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我が子にケガを負わせてしまった!流血騒ぎと病院探しでオロオロしたママの体験談

育児中に限った話ではありませんが、我が子がケガをすると『まるで血の気が引いてしまうようなショック』を受けるのが母親というものですよね。

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今回の体験談は『しかも我が子のケガの原因を自分が作ってしまった』という体験談です。ではさっそくですが一緒に見て行きましょう。

我が子にケガを負わせてオロオロした体験談

息子が生後11か月の時、頭を3針縫う怪我を負わせてしまいました。今でも鮮明に怪我をした時のことを思い出すことができます。
11か月になるとつかまり立ちが出来るようになり、色々な場所にハイハイして行っては立ちあがり、今までと違う景色を楽しむ姿に子供の成長を感じられ、喜んでいました。しかし後追いがピークな時でもあり、母の私が傍から離れると泣きながら必死で追いかけてきて大変な時期でもありました。

怪我をしたその日は、もともとはリビングで息子とノンビリ過ごしていたのですが、急にかなり大きな音を立てながら雨が降り出し、寝室の窓を開けっぱなしにしていたことを思い出した私はあわてて息子をリビングに置いて戸締りに向かったのです。窓を閉めてやれやれと安心した瞬間にリビングから「どたーん」という大きな音と、息子の鳴き声が聞こえ、今度は大慌てでリビングに戻りました。ドアを開けるとすぐそばに息子が仰向けで倒れており、頭をみるとパックリと開いた切り傷が・・・。どうやらドアにつかまり立ちした後に転倒し、ドアを開けた状態に保つために扉下部についているフックで頭を強打してしまい、打った衝撃で切れたようでした。

初めて見る我が子の血に頭がクラッとし、真っ白になりそうになるのを耐え、「とりあえず消毒・・・はまだ薬使って良いか分からないから、ガーゼ!」と思い、ガーゼを濡らし(乾いたガーゼだと血液でへばりつきそうなイメージだったので濡らしました)傷口を抑えて応急処置しました。
傷の状態から間違いなく縫わないといけないと思ったので、とりあえず家の近所の整形外科に電話してみるも、「赤ちゃんの処置はしたことがないからできません」と非情に思えてしまう回答しか得られず、仕方なくかかりつけの内科の先生に電話してみました。

すると外科処置になるし頭も打っているから脳神経外科に見てもらった方が良いとのアドバイスをいただけました。ただ、脳神経外科って、いったいどこにあったかなという状態です。その間、子供は抱っこで落ち着いたようでご機嫌が治り笑顔も見せてくれるようになっていたのですが、私の方は心配で心配でいてもたってもいられませんでした。

タウンページを引っ張り出し、脳神経外科を調べましたがこれという情報を得られず、焦って救急車を呼ぼうかと思い始めた時、「救急外来か!」と思いつき、家の近くにある総合病院の救急外来へ連絡してみたところ、赤ちゃんは専門外だが脳神経外科の先生に聞いてみると言っていただけ、診察もしていただくことができることになりました。


病院につくともちろん赤ちゃんの患者なんて息子しかいません。罪悪感と恥ずかしさと息子への申し訳なさでとても肩身が狭く、悲しい気持ちで診察を待ちました。診察室に通されると傷の状態確認と、怪我をした状況の詳細を確認されました。おそらく虐待等の事例かどうかの見極めだったのだと思います。

その後、想像通り縫合が必要と判断され、処置中は私は診察室から出ているようにと指示を受けました。診察室の外にまで響く息子の鳴き声に私自身の涙も止まらず、普段は信じてもいない神様にすがる思いでした。処置後は頭を打っているため1時間おきに様子を確認するよう言われたため、就寝後もアラームをセットして1時間おきに子供の様子を見ながら一晩過ごしました。

夜をとても長く感じたのを昨日のことのように覚えています。
その後、1週間程で抜糸することができ、傷以外の問題が発生することなく、息子は3歳となりました。抜糸後しばらくは息子の怪我に神経質になり、べったり引っ付いて監督している状態でしたが、最近は元気な3歳の息子のやんちゃぶりに振り回され、走って追いかける苦労から、多少の怪我はした方が勉強になるんじゃないかと思ってしまう今日この頃です。

怪我をしたところには毛が生えてこず、ツルツルの状態になってしまっていますので、それを見ると後悔の念が湧きますが、無事に元気に育ってくれたことに一先ずホッとしています。

たまに息子に「頭、怪我して病院に行ったのを覚えてる?」と聞いてみますが、息子は全く覚えていない様子で、つかまり立ちなんかよりもっと危ないことに平気でチャレンジしようとします。危ないことをしようとする姿を見ると、治療してくださったお医者様に「男の子はこれくらいの怪我、今から山ほどするから覚悟しときよ」と言われたのを思い出します。

あんな思いをこれから山ほどするかもしれないのかと思うと今から心臓が止まってしまいそうな気持ちですが、大きな怪我でなければ元気な証拠と思うしかないのでしょう。ただ、親として、何がどう危ないのか教え、自分でそれを判断できる力だけは養ってあげたいと思います。怪我や病気をほどほどに経験することで逞しく、健やかに成長してくれますようにと、これもまた普段は信心の心などもたないくせに神様に切に願ってしまう母なのでした。