産後の骨盤については、雑誌やインターネットなどで少し情報を集めてみると、どうやらケアをきちんとした方が良さそうだということがわかります。
実際に、産後の骨盤矯正に携わっている先生も自身のブログにて、産後の骨盤矯正が本当に必要なのか?とよく聞かれるそうなのですが必ず、『はい。』と答えるそうです。
もしも骨盤を歪んだままにしておくと、骨盤の中にある臓器が圧迫されてしまったり、血の巡りが悪くなることでの、今後の生理の際に伴う不快な症状が悪化してしまったり、産後のダイエットがうまくいかなくなり、下半身ぶとりの原因になってしまうなど、様々なデメリットがあります。
そこでこのページでは産後の骨盤矯正を行った方が良い理由をもっと深くみていくほか、産後の骨盤ケアを始めるタイミング、実際にどのように行ったら良いのか?等についてまとめています!
ではまず最初に、産後に骨盤の矯正を行った方が良い理由について詳しく見ていきましょう。
産後に骨盤を矯正した方が良い理由
骨盤を矯正した方が良い理由についてですが、先ほども少し話した通り産後の歪んだ骨盤をそのままにしておくと、骨盤の中にある臓器が圧迫され血流が悪くなるなどの様々な原因から
- 生理不順
- 便秘
- 痔
- 尿漏れ
- O脚
- 冷え性
- 坐骨神経痛
- 腰痛
- 浮腫
など様々なトラブルを抱えることになってしまうんです。。
ただ産後の骨盤ケアをした方が良い、という表面的な部分ばかり話が回ってきますが、そこにはこういった様々な身体へのデメリットが絡んでいたんです。
中でも尿漏れについてですが、これは骨盤内の臓器を支える骨盤底筋が緩んでしまうことが原因となります。
産後はだんだんと元に戻っていくのですが、出産の際に傷ついたり緩んでしまったことが影響し、産後に尿漏れを引き起こしてしまう場合があります。
産後の下半身太りも・・・
また、下半身ぶとりの主な原因は産後に骨盤の矯正を行わない事が深く関わっています。
その原因としては骨盤のバランスが悪い状態が続いてしまうと、その周辺の血液の流れが悪くなってしまいます。
血液の流れはダイエットをする上ではとても重要で、血液の流れが滞ることにより脂肪の燃焼もうまくいかなくなります。
産後に
- 下っ腹が出たまま
- 体型がなかなか戻らない
- 太りやすくなった
・・・これらは骨盤矯正を怠ってしまった方にとても多いそうです。
腰への影響
あと、骨盤のことですので悪い状態をそのままにしておくのは腰にも大きな影響を与えます。
というのも、妊娠するとそれに合わせて体が変化していく過程で、背骨のs字カーブがきつくなると言われています。
妊娠中は、そういった変化が必要だから良いのですが、産後はそれが原因で腰痛が発生してしまう場合があります。
股関節の痛み
骨盤の歪みは股関節の痛みにも通じています。
妊娠中に骨盤が広がっていくと同時に、股関節もだんだんと緩くなっていきます。
こちらも出産をきっかけに自然と徐々に元に戻っていくはずなのですが、骨盤矯正が正しく行われていないと、股関節に痛みが生じる場合があります。
・・・以前の私がそうでしたが、「産後は骨盤矯正した方がいいんだよ~」とただ言われただけでは、「そんな余裕ないよ!めんどくさいっ」と流してしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、これまで見てきたような非常にたくさんのデメリットがあると知ると、中々無視できませんよね。。
そこで、次の段落からは産後の骨盤ケアに関する具体的な内容を見ていきたいと思います。
産後の骨盤ケアはいつから始めるべき?
