり不安を感じているからおっぱいを欲しくなる時だってあって当然』というのが初めて肌で理解できたという感じだったと思います。

一度うまくできると、それからスムーズに授乳できるようになりました。
私も赤ちゃんも初心者で、私が焦ってしまうのが伝わってしまっていたことが『なかなか母乳を飲んでくれない原因だったんでしょうね。

二ヶ月目で朝まで寝てくれるようになり、楽になり心にも余裕が出てきました。特に問題なく数ヶ月が経ち、すくすく育っていってくれました。

でも次から次へと難関は続くもので、それがわが子の場合は『夜泣き』でした。

我が子に夜泣きが始まった!腰が痛かった抱っこ方法

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生後8ヶ月になった頃、夜泣きをするようになりました。
始めのうちは授乳をすればおさまっていましたが、そのうちそれでは泣き止まず、寝てもすぐ起きて泣くの繰り返しでした。
寝不足は体力的にも精神的にもきつく、また体がボロボロに疲れてしんどくなってきました。
ところが立って抱っこしてゆっくりゆらゆらすると寝てくれるということに気づきました。普通にあやすというか抱っこして揺らしてあげれば良いという感じですが、ずっと立って抱っこのままというのがしんどいんです。

そこで試しに自分のお腹の上にうつぶせにして乗せ、大きなビーズクッションの上で一緒に寝てみました。そうするとしばらく寝てくれるようになりました。
私も寝られるのがこのやり方の良かった点ですが、ずっと7、8kgの子が乗っているので、腰が砕けるような感じの痛みが続くようになりました。

歩くのも痛くなりましたが、それでしか寝てくれないので、二ヶ月程続けました。

今振り返ってみると、ゆり椅子で座った状態で抱っこしたり、ゆりかごを用意して寝かせれば良かったのかな・・と思います。
いつの間にか夜泣きはなくなり、朝まで寝てくれるようになりました。
そんな我が子も今は小学生になひました。当時は慣れない育児で焦ってしまっていましたが、今ではいい思い出かなと思っています。もう少し大きくなったら、話してあげようと思います。