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赤ちゃんの初めてのご飯!ゴックン期の進め方と離乳食はどんなのが良い?

初めての子育て中は分からないことだらけで迷うことばかりです。
中でも離乳食をいつ始めたら良いのか分からない・・と悩むママは多いようです。
そこで今回は『ゴックン期』と呼ばれる時期の初めての離乳食の食べさせ方やレシピなどを一緒に見て行きたいと思います。

赤ちゃんに離乳食を食べさせるようす

最初は母乳やミルクで育って行く赤ちゃん。
でもある日から家族の食事のタイミングでママの口のパクパクする様子やパパが噛んでいる食べものに興味を持って『ジーッと見つめるようにしたり、よだれが出始めたり、ママのマネをしてお口をもぐもぐする様子』が見られるようになったら『離乳食を始めるタイミング』です。
このタイミングを最近では『ゴックン期』というのですが、そもそもこのゴックン期がどのくらいの頃にやってくるのかなど基本的な部分から見て行きましょう。

ゴックン期ってなに?

ゴックン期とは、それまでミルクや母乳だけで育ってきていた赤ちゃんが『固形の食べもの』に少しずつ興味を示し始めるのですが、その時点ではまだ、噛む(咀嚼=そしゃく)ことや飲み込む(嚥下=えんげ)ということが出来ないため、これらを少しずつ練習し始める時期のことを言います。
わたし達大人は、当然のように食べものを噛んである程度の細かさまで噛み砕いたら飲み込むという順番で食べものを食べていますが、生まれたばかりの赤ちゃんは当然ながらこれらのひとつひとつの行為自体を出来ません。なので少しずつ練習をして慣れていかないといけないのですが、その練習期間はいくつかのステップに分けることができます。

  • ゴックン期【生後5~6ヶ月頃】(飲み込む事に慣れる時期)
  • モグモグ期【生後7~8ヶ月頃】(口を動かす事に慣れる時期)
  • カミカミ期【生後9~11ヶ月頃】(噛む事に慣れる時期)
  • パクパク期【離乳食完了期】(ここまででおおよそ“食べる事”に慣れる)

このような4つの時期に分ける事ができます。

大まかではありますがこの4つのステップを経ることで『食べるという行為全体に少しずつ慣れて行く』ということになるんですね。
これらの4つのステップの中でもゴックン期は『一番初めのミルクや母乳以外のものを飲み込む事に慣れる時期』という位置づけになります。

赤ちゃんにご飯を食べさせる

ゴックン期のための離乳食ってどんなの?

ゴックン期は食べる事に慣れる4段階の時期の中でも最初の母乳やミルク、お水などの『完全な液体』ではなく『小さくすりつぶした固形のお野菜やお米粒などを含んだ離乳食』を使って『液体以外の物を飲み込む事に慣れるための時期』です。
なので、当然ながら離乳食の中でも『もっとも液体に近い状態の食べもの』ということになります。
また、消化に時間がかからない炭水化物が離乳食レシピの中心になり、味付けも『おダシを加える程度で塩やお醤油は加えない』というのがポイントです。
レシピとしては『十倍粥』からゴックン期を始めて行き、少しずつお野菜やお肉を加えて行くにつれてモグモグ期やカミカミ期へと移行して行くという感じになります。

ゴックン期の進め方・赤ちゃんが嫌がる時の対処

ゴックン期は十倍粥から始めて行って、少しずつお野菜をすりつぶしたものを加えたり、お魚やお豆腐などタンパク質になるものを加えて行くようにして、味付けも最初はなにも入れないところから少しずつ加えて行くという流れになります。
また、味付けにしても加える食材にしても、失敗して赤ちゃんが食べようとしなかったり、嫌がったりすることもありますが、ゴックン期ではスプーンをお口に入れた時の感触に慣れるというところから始めることになるので、離乳食を嫌がったり、食べたがらなかったりすることは良くあります。
嫌がったり、食べたがらなかったりすることの原因を探しているとママが食事をする時間が無くなってしまうので、食べたがらない時や嫌がるときは『あまり深く考えずにとりあえず放っておいて食べたくなったらママに知らせてね♪』くらいの気持ちでいた方がママの方も気持ち的にも楽です。
また、赤ちゃんにも『自分のタイミング』があるので、それを無理に曲げて食べさせようとすると却って卒乳が遅れてしまうこともあるので『嫌がったり食べたがらない時は一旦放置して様子をうかがう』ようにしましょう。<br/ > では次の段落でゴックン期のレシピの基本になる十倍粥の作り方をご紹介しますね。

