産後ラボ ママのための応援団

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あわや幼児虐待に!わたしが産後の育児の大変さを乗り越えた方法

『育児ノイローゼ』や『産後うつ』というのは産後のママの誰もが悩まされる問題です。

育児に苦労するママと泣きやまない赤ちゃん

育児の大変さで感じる疎外感に悩まされるママ『自分に合った対策』が必要・・

幼児虐待や家庭内離婚や別居など人生に関わる大事になってしまう前に自分に合った対策を見つけて実践しなければいけませんよね。

そこで今回の体験談は産後の育児中に誰もが感じる『行き詰まり感』や『疎外感』によって気持ち的に追い詰められてしまったところからどういった方法でその気持ちを克服したのか、どうやって『子育てを楽しめるようになったのか』という体験談を寄せて下さった方がいるので一緒に見て行きたいと思います。

わたしが子育て中に大変だった3年間の『育児うつ』の克服法

初めての妊娠で双子を授かりました。

子どもが欲しかったのでとても嬉しかったのですが、実際に自分の子どもが生まれると想像以上に大変なことが多かったです。

産後3週間ほどは実家に帰っていたため、話し相手もいたし、家事もしなくてよかったので、双子の育児を楽しみながら行っていました。

しばらくして実家から自宅に戻るときも、夫と一緒に頑張ればそんなに大変ではないだろう、もし大変なことがあっても夫婦いっしょなら乗り越えることができるだろう、と思っていたんです。

でも、実際に自宅に戻ってみると、昼間は夫が仕事なので自分1人で育児をしなければいけないし、手抜きとはいえ家事もこなさなくてはいけません。

それは思っていた以上に大変なことでした。

毎日、双子の授乳とおむつ替えに追われていた感じです。

3か月ごろまでは昼も夜も二人同時に泣いたり、交互に泣いたり・・・

ほっとする時間はあまりなかったように思います。

そんな毎日に私はネガティブにしか物事を考えられなくなっていました。

朝起きると、「今日も1日が始まった…」と暗い気持ちになったり、子どもが泣くたびに私まで涙が出て着たり・・・

1人になりたいと何度思ったことかわかりません。

気持ちの落ち着く間もなく過ぎていく日々に、子どもと一緒にいても自分が独りぼっちになった感覚になりました。

化粧をせず洋服にも気をつかわず、ただ子どもの世話に追われるだけ。

髪がボサボサでも美容院に行くこともできず、体調がすぐれなくてもゆっくり休むこともできません。

そんなことが産後すぐから3歳ころまで続きました。

そして、子どもが3歳のかわいい盛りに、私はとうとうおかしくなってしまいました。

小さな子どものやわらかいほっぺをたたいてしまったんです。

泣きわめく子どもにどうしていいのかわからず、気持ちの整理もつかず途方に暮れました。

とても辛くて涙が止まりませんでした。

でも、「このままじゃいけない」と思い、地域の保健所に電話をして保健師さんに相談しました。

ニュースでたびたび目にする虐待のニュースに、自分も同じようになってしまうんじゃないかと思ったからです。

取り返しのつかないことになってしまってからでは遅すぎる。今の状態をどうにかしなければいけないと思い、保健師さんに自分の気持ちや、子どもをたたいてしまったことをすべて話しました。

真剣に話を聞いてくれた保健師さんは一時保育を勧めてくれました。

そして私は子どもを近くに保育園の一時保育に預けることにしました。

最初は泣いていた子どもたちも、保育士さんの誘導で楽しく遊べたようです。

私も少しの間1人になってみて気持ちが落ち着きました。

お迎えの時間には笑顔で子どもたちを迎えることができたので良かったです。

それから私は、自分1人で育児を頑張らなくてもいいんだ、と思うようになりました。

夫や母にも協力してもらいながら、楽しく子育てすることが自分にとっても子どもにとっても最良の方法だということに気付きました。

夫が休みの日に子どもたちを見てもらい1人でお出かけしたり、ときどき祖母と子どもにお留守番してもらって美容院に行ったりする余裕もできました。

少しの時間、子どもたちと離れることでリフレッシュでき、気持ちに余裕が生まれたのは大きかったと思います。

その結果、子どもに手をあげることはもちろん、イライラすることもなくなり、私も笑顔が増えたと思います。

ママが笑顔でいると子どもや夫も機嫌が良くなります。

産後は慣れない育児に戸惑ったり、自分が独りぼっちだと感じたりすることも少なくありませんが、ママが疲れていると周りにも悪影響しかでません。

楽しく育児ができるように、自分の気持ちを周りに知ってもらい協力してもらうことが大切だと思います。

相談相手は誰でも良いというわけではないけれど・・

 産後の育児は誰もが大変な思いをさせられてしまうことは先輩ママの体験談でも多くの方が『わたしもそうだった!』とか『今わたしがそんな感じで悩んでいる・・』と言った感想を持つと思います。

身近に仲の良い友達的な先輩ママがいて相談に乗ってくれたりするだけでも『誰かに聞いてもらいたかったわたしの気持ち』の行き場を得ることにつながるのではないかと思います。

以前に別の体験談で『子供の人数が多い方が子育てが楽というのはウソ』という検証を実際にやってみたという大胆な方もおられましたが、たとえ旦那さんやお母さんが手伝ってくれても『わたしが完璧なママにならないといけない・・』と思い込んでしまったりすると実際に息が詰まってしまうような苦しさとなかなか思うようにならない『日々のすべて』がストレスになってしまいます。

もちろん『相談相手は誰でも良いというわけではない』ことも事実ですが、たとえば実家のお父さんでも黙って話を聞いてくれるだけでも気持ち的に救われたり多少は気分転換になったりすることもあるかも知れません。

あなたの感じている疎外感や苦労を優しく包み込んでくれるような相手を選んで思い切って相談してみたり、話をしてみたりというのは『育児の大変さで行き詰っている気持ちを救ってくれること』につながるかもしれませんね。