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赤ちゃんの目ヤニってどんなケアをすれば良いの?頻度や色、粘度で病気が分かる?

産後の育児中に赤ちゃんに起こる変化はママならばどんなに些細なことでも気になるものです。 赤ちゃんの些細な変化と言えば『目ヤニ』もその一つと言えると思います。

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そこで今回は『赤ちゃんの目ヤニ』についてちょっと詳しく見て行きたいと思います。

ただ単に目ヤニが付いているくらいならばそれほど気にならないという方もいらっしゃるかも知れませんが、あまりにも頻度が多い場合はなんらかの目の病気にかかっている可能性も考えられます。そういった場合の対処法についても詳しく見て行きましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは目ヤニが出やすい?

生まれて間もない赤ちゃんは目ヤニが出やすい状態と言えます。

その理由は、生まれて間もない生後1年以内の赤ちゃんの場合は基本的に身体のいろいろな部分がまだまだ未発達で、それが鼻涙管(びるいかん)にも当てはまるからです。

目ヤニというのは、涙液と眼脂(がんし)と呼ばれる油分(これは涙の中に含まれるムチンと呼ばれる油膜成分のもの)にホコリやまぶたからの老廃物などが混じったもので大人のわたし達の場合は寝ている時以外は涙によって洗い流されるものなのですが、赤ちゃんの場合は先ほども触れた通り鼻涙管が未発達なので、起きている時でも目ヤニができてしまう事があるということなんだそうです。

赤ちゃんの目ヤニは頻度がどのくらいなら問題ないの?

赤ちゃんの目ヤニは起きている時でも付くことがあるとご紹介したばかりですが、じゃあ『どのくらいの頻度までなら問題ないと言える範囲なの?』という疑問が出てくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その疑問については赤ちゃん自身にも多少の個人差があり、一概に言い切れない部分がありますが『1日で1~2回程度目ヤニを拭き取ってあげるくらいならば問題ない範疇』と言えるでしょう。もちろん目ヤニ以外に目の充血や炎症、やたらと目をこすったり目に手をやったり気にしている様子がなければという但し書きは付きますが、1日で1~2回程度のケアで済んでいるなら問題ないと考えて良さそうです。

赤ちゃんの目ヤニをケアする時のやり方

赤ちゃんの目ヤニをケアする時のやり方ですが、大人のわたし達が自分で目ヤニを取るような簡単なわけにはいきません。というのも、目ヤニを取ること自体も赤ちゃんにとっては理解できないことなので、まずママが目ヤニを拭き取ってあげてる時にも違和感や怖さで泣きますし、ママのケアを邪魔するような手の動きも自然と行ってしまうからです。

なので、まずはベビーベッドで使うような赤ちゃんを丸ごとくるむことができるタオルケットを用意して、赤ちゃんを優しくくるんであげましょう。もちろん両手も自由に動かないようにします。赤ちゃんを両腕も含めてごとくるんであげるのがママにも赤ちゃんにも安心して目ヤニをケアしてあげるためのポイントです。

そうして、ガーゼや手ぬぐいを使って目ヤニを拭き取ってあげるのですが、目ヤニを拭き取るときに使った場所を使わないようにガーゼならば2つ用意する。手ぬぐいならば表と裏面を使うなどで優しく拭き取ってあげましょう。冒頭でも触れた通り目ヤニは眼脂や涙液にホコリや老廃物、それに時間が経つと雑菌も繁殖するので、決してキレイなものとは言えないからです。

目の病気のサインになる目ヤニもある

ここまで『赤ちゃんの場合は起きている時についてしまう目ヤニも基本的には目の病気とは無関係』というお話をしてきましたが、目ヤニが目の病気のサインになる場合もあります。そういった目ヤニが頻繁に出る場合は眼科医に相談した方が良いので、どんな目ヤニなら眼科医に連れて行った方が良いのかという部分を見て行きましょう。

粘り気が強く黄色味がかって量が多い目ヤニ

赤ちゃんの目ヤニでも粘り気が強く黄色味がかっていて量が多い場合は、目に炎症があるかどうかで結膜炎にかかっているかいないかを診るのが最初の見分けるポイントになります。

目が赤くなっておらず、ただひたすら目ヤニがたくさん出る場合は、赤ちゃんの場合特有の『先天性鼻涙管閉塞症』になっている場合が考えられます。鼻涙管は本来ならばそのまま通っているものなのですが、稀に鼻涙管の眼球側の出口に薄い膜が張っていて通っていない場合があるんです。極々薄い膜なので、日々の涙液の分泌や新陳代謝で自然と通るのが通常なのですが、そうでない場合は眼科で『ブジー』というとても細い針金のような器具を刺して鼻涙管をふさいでいる膜に穴をあけてあげる20~30分程度でできる簡単な手術が必要な場合もあります。

なので、あまりにも目ヤニが付く頻度が高く、粘り気や黄色味がかっていて量の多さが気になる場合は眼科医に連れて行って診断してもらうのが良いでしょう。

赤ちゃんに市販の目薬を使っても良いの?

赤ちゃんに市販の目薬を使っても良いのかと気になっていらっしゃるママも多いかと思います。ですが、市販の目薬と言っても種類がたくさんあります。例えば疲れ目に大人がさす刺激の強いメントール系の目薬は赤ちゃんに使えないというのは当然ですが、それ以外にも抗生物質が含まれている眼科医が処方する目薬も先ほど触れた先天性鼻涙管閉塞の手術直後以外には使用禁止とされています。

赤ちゃんでも使える目薬は、清涼感のないメントール成分ゼロの目薬でなおかつ生理食塩水ベースの添加物の少ない目薬です。

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