皆さんは子供を褒める時にどのような言葉を使っていますか?
お手伝いをしてくれた時に褒めたり、自主的に何かをした時に褒めるなど褒めるべき点ははそれぞれの家庭で色々なケースがあると思います。
子ども自体性格も様々なので、おとなしい子もいるし、やんちゃな子供もいます。
そんな子どもはママやパパを中心とした大人の影響を大きく受け、成長していきます。
成長を促すためのほめ方、知っていますか?
子どもは正しいほめ方でどんどん成長できる!
同時に褒め方というのも様々なものがありその褒め方によって子どもの成長や子供の感覚というのは変わってくるとまで言われています。 今回はそんな子供の褒め方に注目して特集していきたいと思います。
子供を褒めるタイミングとはどんな時
子供を褒めるタイミングがわからないという方がここ最近実は増えているのを知っていますか。
子供はいたずらが大好きだったり何かしらやんちゃや失敗したりすることがたくさんあります。
これは成長途中であるがゆえにしょうがないことなのですが、そのような時を大人が見るとついつい怒ってしまいますよね。
子供の成長を考える時に実は怒るよりも褒める方が良い成長に繋がると言われているのですが
それでもやはりついつい怒ってしまうというシーンはよく見かけられます。
大人だったらやらないことだったり、常識があればやらないことだったりすると
ついつい自分の物差しで考え怒ってしまいます。
怒るのは何も考えなくてもできるけれど、褒めるときはどんな時だろうとわからなくなるママやパパが増えているというのも、
自分の感情だけ考えてしまったりすることが原因なのですが、今回は褒めるほうのお話です。
ではどんなシーンの時に子供を褒めればいいのでしょうか。
子供を褒めるタイミングというのは
何かしらその子にとって成功をした時
というのが一番ほめてあげる重要なタイミングです。
もちろん他にも褒めるタイミングはあるのですが、このタイミングは子供の正しい成長を促すためにも
大人はしっかりと見てあげたいときなんです。
代表例としてはお手伝いができたときや勉強ができたときというのは絶好の褒めるタイミングでもありますよね。
子どもを褒めるとどんな効果があるの?
子どもを正しくほめて伸ばしてあげるとどんな成長をするのでしょうか。
- 自信を持つことができる
- 積極性やチャレンジ精神を養うことができる
代表的な効果というのはこのようなものがあげることができます。
子供を褒めるとどのような効果があるのかと言うと、まだまだ子供というのは大人に比べると様々な経験をしていない状態です。
これは成功も失敗も全て含めたことなのですが、これから大人になるにつれてそのような成功も失敗も繰り返し、何度も何度も行うことによって精神的にも大人になって行きます。
その過程で上手に子どもを褒めてあげることができると、自信をつけることができ、
積極性やチャレンジ精神を養うことにもつながります。
つまり子供を正しく褒めることによって、その子は自信をつけていき正しい方向へ成長していく
というのが褒める最大の効果ではないでしょうか。
正しく褒めることによって子供は少しずつ自分で自信をつけていき、
自主性や協調性といった社会で必要な感覚をどんどん身につけることができます。
また私達大人でも経験はある方も多いと思いますが、ある時からパパやママは褒めなくなった というような話をちらほら聞くことがあります。
小さな頃はたくさん褒めてもらえたのにある時になってあまり褒められなくなった。。。
多くの場合この時期というのは反抗期と重なる中学生の頃に多く上がる声でもあります。
反抗期だからといってママやパパから何か言われて反抗することはあるでしょうが、
褒めることをやめるというのはまた違った話になってくるんですね。
私たちが経験したようにある時から親は褒めてくれなくなったという思いが大人になっても残る事になってしまいます。
反抗期であろうとも子供を褒めるというのは正しい成長にもつながるため、
怒ることが増えやすい時期だからこそ褒めることも大切にして欲しいと思います。
注意したい子供の褒め方
子供を褒める際に偉いねとかいい子だねと言ったような言葉を使ったことがありませんか?
