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なかなか卒乳できなかった息子への最後の手段!

今回の産後の育児中に困ったこと体験談シリーズは、子供にとって親離れの最初のステップと言っても良い『卒乳』についてです。

卒乳に向けてほにゅう瓶からミルクを飲む赤ちゃんのイメージ写真

体験談から学ぶ『我が子を卒乳させるための最終手段』とは

一般的には卒乳のタイミングは自由に母親が決められることになっていますし、たとえ子供が泣いても騒いでも『断乳してでも卒乳させる』というママもいます。

もちろんそういったやり方もありですが、言葉での意思疎通が多少はできるようになる一歳を過ぎるころには自然と卒乳するケースが多いと言われていて、実際に自然に卒乳するまで待つというママもいます。

ですが、産休と育休明けの職場復帰のタイミングなどで卒乳時期を自由に選ぶわけには行かないという方も多く、もっと早く3ヵ月以内に断乳・卒乳をする方も多いんです。

また今回の体験談の方のように自然な卒乳を待っていてもなかなか卒乳してくれないというケースもあります。

一日も早く卒乳したいという方にとっても役立つかも知れない『卒乳体験談』を一緒に見て行きましょう。

なかなか卒乳してくれない息子に最終手段!の体験談

長男の話ですが、なかなか卒乳が上手くいかずに本当に苦労しました。

自分の中での理想は、1歳の誕生日には卒乳が終わり、着たかった服を買うというのが一つの楽しみだったのですが、現実はそう甘くなく完全に卒乳できたのは1歳3ヵ月の頃でした。

産まれた時から余り寝ない子で、周りの赤ちゃんが一回寝たら3時間はとりあえず寝てくれるという中、息子だけはなかなかしっかり寝てくれず、ちゃんとお乳をあげても2時間寝てくれれば『今回は良く寝た方かな・・・』という子でした。何回授乳して寝かしつけても、お乳をやって一度は寝るのですが、決まって2時間も経たないうちに起きるのです。

卒乳までほど遠い息子・・他の子と比べると・・・

最初はお乳の出が良くないのかな?と悩みましたが、胸は痛いほど張りますし沢山出るのでお乳不足ではありませんでした。
飲む力が弱いわけでもないので、検診の時に相談してみると「ダラダラ飲んでいる可能性があるから、時間を決めて引きあげてみてね」と言われたのです。
その助言通り右乳6分、左乳6分というように時間を決めてやってみましたが無理に引き離すので泣き叫びますし、満たされないからかいつも以上に寝てくれなくて、正直しんどかったです。
何かの育児書には、お乳をダラダラ飲むのは不安感があるからと書いてあったものもあり、本当に卒乳できるんだろうか?と産後2ヶ月あたりから不安になりました。

離乳食を食べるようになれば・・・という期待も見事に裏切られ

それから生後5ヶ月になり、少しずつ離乳食を始めました。
お乳に対する執着心が凄いので大丈夫だろうか?と不安でしたが、離乳食は意外なほど嫌がらずに食べてくれたのです。

離乳食の前でおとなしく座って手を伸ばす子供

うちの息子の場合は離乳食も嫌がらずに食べるけど・・・シメはやっぱりお乳で

ただし、最後はお乳でしめるといった感じで、離乳食の後も必ず授乳でした。
最初はそうだろうと思っていたのですが、産後10ヶ月を迎え、多少回数は減ったものの、相変わらず当たり前のペースでお乳を飲み続けている我が子を見て、これは本当に卒乳できないのでは?と真剣に悩みだしました。
同時期に出産したママ友の中には、早々と卒乳した人もいて更に焦りました。
ただ、10ヶ月だったので今から卒乳の準備をしていけば1歳にちょうど間に合うのではないか?という期待もあったのです。
しかし、息子は毎日泣いてお乳をせがむのです。

歯が生え始めた息子にお乳をあげるのは痛い!

歯も生えていたので乳首は切れたりで痛いし、飲む力も強いので痛いし、何より大きくなって抱っこしづらくなり、授乳するのがしんどくなってきました。
なんとか気をそらすためにオヤツの力も借りました。
自分で食べる系のボーロやせんべいみたいなものは割と食いつてくれましたが、お乳を忘れるほどではなく、何とか気を紛らわせるために沢山外出もしましたが、結局ぐずったり泣いたりするので授乳スペースへ行きお乳をあげていたのです。
もう嫌になるまでやっていたらいつか卒乳できるかな…と諦めかけた時、授乳スペースで2歳過ぎの男の子が居て「まだ卒乳できないんです」と困ってるお母さんに出会いました。
泣くからついやってしまうし、安心材料だからと言っていたのですが、いろんな考え方はあるものの私は嫌だ!早く解放されたい!という気持ちがよりいっそう強くなりました。
決意が揺らぐのがダメなんだと思い、泣いてもせがんでもぐずっても絶対にお乳はやらないと決め、息子と私の我慢比べが続きました。

少しずつお乳が離れてきたと思った矢先に事件発生!

