ある日のママ友との会話の中に
「うちの子好き嫌い激しくて大変なの」
という話が出たことがありました。
今までずっと私の息子は好き嫌いなく、
出されるものはなんでも喜んで口にいれる子だったので
「あぁ、うちの子は食事に関しては手がかからない方なのかな」
なんて完全に他人事で聞いていました。
しかし息子2歳直前、他人事でなくなる日が突如やってきました。
いつも通りの朝ごはんを出して椅子に座らせると、
息子はまじまじとご飯を見つたあと「いらなーい」と一言いって逃亡。
捕まえて私がスプーンを持ち口に運ぶも真一文字で断固拒否。
最終的に泣き出し、
唯一ミニトマトだけを食べて朝ごはんを終えたのですが、
この時私はたまたま食べる気分じゃなかったのかなと思っていました。
しかし、そのあともおやつは喜んで食べていたものの
昼食と夕食はほとんど食べてくれませんでした。
息子はこの日を境に、
お菓子などの好きなもの以外食べなくなってしまいました。
全く栄養が取れていないことと、
どんなに工夫して料理を作っても食べてくれないのは参りました・・・
結構、工夫して『こんな風に作ったら美味しいかな・・』
と思っても食べてくれないんです。
このままではまずいと試行錯誤した結果、
私が試してみたものが以下の3つです。
①グルメレポーターばりにオーバーリアクションで食べる
全然食べようとしない息子の前で
まず私が率先して食べ、
いかにその料理が美味しいかを大げさに伝えました。
しかし息子は苦笑いで私を見つめているだけで
少しも食べようとせずこちらが虚しくなるだけでした。
②気分は女優で喜怒哀楽を表現する
次にやったことは
喜怒哀楽を大げさに表現するというもの。
「せっかく美味しいご飯を作ったのに食べてくれなくてママ悲しいな」
などと伝え、食べてくれたら
「食べてくれてママとても嬉しい」
などこれまたオーバーな表情で伝えましたが、
少しは食べてくれるものの結局あまり効果はありませんでした。
そして、最終手段が・・・
③諦める
色々食べてくれるように工夫して料理してみたり、
テンションをあげてリアクションをしてみたりしても
思うようにいかず疲れてしまい、
食事は出すけど放っておこうと決め頑張って
食べさせようとすることをやめました。
結果一番効果があったのは諦めることでした。
今まで通りご飯は出しても、
息子が自分で食べ始めるまで
あまり口を出さず放っておくと不思議と食べるようになり、
完食する日も増えました。
食べないことに心配になりすぎて、
早く食べさせようと色々と口を出してしまったり、
時にはイライラして
感情的に怒ってしまったりしたこともあったので
とても反省しました。
育児をしていて日々の悩みってあるじゃないですか。
なにか1つ悩みが出てくると、
わたしに限った話ではないと思いますけど
心配になってしまって
考えすぎたり、無意識に頑張りすぎてしまうんだと思います。
だから、一度肩の力を抜いて
「今はそういう時期なんだ」
「まぁ気合入れても仕方ないしね・・・」
こんな風に割り切った方が良いと思いました。
わたし達大人は、いつまでになにかをこれだけやらなきゃ・・・
みたいな意識と時間の流れで生きてますけど
子供はそうじゃないですもんね。^_^;
といい意味で諦めることも、子育てをしていく中で
必要なことなんだなということに気付せてくれたのが
この息子の『食べない事件』でした。