自分の子供にも、他人の子供に対しても同じようなほめ方を知っという方は多いと思います。
このほめ方はダメではないんですが、もっと子供に喜んでもらえて、
かつ、成長を促すことのできるほめ方があるのをご存知でしょうか。
このような言葉というのは実は脳科学でも、
お菓子を買ってあげるから何か押してだとか、
おもちゃを買ってあげるからこれしてちょうだいと言ったような言葉と分類が同じようなものだと言われています。
脳科学の世界ではこのような褒め方をご褒美言葉と言われて区別されているようですね。
実際にこのような言葉を使ってしまうと子供達は、偉いねーとかいい子だねというようなことを言われたいがために
何かをするといった感覚で捉えてしまうんだそうです。
褒められるために何かをするとか、こうしなければ認めてもらえないというのは
正しい子供の成長ではないように感じてしまいますよね。
褒めることの目的というのはその子の自主性を育てていったり、
正しい成長を導いてあげるために必要なことなのですが、
このような捉え方をしてしまうとそうしないといけないとか褒められないと自分には意味がないというような捉え方にまで発展する場合があります。
本来の褒める目的からずれた捉え方をされて子供は間違った成長をしてしまうことになりかねません。
ではどのような褒め方が適しているのでしょうか。
重要なポイントとしては2つ。
事実を認めてあげるほめ方
実はほんの些細なことを変えるだけで褒め方を子供が正しく捉えることが出来るんです。
先ほどの例で言うと
おもちゃを綺麗に片付けて偉いね!
という褒め方を
おもちゃをきれいに片付けれたね
と変えるだけでいいんです。
このように褒めることで自分がおもちゃをきれいに片付けができたという事実を、
親や大人がしっかり理解してくれたんだと 思うことができるんですね。
つまり自分が正しいことやいいことをした事実を大人や親に知ってもらうということができたと子供は認識できるんです。
子供はまだまだ発展途中の未熟な状態かもしれませんが、理解してほしいという部分については共通しています。
むしろ大人よりも自分のことをわかってほしいわかってくれると嬉しいという感情に繋がりやすく、
褒める際にはその事実を認識してあげるということがとても大事になるんです。
その際についつい大人は完璧を求めるが故にその事実自体を認識してあげても、
でもねこうしたほうがよりよくなるよと言った言葉を付け加えてしまいがちになります。
確かに言いたくなる気持ちは分かるのですが、まずはその子ができたということを認めてあげて
それを何度か繰り返すことによって少しずつその子はそのできたの範囲を広げていくそれが子供の成長なんです。
気持ちを認めてあげるほめ方
もうひとつの子供の正しい褒め方というのは、先ほど事実を褒めるということを取り上げたのですが
その子の気持ちの部分を褒めてあげることです。
兄弟で何かおもちゃを使いたいとなった時に弟におもちゃを譲るシーンがあったとしたならば、
その際についつい大人はお兄ちゃんだから偉いねという褒め方をするかと思います。
このような褒め言葉はお兄ちゃんだから我慢しなくちゃいけないんだという間違った解釈を子供に与えてしまいます。
とらえ方によっては卑屈な感情を抱く可能性もあるんですね。
このようなケースの場合はお兄ちゃんだから弟におもちゃを貸してあげて優しいねと変えましょう。
褒めるシーンにおいて子供の気持ちというのを理解してあげるというのが大事なポイントになります。
大人が子供の気持ちを理解してその気持ち自体を褒めてあげるというのが二つ目の重要なポイントになります。
その子自体の気持ちを褒めなくても、例えばその子が片付けをしてくれた際に
ママは片付けをしてくれて嬉しいよというような相手の気持ちを伝えるというのもこの二つ目のポイントに入っていきます。
ほめ方次第で子供の成長は変わってくる!
子どもは認めてほしいとか、理解してほしいと考えるため、しっかりと正しくほめてあげることが大事になります。
もちろん冒頭でも紹介した、いい子だね、偉いねというほめ方を貶しているわけではありません。
そのほめ方で喜んでくれる子供もいます。
現代の子供は周囲から比較されたりされやすい環境にいるので、認めてもらえないとか
自分の事をしっかりと見てもらえなかったりすると、よりいたずらをしたり、やんちゃをしてしまったりします。
これも自分のことを見てほしいとか、もっと愛してほしいという感情の裏返しなんです。
正しい子供のほめ方をすることで、その子の意思を尊重してあげることにつながるだけではなく、
その後の良好なコミュニケーションにもつながると思うので、ママやパパだけではなく、
大人のみなさん、褒め方、大事にしていきましょうね♪
ちなみに明日、10月19日は「ほめ育の日」だそうです!