十倍粥の作り方

十倍粥を作る時に必要なものと作る手順を一緒に見て行きましょう。

・材料と用意するもの

  • お米(大さじ1)
  • お水(1/2カップ=100cc)
  • お鍋(ゆきひら鍋で大丈夫です)
  • お米をつぶす泡立て器

・十倍粥を作る手順

  1. お鍋にお米と水を入れて30分(以上でもOK)浸す
  2. 火を点けて沸騰するまで煮る
  3. 沸騰したら弱火にして30分煮る
  4. 30分煮たら火を止めて10分蒸らす
  5. 蒸らし終わったら泡立て器でお米をすりつぶす

弱火で煮ている最中に『吹きこぼれ』が起こりやすいので要注意です。
それと、最後に混ぜながらお米をつぶす時には『泡立て器がおすすめ』です。
実はわたしも最初は同じ百均で売っていたヘラを使ってお米をつぶしていたんですけど、それだと『お米が器の底で逃げてしまってつぶしにくい』というのが分かって、泡立て器の方が良いと気づいて泡立て器を使うようになりました。
器の形によっても違ってくるかもしれませんが、自分で実際にやってみて良い道具を選んで行くのが良いと思いますよ。

離乳食を嫌がる赤ちゃん

離乳食とゴックン期の進め方

先ほど、離乳食の一番初めのベースになる十倍粥の作り方をご紹介させて頂きました。
ただし、十倍粥はあくまでもゴックン期の初期の離乳食で、それで飲み込む事に慣れたら少しずつ離乳食の種類にバリエーションを加えて行くというのがゴックン期の進め方になります。
また、離乳食の種類だけではなく離乳食を与えるタイミングの面から見た進め方もポイントになります。
この二つの側面から見た離乳期の進め方を見てみましょう。

・離乳食の種類と切り替えのタイミング

離乳食は最初のお米だけの十倍粥からお野菜を加えたもの、そしてのお魚などのタンパク質を加えたものへと切り替えて行きます。
もちろん赤ちゃんの状態は個人差がありますから、様子を見ながら少しずつ進めて行くということになるのですが、基本的なペースというか順序的な形でご紹介しますね。

・1~2日目

十倍粥を小さじ1杯食べることから始める

・3~4日目

十倍粥を小さじ2杯に増やして食べさせてみる

・5~6日目

十倍粥を小さじ3杯に増やしてみる

・7~10日目

十倍粥小さじ4杯に加えてすりつぶしたニンジン小さじ1杯を食べさせてみる

・11~15日目

十倍粥を小さじ5杯、すりつぶしたニンジン小さじ2杯、そしてすりつぶしたお魚を小さじ1杯(白身魚もしくはすりつぶしたお豆腐)を食べさせてみる

・16~25日目

十倍粥をお茶碗1杯、すりつぶしたニンジン15g、お魚orお豆腐5g(赤ちゃんが嫌がらない方を与える)

このような順序で少しずつ食べさせる量を増やして様子を見ながら離乳を進めて行きましょう。
ただし、ここでご紹介させて頂いた離乳食の種類の追加や量は赤ちゃんの個人差によっても変わってきます。
また、体調によっても赤ちゃんが便秘をしている場合やお腹が張っていて苦しい場合など、食べる事自体を嫌がることもあるかも知れません。
なので『今日は○日目だからこれだけの量を食べてもらおう!』とガチガチに考えるのではなく、赤ちゃんの様子を見ながらあまりにも嫌がるようなら母乳やミルクを与えてみてやり過ごすというのもひとつの方法ではあります。
それでまた翌日の午前中に少し前の形に戻して食べさせてみて、それで離乳期のスケジュールに戻れるかもしれません。
つまり、あくまでも赤ちゃんの体調や機嫌に合わせて進めていくというのが離乳期のスケジュール作りのポイントと言えると思います。
仮に何日も続けて離乳食を食べてくれないということがあっても焦らずイライラせずにゆっくりと勧めてみてダメならミルクや母乳に戻してみて、またあくる日にちょっと前の離乳食の量や種類に戻してみて勧めてみるということも試してみるようにしましょう。
結論として一番大切な事は『ママが焦らないことが一番大切』と言えるかも知れませんね。

 

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