産後ラボ ママのための応援団

産後に起こる経験談や悩みを解決にむけて記事を作っています。ママの応援になれれば。

どうしても昼寝をしない長男と私の超覚醒型生活。

 今回の体験談は、我が子が全然寝てくれないという問題に直面された方が寄せてくださたお話です。

ちょっとだけ寝始めたかと思ったら、ちょっとした物音でもすぐに目が覚めて泣き始めたり、遊び始めたりといったことが他の子でも同じなのかと思っていたそうですが、実際にはそんなことはなく、他の子はほとんど寝始めたらスヤスヤと寝てくれるとのことで困り果てたそうです。

そんな場合にどういった対処法があるのか、それとも諦めてひたすら付き合うようにしたのか一緒に見て行きましょう。

全然寝てくれない我が子とそれに付き合うわたしの超覚醒生活体験談

私が苦難に直面したのは、産後五か月の頃のこと。

長男は生まれた時から神経質で、ちょっと物音がしては起きて泣き、私以外では実家の母にしか抱っこさせない、こだわりの強

さを見せていました。

他のお母さんたちに尋ねてみると、誰でも抱っこできるよ、多少玄関がバタンと閉まっても気にせず寝てるよ、新聞をカサカサ

めくったくらいで起きないよ、まして食器をテーブルに置いた音だけで起きるなんて、うそでしょと言われる始末。

抱っこに関しては、まあ私だけの特権みたいで、それはそれでありかなと思うことができました。

ですが、音についてはかなりのストレスでした。

長男が昼寝を始めると、とにかく一切の物音を立てない忍者のような行動をとらなくてはなりません。

歩くときは忍び足、トイレになんてとてもじゃないけど行けません。

ドアの音がまずアウト、更に流すなんて絶対アウトです。

雑誌を読む時は、カサっという紙のこすれる音が出ないようにします。

それだけ気を付けて、起こさないように頑張っても、外の音、また避けようのない外からの干渉はお手上げと言うほかありません。

選挙カー、灯油の販売車、ゴミ収集車、食品配達のトラックや宅急便のトラックもだめです。

犬の鳴き声もダメ、近所の子が遊ぶ声もダメ、遠くで車のドアが閉まる音すらアウトです。

追い打ちをかけるように、電話が鳴る、玄関のチャイムが鳴る、ダンナがおならをする。

ことごとく私の努力を無にしてくれる音の洪水に、イライラは毎日募るばかりでした。

誰にも理解されないことも、大変な苦痛でした。

そんなこんなで、寝てはすぐ起き、寝てはすぐ起きを繰り返していた長男が、今度は一切の昼寝を卒業してしまいました。

本当の恐怖はここからでした。

まだ五か月。

他のお子さんたちは、二時間三時間と昼寝をするのが当たり前です。

ママ友は、みんなその時間に家事を片付けたり、本を読んだり、自分も寝たり、とても有意義に過ごしているようでした。

しかし、長男はまったく昼寝をしなくなってしまったのです。

忍者生活もつらかったけれど、まったく昼寝のない覚醒生活もまた、相当につらいものでした。

とにかく神経質な子でしたので、当然夜も夜泣きをするわけです。

それもグズグズシクシク、一晩中です。

どんなにあやしても、どんなにおっぱいをあげても効果なし。

全然寝てくれないまま朝が来て、しかも昼寝すらしない生活です。

一体こんな赤ちゃんのどこに、24時間稼働するパワーがあるのか不思議でなりませんでした。

ちょいちょい、授乳の後に仮眠は取るのですが、それにしても覚醒時間が長すぎです。

まとまった睡眠をとらない超覚醒型生活のおかげで、私は常に睡眠不足、笑顔を失い、ノイローゼ状態でした。

ある日鏡を見て、あまりにひどい自分の顔に愕然としました。

これではいけない、このままでは、本当に虐待か産後ノイローゼで病院行きか、とんでもないことになりそうな気がして、私は冷静に現実を見つめ直すことにしました。

寝てくれないから私も寝られない、家事もできない、自分の好きなことも全然できない、だからストレスになるという図式なのだと分析。

それならば、まずは寝てくれないと思わないようにしました。

この子は眠くないから寝ないんだ、これは自然の摂理で仕方がないことなんだと納得してみる。

私も寝られない、のならば、少しでも寝られる時に寝ればいいじゃん、と開き直ってみます。

まとめて寝ようとするからストレスになるのであって、別にこま切れでも睡眠は睡眠です。

家事は手抜きを容認することにしました。

洗い物は一日一回しかやらない。

夜残ってしまったら、諦めて朝やる。

ご飯が作れなかったらお惣菜で笑ってごまかす。

掃除もほこりで窒息しなければ可とする。

洗濯物は、たためなくてもしまえなくても、きれいになって乾いていればよしとする。

好きなことができないという思い込みは捨てることにしました。

やればできる、きっと。

そう信じて、私はしばらく遠ざかっていたピアノに向かうことにしました。

音大出でピアノが大好きな私は、長男が昼寝をしないのはむしろ利点であると思うことにして、起きてるんだからいいよね!という感じでピアノを弾くことにしたのです。

その結果、昼寝をしない長男との超覚醒生活は、うそのように快適になりました。

問題だったのは、私の都合で、こうしてくれればいいのにとか、他の子みたいにこうだったらいいのにとか、言っても仕方のない事をウジウジ考えていた私の心でした。

産後、ホルモンバランスも崩れたままで、精神が不安定だったことも否めません。

あの日、私が考え方を変えたことで、一気にすべてがうまく回り始めました。

相変わらず長男は寝ない子でしたが、寝ないからと言って私が不利益を被ることがなくなりました。

状況としては何も変わらず何の好転もしていないのに、心ひとつで家の中が明るくなったのには、苦笑いするしかありませんでした。

 

 

今でも不思議です。