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体がずっとつらい・・・。原因と身体を労わる過ごし方(産褥期~1年)

産後の体は非常に様々なトラブルや体調不良に見舞われがちです。

産後の体調不良

 

実は産後の体の異常と言うのは時期別にその症状やトラブルも変わってきて、それは産後の約1年から2年ほどの期間にも及んでくると言われています。

 時期別でその時で体に出てくるトラブルや体調不良は変わってくるため、それらの原因も対処法も変わってくるんです。


つまりは原因は1つでは無いので、それぞれに合った対策をとることが必要だと言うことです。

そういった状況に適切な対策がとれずうまく改善できないまま、ただ苦しむという方がとても多いためこのページではそういった方のために、産後の体の異常の原因を始めそれぞれの対処法についてまとめています。

産後の体には何が起きているの?

産後の体調の乱れ

産後の体にはどんなことが起きるのか?というのを時期別で見ていきましょう。

産後0ヶ月(産褥期)

この時期と言うのは、子供も生まれたばかりで幸せいっぱいです。

…ですが出産直後でもあるので、産後に受けたダメージで実際体はボロボロなんです。

でもこの子の為にも

「痛い、辛いなどとは言っていられない!」

「この子のためならどれだけ辛い事でもなんだって我慢できるよ!」

といったように、とてもハイになっている心と実際の体の状態のバランスが、あまり取れていない時期でもあります。

私もそうでしたが、この時期はほんとに何でもがんばれちゃう気がするんですよね^^;

そんなこの時期に起こりやすい体のトラブルは以下の通りです、

  • 全身筋肉痛
  • 腰痛
  • 排尿障害
  • むくみ
  • 尿漏れ
  • おっぱいの張り
  • 乳腺炎
  • 会陰切開の痛み
  • 便秘
  • 睡眠不足
  • 膀胱炎

これらの症状があります。

産後1ヵ月

この時期は、体の状態が特にボロボロになっている時期です。

数時間おきに授乳があったり、オムツ替えがあったり、生活のリズムが全く定まらずに寝不足の日々に追われます。

産後は多少の寝不足には耐えられるようになっている。って言われていますがそれでも辛いものは辛いですよね・・・。 

体はボロボロになり、終わりの見えない育児に心が折れそうになる時もあります。

また、産後間もない時期に気づかなかった体のいたる所のトラブルを自覚し始める時期でもあります。

それでもまだ自分のことを後回しにして、子供の笑顔で空元気になって無理して乗り切ってしまうタイミングでもあります。

そんなこの時期の症状は

以下の通りです↓

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 腱鞘炎
  • 乳腺炎
  • 尿漏れ
  • 便秘
  • 恥骨痛
  • ひざ関節痛
  • 子宮脱
  • 膀胱脱
  • 睡眠不足
  • 肌荒れ
  • 尾てい骨痛

このような症状が多く見られます。

産後4ヶ月

この時期は、特に精神的なイライラに襲われやすい方が多いです。

ようやく育児も慣れてきて、生活のリズムも整ってきて、体重も落ち着いてきたのにお腹のたるみが一向になくならない。

または、肩こりや腰痛などの痛みが長続きして慢性化しつつあるけれども、これはもうしょうがないか。とあきらめてしまう方が多いようです。

 そういったことが連鎖して、思うように体が動かなかったり体調を崩しやすかったり

また、心身ともに自分に余裕がないため、泣いてばかりの赤ちゃんにもイライラしてしまいます。

このように心と体が、とても疲れきっている状態であるのがこの時期の特徴です。

さらには、長い間社会に属していないことから疎外感、孤独感を感じてしまう時期でもあります。

この時期には、

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 尿漏れ
  • 睡眠障害
  • イライラ
  • 不快感
  • 孤独感
  • 疎外感
  • ストレス

こんな症状が出ることが多いようです。

このぐらいの時期から、精神的なバランスが保てなくなってくるのが分かります。 

産後約1年から2年

これぐらいになると、出産から1年程経ち慢性化してしまった痛みも気にならなくなってくる時期でもあります。

しかし、このぐらいの時期になると夫に対する不満も増え顔を見るだけでもイライラしてしまう。

そうなってしまう方も少なくないんです。
そういったこの時期には、

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 慢性疲労感
  • イライラ
  • 性欲低下
  • ストレス
  • 尿漏れ

このような異変が体に起きます。

別の言い方をすると

「産後クライシス」

とも言われる時期です。

これらを見ればわかる通り、産後の体のトラブルというのは時期によって様々です。

そのため、これらの対処法もまた変わってきますので、次の段落ではそれぞれで具体的にどうすべきか。についてまとめていきます。 

産後の体をいたわるための合わせた過ごし方(時期別)

産後の時期別の過ごし方

産後の時期別にどのような体のトラブルがあるのかがわかったところで、それらの時期に合わせた過ごし方や対処方法を一緒に説明していきます。 

産褥期

この時期の過ごし方は、とにかく無理は禁物です。

大げさな表現かもしれませんが、産後の体というのは、大事故に遭遇したといっても過言ではない位のダメージを負っているとも言われています。

なので、少なくとも病院を退院するまではとにかく体を休める事。メールやネットもできるだけ控えて、目や脳休ませることも忘れずに行いましょう。

また、およそ3キロもの赤ちゃんが出てきたのに、まだお腹がぽっこりしているということに驚く方が多いようですが、この時期に合っていないベルトなどのアイテムでお腹周りをきつく締めすぎてしまうと、これからの尿漏れ子宮脱を引き起こしてしまう危険もあります。

なので何かを行う際は、助産師さんや専門家のアドバイスを受けて行うようにしてください。

これに関しては退院した後も同じで、無理をすることなくきちんとした情報の元正しい過ごし方をしていきたいところです。


この時期の対策は、少なくとも産後3週間くらいまでは体型戻しのための筋トレや運動などは絶対にやめてくださいね!

