妊娠期間を終え、産後は苦しみから解き放たれてゆっくりできる~
・・・そう思っているのもつかの間、今度はくしゃみをしただけでも体が痛む子宮の痛みに悩まされる。という方がとても多いんです。
もしかしたら出産直後は開放感で最初は痛みなどを感じなかったかも知れませんが、数時間経ち、骨盤が痛くて痛くてしょうがない。
そんな状態ですから、もちろん歩けないですしベットに座ったり寝転んだり起き上がったり、寝返り寝返りを売ったり、ありとあらゆる下半身の動きが上手にできない。
さらには、せきやくしゃみをしたらその振動で下腹部に激しく鈍い痛みが走る。。
こういった症状を、「後陣痛」と呼びます。
こうなると知らなかった方からすると、「これって異常なの!?どうすればよいの?」
とパニックになってしまいますよね。
ですがそれは、あなただけの特別な異常ではなく多くの方に良くあることなのです。
そこでここでは、産後の後陣痛の原因や対策方法について見て行きたいと思います。
産後はみんなこうなるの?
みんなとはいいませんが、ほとんどの方が産後にくしゃみをしただけでも子宮などが痛い!といった症状に悩まされるようです。
つまり、あなただけのみに起きている特殊な異常ではないので、その点については安心してくださいね!ちゃんと対処方法もございます。
後陣痛の原因
先程の段落で話した後陣痛と呼ばれる痛みですが、まず産後の子宮と言うのは元の状態に戻るために収縮し始めます。
それは赤ちゃんを産み出した直後からそれは始まり、大体1ヵ月くらいかけて元々の大きさに徐々に戻っていくんです。
子宮が元の大きさに戻るまでの産後1ヵ月間は、先ほど書いたような後陣痛の痛みがあるのが一般的です。
そのためほとんどの方がこのような後陣痛に悩まされているんです。
このような“痛み”はいつからいつまで続くもの?
先ほど子供が生まれてから約1ヵ月間後陣痛が続くというお話をしましたが、その1ヵ月間ずっと痛みが続くわけでもありません。
具体的には産後から1週間くらいは我慢できないほど痛い、そう感じることが多々あるかと思います。
しかし、その痛い症状は日が経つごとにだんだんと軽くなっていくのも特徴です。
ただ、後陣痛には痛みの波がありますので、痛い症状がなくなったと感じたかと思えばしばらくしてからまた痛い症状が出始めたりもします。
そのように、後陣痛には痛い症状にも波があるため忘れた頃に痛い症状をまた感じ始めると、どこか体に異常がないか心配になりますが、痛い症状が波を打ちながら徐々に治っていくのが後陣痛です。
また、ほとんどの方が産後2週間から3週間のうちは下腹部に痛い症状が残っているそうですので、母体の回復は焦らずにゆっくりと待ちましょう。
仮に痛みが弱くなってきたとしても、動きすぎてしまったり疲れを感じたりすると後陣痛の痛い症状がぶり返してしまう場合もあります。
だからこそ、産褥期は無理しちゃいけないんですね。
なお、もしも産後一か月を過ぎても痛い症状が長引いてしまう場合は、産後の母体回復が順調に行われていない可能性が高いので、その際は病院に行って相談することをお勧めします。
後陣痛の対策
産後の下腹部の痛い症状は、出産経験を重ねれば重ねるほど痛みが強くなると言われています。
これはすべての産後の方に言えることですが、下腹部の痛い症状を少しでも和らげていくためには、体をきちんと温めていくことがとても重要です。
なぜならば、体を温めることによって血行が良くなるので痛みの緩和につながるからです。
お腹周りを温めるのはもちろんですが、血液の流れが多い首の周りや足首の周辺を温めるのもポイントです。
その際に腹巻やネックウォーマー、レッグウォーマーが役に立つと思います。
そのようなケアをしても耐えることができないほど痛い場合は、授乳中でも飲めるような鎮痛剤をお医者さんに処方してもらいましょう。
我慢できない時は鎮痛剤でその場をしのぐ
まとめ
後陣痛の症状は、くしゃみをしただけでも響くような痛みがるのが特徴です。
また、お尻の骨もくしゃみをしただけでも痛いという方もまれにいらっしゃいます。
もしかしたら後陣痛による骨盤の痛みのことを指しているのかもしれませんが、なにか違うと感じたらまずは整骨院に見てもらいましょう!
産後の身体はとってもデリケートなので、少しの不安も解消していくことが大事です。
また、目の使いすぎは肥立ちに良くないので、スマホの使いすぎやテレビの見すぎにも気をつけたいですね。