ここでは、それぞれの原因や対処法等についてご紹介していきたいと思います。
乳房の痛みの原因
- 妊娠期間から授乳期間の乳房の変化
- 女性ホルモンの影響
- 成長期によるもの
- 乳がんなどの疾患
- 月経前症候群
- 乳腺炎
- 乳腺症
普段の生活の中で簡単にできる乳房の痛みの予防方法
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年に1回の乳がん検診
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月に1回の乳がんセルフチェック
乳房の痛みの対策方法
- 外科、もしくは乳腺外科で診察を受ける
出産後の乳房の痛みに悩まされた先輩ママの体験談
痛いお産の後、ほっとしたのもつかの間、ママには次の痛みの試練が待っています。
私も出産した後に、胸の痛みに悩まされました。
なぜ胸が痛いかというと、女性はお産で産道を赤ちゃんが通る刺激により、母乳をつくるホルモンが大量に分泌され始め、乳房が大きくなります。
このホルモンのはたらきにより母乳の生産量が急激に増え始めるのは、産後から3日から6日の間といわれており、この時に胸が張って痛みが出る人が多いのです。
私も出産から2日目に看護師さんから
「赤ちゃんに胸をよく吸わせて、母乳がよく出るようにしてください」
と言われ、そのようにしていました。
すると3日目くらいで胸が痛み始め、4日目にはぱんぱんに張って更に痛くなってしまいました。
赤ちゃんに胸を吸わせることも続けていましたが、そのうちに乳首が荒れて切れ、出血もし、それでも胸を吸わせなければいけないのが辛かったです。
こんなに努力しても、母乳の出は悪く、20分以上胸を吸わせても赤ちゃんはお腹いっぱいにならず、粉ミルクで補っていました。
看護師さんがその様子を見て、私の胸を一度触ると、硬く張っていたので、乳腺のマッサージをしてくれました。
このマッサージでは乳腺に母乳が溜まり「しこり」のようになっている部分を揉みほぐしてくれるのですが、これが大変痛いのです。
表現するなら、内出血や怪我を負った部分を指でごりごりと押されるような痛みでした。
この乳腺マッサージ後に更に乳首周りをほぐすように揉んでくれると、指で乳首を押すとよく母乳が出るようになりました。
それを左右やってもらい、胸を全体的に柔らかくほぐしてから、赤ちゃんに母乳をやるとよく出たようで、補うミルクの量も少しで済みました。
・看護師さんのアドバイス
看護師さんによると、赤ちゃんが胸を吸うことで、母乳の出る穴が広がったり数が増えたりして、母乳がより出やすくなるので、胸の張りや痛みは段々減ってくるのだそうです。
そして私の切れてしまった乳首には、塗り薬(赤ちゃんの口に入っても大丈夫なもの)をもらい、それを塗ってサランラップで覆い保湿するようにしました。
その言葉を信じ、頑張って乳房のマッサージをしながら、赤ちゃんに胸を吸わせるようにしていたら、6日後には痛みは減り、胸の硬いしこりも揉めばすぐ柔らかくなるようになりました。
赤ちゃんもミルクで補う必要が無い程、母乳だけでお腹いっぱいになるようになったので、母乳の出がとても良くなったようです。
赤ちゃんに吸われる刺激で乳房や乳首が発達するなんて、女性の体はうまく出来たものだと、つくづく思いました。