この時期に行うことといったら、横になって深呼吸をしたり、衰えてしまった筋肉を使う簡単な姿勢を意識したりするだけで十分です。

「とにかく体を回復させる!」

これにフォーカスしていきましょう♪ 

なお、外出については極力控えて、どうしてもと言うときは、30分程度で済ませましょう。

この時期は免疫力も弱く、風邪を引きやすいんです。

産後1ヵ月

この時期は体の痛みも落ち着いて、育児生活に少しの余裕ができ始める頃です。

お医者さんの許可が出次第、運動を少しずつ始めていくことができます。

ですが、だからと言って、激しい食事制限や運動等によるダイエットは体への負担だけでなく、母乳への悪影響もあるので、無理を伴うようなことは避けたいところです。

なので、体に無理のないストレッチや筋トレ、そういったことから少しずつ始めていきましょう^^ 

産後4ヶ月

この時期は、とてもイライラしやすい時期だと言う話を先ほどしました。

それと同時に、自分のペースが落ち着いてくる反面、周りとの差が気になりだす方がとても多いようです。

しかし、周りがどれだけ優雅に過ごしていようが裏ではあなたと同じようにとても大変な思いをしています。

そこはみんな同じことなので、何もひがむ必要はありません。

この時期は特に周りに流されずに、目の前にいる赤ちゃん、自分の体

家族の幸せに集中して自分を強く保つことを意識したいところです。

この時期にできる体のケアとしては、たるんだお腹を引き締めるためにも、骨盤を整えるためのエクササイズなどを取り入れるのがオススメです。 

後は、精神的に不安定になりやすい時期でもあるので、体に負担をかけない程度に自分の好きなことをして、ストレスをできるだけ多く排除することも、とても大事な対策になります。

産後1年

この時期は先ほどもお話ししたように、旦那さんのちょっとしたことですらイライラの元になってしまうような、産後クライシスの時期でもあります。

この時にできる心と体のケアは、改めて旦那さんがしていることに感謝をすること。

赤ちゃんもすくすくと育ち、大きな問題が特にないのであれば、そういった今に感謝をすること。

こういった当たり前の気づきを重ねて、多くのことに感謝することで、ストレスを受けにくい心を作ることもでき、同時にストレスの改善にもつながってきます。

また、こういった感謝を言葉にすることも“ストレス”に対する良い影響も大きいと言われています。

言葉にするってやっぱり大事です^^

夫婦間のコミニケーションが良好だと言う事は、赤ちゃんにとってすごく大事なことであるため、産後クライシスになりがちな時期に現状やパートナーへの感謝などを意識し、何に対してもイライラ・・・。とないように対策を取ることも大切なことです♪


また、体のケアとしては適度な筋トレ、有酸素運動、ストレッチをバランスよく行い、疲れ知らずの体を作り上げていくことも大切。

そういったことを積み重ねていくことで、体のトラブルも徐々に改善されて行きやすくなるようです。 

産後の体の回復を早めるためには産褥期の過ごし方が非常に重要

産褥期の体の状態がどうなっているのか、産褥期の過ごし方はとにかく安静にすることがポイント。

といった話は先ほどした通りなのですが、この時期の過ごし方は今後大きく左右するため、念のため再確認の意味で改めてお伝えします。

産褥期のうちは本当に必要なこと以外はできるだけ手をつけないようにして、絶対安静を常に頭の中に入れておきたいところです。

ただ、産褥期に行える産褥体操はもちろん産褥期のままさんのために作り出されたたいそうなので安心して行います。

それを行うことで血流が良くなり肥立ちが速くなると言うメリットもあります。

 

また食事の面も怠らないようにしたいところです。

産後の体の回復には目に見えない成分等の働きが重要ですので、食事の要素は雑にはできません。

なお、最近ではスーパーなどで購入できるような食材などをインターネットで購入し自宅まで届けてくれると言うサービスもありますので、そういったものを利用すると食事も妥協することが減るのではないかと思います。

また、産褥期のときの体は免疫力がとても弱く体も十分に回復していないため入浴や性行為もこの時は避けてくださいね。

産後の体についてのまとめ

産後の体の労わり方

このページでは、産後に起こりがちな体のトラブルを時期別にまとめました。

同時に、それらの時期別にどのように過ごしてどのような対策を取ったら良いのか等

についても書きました。

 

自分の体を大切にすることは、赤ちゃんの成長に深く関わってくるため決して怠ってはいけません☆