先程の段落で、産後の骨盤のケアがとても大事だということがわかったかと思います。
とはいっても、皆さん子供が生まれてすぐに骨盤のケアを行っているわけではありません。
骨盤のケアには適切なタイミングがあり、それをこれから簡単に紹介していきます。
実際に産後の骨盤矯正などのタイミングに迷われている方は少なくありません。
またどのようなアイテムを使ったらよいかなども、初めての人には悩みの種になるかと思います。
結論から言うと、産後の骨盤矯正を本格的に始めるタイミングは、だいたい産後の2ヶ月目からです。
なぜそのタイミングなのかと言うと、産後まもなくは産褥期であり、子宮から悪露による血や、多くの出血がある時期ですので、このタイミングで無理に行ってしまうと、そういったものを排出するのが困難になってしまうという可能性があります。
また、体の回復を最優先にさせるためには、この時期は運動などは避けたいのでそういった骨盤ケアは基本的に産褥期が過ぎてから行ないます。
また、産後の骨盤は戻りやすい状態にあるのですが、それが半年を過ぎると固まって戻りにくくなってしまいます。
なので産褥期が過ぎてから産後半年くらいまでの、早すぎず遅すぎずのタイミングが大事になります。
産褥期のうちにできる骨盤ケアもある
産後間もなくは本格的な骨盤矯正ができないとは言っても、現代はすごく便利な時代になり、産後1ヵ月未満でも専用のアイテムを使うことでちょっとした骨盤矯正なら可能です。
次の段落では、骨盤矯正アイテムを、種類ごとに使用期間と一緒に紹介していきます。
産後の骨盤矯正アイテムなら1ヶ月未満からもOK
産後1ヵ月未満からも行えるちょっとした骨盤矯正について見ていきましょう。
産後2週間
産後2週間は、産後ニッパー&サポーターを使ってっていきます。
これは骨盤矯正と言うイメージよりも、柔らかいサポート力で、お腹のお肉がたるんでしまうことを防ぐように使うアイテムです。
これを使うことにより、子宮の回復を助けると同時に緩んでしまった骨盤にお肉、内臓が落ちていくのを防ぎます。
そうすることで血流低下を防ぎ、産後太りを予防することにも繋がります♪
産後3週間から1ヵ月後
産後3週間から1ヵ月後のタイミングは、骨盤ベルトを使います。
巷ではトコちゃんベルトがとても人気のようです。
こちらは出血がある程度落ち着いたころからつけたいアイテムになります。
なお、トコちゃんベルトのような骨盤ベルトを使うことで、緩んでしまっている骨盤を支えて、これ以上余計な歪みが起こらないように、正しい位置に整えてくれる役割を持ちます。
本格的な骨盤矯正を行うための前準備として使いたいアイテムです^^
産後1ヶ月後から行いたい骨盤運動
産後1ヶ月が過ぎる頃は順調に行けば身体のダメージもある程度落ち着いてきて、色々できるようになってくる頃です。
では産後一か月検診が過ぎて、お医者さんから簡単な運動から始めて良いと言う許可が降りた場合、実際にどのような運動をして骨盤矯正をしたら良いのかについて見ていきましょう!
1:骨盤矯正ストレッチ
これは、歪んだ状態で固まってしまった骨盤の動ける範囲を広げる働きがあります。
やり方
- まずは仰向けに寝る
- 膝を外側に曲げて開脚
- 少し痛みを感じたらその位置で10秒から20秒キープ
- そして足をひし形に開いて左右の足をくっつける
- 体が浮かび上がらないように10秒から20秒キープ
※これらの動きをするときに、呼吸を意識してくださいね。
2:骨盤回し運動
やり方
- 両足を肩幅ほどに開く
- 両足先をまっすぐ前に向けて立つ
- 両手を腰に当てる
- フラフープを増すようにゆっくりとを水平に回していく
※この時に膝はできるだけ曲げないようにして、左右30回ずつ行ってください!
また、朝と夜に2セット行うのが理想的です。
3:椅子に座っての骨盤矯正
これは椅子の上で腰ふりをして骨盤矯正を行います。
やり方
- 厚手のクッションを用意
- 片側のお尻のほうにクッションを敷く
- お尻にした方の腰を傾ける
- 反対側も同じように行う
- これを左右20回ずつ行う
・・・こういったエクササイズを、日常の空き時間にコツコツ取り入れることで、骨盤の戻りが良くなってくるはずです。
くれぐれも無理のないように自分のペースで行ってくださいね♪
骨盤矯正のエステはどうなの?
これから大事な子供を育てるために重要な身体ですから、可能であれば本格的なエステにでもいって、ちゃんとケアしたいですよね。
それはとても良い考えだと思います。
行かなきゃ骨盤ケアができない。と言うわけではありませんが、可能であれば骨盤矯正のエステなどは行った方が良いようです。
もちろん骨盤矯正アイテムを使ったり、骨盤矯正エクササイズなどを自分で行うことで、骨盤の改善効果はもちろんあるのですが、やはりプロのアドバイスを受けたり、プロの施術を受けると、自分でやるのとは雲泥の差があります。
そのため可能であれば骨盤矯正のエステをお勧めしますが、エステでケアする際も、産後の一か月未満は避け、1ヵ月検診で特に問題がなくお医者さんから許可が出た場合行うようにしてくださいね^^
お風呂上がりの時間が最も効果的
筋トレでもストレッチでもそうですが、お風呂上がりと言うのは体のケアを行うのに非常に効果的なタイミングです。
それは先ほど紹介したような自宅で行う骨盤ケアでも同じことが言えます。
せっかく行うのであれば、より効果的なタイミングで骨盤ケアを行いたいですよね。
その際はお風呂上がりの体があったかい状態で行うと、体の状態も柔らかくなっているためより高い効果が期待できそうです♪
産後の骨盤ケアまとめ
産後間もなくは、どんな状況であれ出産の際のダメージを回復するためのとても大事な期間です。
焦る気持ちはわかりますが、計画を立ててコツコツ骨盤矯正を行っていけば、きっと成果は出ますので、焦らずにゆっくりと回復させていくイメージでいきましょう♪
また、産後の骨盤ケアは、産後の体を痩せやすく太りにくい状態に変えてくれると言う話もあります。
産後ダイエットを検討されている方も是非骨盤ケアを取り入れてみてくださいね^^