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絵本りんごかもしれない│すぐそこにあるものを疑おう

ヨシタケシンスケさんの絵本デビュー作品でもあるりんごかもしれないを今回は取り上げようと思います。

 

りんごかもしれない

私たちは当たり前のことを当たり前として受け入れるようになってきました。しかし、子供のころは、当たり前ではなくなぜが多く、親をはじめ周囲の人にたくさんの疑問をなげかけて育ちます。

子供にとっては当たり前ではないから、その理由などを知りたがる。いつの間にか私たち大人は子供の用に興味を失ってきて、様々なことを受け入れ想像する力を低下させているのかも・・・。

そんな子どもの好奇心や関心を高めて、可愛らしいイラストで決まりきった先入観をとっぱらって空想の世界に連れてってくれるはず。

あなたのそこにあるものは本当にそれなんですか??

 

りんごかもしれないってどんな絵本?

りんごかもしれないの表紙

作:ヨシタケシンスケ
出版社:ブロンズ新社
発行日:2013年04月25日

わたしの大好きなヨシタケシンスケさんの作品でもある、りんごかもしれない。絵本デビュー作品とは思えないくらい世界観はしっかりとしており、子供だけとか、ママだけではなく、親子でともに楽しめる絵本。

たったひとつのリンゴから繰り広げられる世界に、きっと読み終わったら、子供と一緒にあれは実はこうなんじゃないかなってトークも盛り上がるはず♪

 

りんごかもしれないを読み聞かせした方の体験談

タイトル通り「りんごかもしれない」をめぐって展開されていく絵本です。「りんごかもしれないけど・・・実は」と様々な面白い発想が次々飛び出してきて、大人も一緒に楽しめる一冊です。

テーブルの上のりんごを発見するけど疑う子供

この本と息子の出会いは幼稚園年長さんのときに先生が読み聞かせをしてくれたことから始まります。
そこから一年後、息子も小学生になり、学級文庫に偶然置いてあった「りんごかもしれない」
幼稚園生のときの記憶を胸に、
「お母さん、面白い絵本だったと思うから一緒に読もうよ」
と借りてきました。
私はそこで初めて「りんごかもしれない」の読み聞かせを行いました。

りんごではないかもしれないと疑ってみる



初めて目にする内容に思わず笑いも出てきましたが、読み聞かせが2回目である息子は私が読んでいるそばから、この絵本の展開が言いたくてしょうがありません。
さらに自分の発想で「実はこうかもしれないよ」と楽しそうに話を広げてきたので、私はとても感心しました。
というのも、息子はあまり絵本が好きな子どもではなかったので、絵本一つでここまで会話が弾むとは予想外だったからです。
このいい傾向はすぐに主人にも波及し、家族で「りんごかもしれない」について、たくさん話をし、学級文庫に返却して後でも書店で購入し、しばらくは家族の話題の中心でした。

りんごではなく他のものになりたかった?

「りんごかもしれない」は物事を多面的に捉える能力を養う一歩になる絵本だと思います。
たった一つのりんごをめぐり、何パターンも展開される「かもしれない」
息子はこの絵本について、たくさん家族で話し合ったことをきっかけに「それだけじゃなくて、こういうこともあるよ」と提案してくれる機会が増えた気がします。

りんごはぼくのことをどう思っているんだろう



さらに工作や絵を書くときに「これはここから見たらこうだけど、別のところからは別の見え方がするんだよ」と、一つの作品から数パターンの見え方を教えてくれるようになりました。

りんごを食べたらどうなってしまうんだろう

大人は先入観やこれまでの経験が邪魔をして、物事を多面的に捉える能力が衰えてしまっている人も多いのではないでしょうか。
そして、そこからその能力を養おうとしてもなかなか難しいことでしょう。
しかし、子どもは違います。まっさらな柔軟な頭で物事を考えることができます。
息子は幸い、「りんごかもしれない」のおかげで子どものうちに物事を多面的に捉える機会に触れることができました。
彼の発想力の豊かさには驚かされると同時に感心させられる日々です。

最後に私がこの絵本をすすめるにあたって、行ってほしいことが一つあります。それは絵本について、とことん親子で話し合うことです。きっと話し合いの中でも、子どもの発想力がどんどん広がっていることが実感できるでしょう。

 

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