1歳の誕生日を迎えた息子は夜の授乳だけは残っていましたが、昼間のお乳は完全に離れていました。このままいけば卒乳できる!と思った矢先、息子は気管支炎を患ってしまい入院することになりました。
狭いベットで親子二人での入院はきつく、外で遊べない息子は体力が戻るごとに疲れないので上手く眠れず、泣き出してしまいました。
大部屋だったので仕方なくしまっていたお乳を出し、寝かしつけたのです。
退院してからは、また昼間にもお乳をせがむようになってしまいました。
また最初からスタートか・・・と心が折れました。

そんな息子が1歳3ヵ月を迎えたある日に試した最終手段

離乳食もほぼ卒業し、大人とほぼ同じご飯を食べることができていた1歳3ヵ月のある日、普通にお乳を催促する息子に「ママのお乳もうなくなったよ」とある仕掛けをして一日で卒乳が成功したのです!
それは、両乳首にバンドエイドを張り、お風呂の時もつけたままにして息子に見せたのです。
息子は泣くかと思いきや「ほんとだ!」と納得し、その日を境にお乳をせがむことはありませんでした。
泣いたら授乳、ぐずったら授乳、静かにしていてほしい時だから授乳…など、都合よく授乳していた私にも責任はあったのですが、泣くとグズるとつい授乳に頼っていました。
意思疎通がしっかりできる1歳過ぎからの卒乳は、おっぱいが無いよと目で見て教えるのも分かりやすくて効果的なのではないかな・・と今では思っています。

もし1歳の誕生日を過ぎて一日も早く子供を卒乳させたいと思っている方はこんなやり方もあるので参考にしてみてはいかがでしょうか。

体験談からみる卒乳のためのまとめ

卒乳のタイミングについては本当に個人差がありさまざまです。

職場復帰やバストケアのためなど卒乳させたい理由も人それぞれですが、1日も早く卒乳させたいという方は断乳して慣れさせていくというのが『卒乳のための第一歩』になるのですが、やはり我が子に泣き叫ばれてしまうと『とりあえず落ち着かせるためにお乳をあげる・・』というのは仕方のないことかも知れません。

1歳の誕生日を過ぎても授乳しているのは変なの?

そろそろ1歳の誕生日を迎えるのに卒乳しないのはおかしいの?という疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にお腹が空いているからという理由だけではなく。お乳をあげることで赤ちゃんが精神的にママとの強いつながりを感じて安心してピタリと泣き止んだりするのも事実です。

また、あくまでも目安ではありますが世界保健機構(WHO)では、授乳は2歳頃まで行うことを推奨しています。そうすることで精神的な落ち着きが知能発達や情緒育成を促すメリットがあるというデータもあるそうです。

なので、まだ欲しがる我が子を無理やり断乳して卒乳させるのはイヤだという方は『周囲のママの声』を気にしすぎないで自分と赤ちゃんの自然なタイミングを待って卒乳させるのは決しておかしなことではありません。

卒乳のための断乳はいつから?

この体験談では『1歳の誕生日を迎えるころには卒乳していて欲しい』という思惑もあったようですが、実際に1歳の誕生日を迎えるころに卒乳させるための断乳を8ヶ月頃から始めて少しずつ慣れさせて行くという方が多いようです。

また、乳歯が生えそろい始めるのが8ヶ月~10ヶ月目頃ということもあり、加減知らずで飲む赤ちゃんが乳首を傷つけてしまうことが多いことも断乳を始めるきっかけになるという方も多いようです。

離乳食を食べ始めるのは5ヶ月目~6ヶ月目頃というのが一般的ですが、離乳食をきっかけに自然と卒乳のための断乳を始めて、最初のうちは昼間だけ授乳しないというやり方で始める方が多いようです。

もちろん職場復帰やバストケアなどの都合でもっと早くに断乳をする方も多いので、卒乳の時期に早すぎや遅すぎというのはないということは覚えておいて損はないのではないでしょうか。