1歳の女の子と5歳の男の子の子供がいる、30代の専業主婦です。
上の子は、大人しくのんびりとした性格で、子育てする上であまり手がかかりませんでした。
また、人に興味をもつタイプではなかったため、下の子が産まれたらどんな風に接するのか想像がつきませんでした。
ただ私が妊娠しているとき、赤ちゃんが産まれることを楽しみにしているというより、不思議な気持ちだったのか、あまり関心がありませんでした。
産後は2週間ほど実家にいたのですが、下の子がいる初めての生活に、上の子に変化が見られました。
あまり感情を出す子ではありませんでしたが、なんと急にママっ子になったのです。
これが、「赤ちゃん返りというものなのかな」と思ったのですが、そんなに手がかかるものでもなかったので、ちょっとした気持ちの変化ぐらいに思っていました。
下の子の世話をしていると、嫌がったりすることもありましたが、なぜかおむつを替えるときは、新しいおむつを用意してくれて、このとき初めて下の子のお手伝いをしてくれました。
これを自分の仕事と思ったのか、必ず自分が選んだおむつではないと気が済まないようで、上の子が見てないときに、私がおむつを替えていると、
「僕が選んだのじゃなきゃダメ」
と駄々をこね、泣きながら
「このおむつ!」
と言ってきかないこともありました。
しかし、もう替えてしまったおむつをまた新しいものに替えるのはもったいないので、上の子をなんとかなだめて、私が選んで替えたおむつで納得させました。
「だってお母さん、もう替えちゃったもん。新しいのに替えたばっかりなのに、すぐに替えたらもったいないでしょ。ほら、このおむつカワイイよ。」
などと言ってると、なんとなくで納得してくれました。
このおむつの仕事も飽きてしまったのか、3ヶ月くらい経つと自然とやらなくなりました。
あんなにやりたいと言っていたのに、やらなくなるとパタっとやらなくなるのが子供ならではです。
上の子の様子に変化があったのは、3ヶ月くらいで、下の子がいる生活に慣れたのか、半年も過ぎると赤ちゃん返りのような行動も落ち着いてきました。
2人の子供を出産し、上の子と下の子2人の子育てをどうやっていくのかと出産前に考えることもありましたが、いざ産まれて子供が2人になると、それはそれで何とかなるものです。
上の子は、今では下の子の面倒があると、1人で寝てくれるようになったり、ミルクをあげるのを手伝ってくれたり、今までできなかったことが気づくとできるようになっており、驚くことと共に、あっという間に成長していることに感動しています。
そんなお兄ちゃんがいるお陰で、下の子はそんなに手をかけることなく、スクスクと成長しています。
兄弟という存在に助けられ、私自身も親として成長させてもらっているのだと実感している毎日です。