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【産後のくしゃみが痛い?】その原因と対処法を徹底解説|産後ママの体に寄り添うケア方法

出産後、ちょっとした動作で体のあちこちに痛みを感じることがあります。

中でも、「くしゃみをしたときに下腹部がズキンと痛む

尿漏れが心配」という声は多くのママから聞かれます。

この記事では、産後のくしゃみによる痛みの原因や、体にやさしい対処法をわかりやすく解説します。

 


【くしゃみで痛むのはなぜ?】産後ママの体の変化を理解しよう

妊娠・出産を経たママの体は、大きな変化を遂げています。特にお腹や骨盤周辺の筋肉や靭帯は、出産で大きな負担を受けています。そのため、くしゃみなどの急な腹圧が加わる動作によって、下腹部や恥骨、会陰部に痛みを感じることがあります。

主な原因

  • 骨盤底筋のゆるみ
     出産時に大きく伸びた骨盤底筋群がまだ回復していないと、くしゃみの圧力で痛みや尿漏れが起こります。

  • 帝王切開の傷の回復途中
     帝王切開後のくしゃみは、縫合部分に刺激が加わるため、ピリッとした痛みを感じることがあります。

  • 子宮の収縮と位置の戻り
     子宮が元の大きさ・位置に戻る過程で違和感や痛みが生じやすく、くしゃみによる振動が刺激になることもあります。


【こんな症状があったら要注意】受診のタイミングとは?

通常は、時間とともに回復していく症状ですが、以下のような場合には早めの受診をおすすめします。

  • くしゃみをするたびに鋭い痛みが走る

  • 出血を伴う

  • 尿漏れが頻繁、または改善が見られない

  • 会陰部や帝王切開の傷が赤く腫れている、膿が出ている

こうした症状は感染症や回復の遅れを示している可能性があります。産後健診の際に遠慮せずに相談してみましょう。


【自宅でできるケア】くしゃみによる痛みを和らげる方法

痛みがあると、ついくしゃみを我慢しようとしてしまいますよね。しかし、我慢すると逆に体に力が入って痛みが悪化することも。そこで、以下のようなケアを取り入れてみてください。

① 骨盤ベルトの活用

骨盤ベルトで下腹部を軽く支えると、くしゃみ時の衝撃を和らげることができます。長時間の着用は負担になることもあるので、必要な時に短時間使いましょう。

② 骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

くしゃみ時の尿漏れや痛み予防には、骨盤底筋の強化がカギです。産後1か月を過ぎた頃から、無理のない範囲でトレーニングを始めましょう。

【ケーゲル体操のやり方】

  1. 仰向けに寝るか、椅子に座ります。

  2. 肛門・膣をぎゅっと締める感覚で筋肉を意識します。

  3. 5秒締めたら5秒緩める。これを10回、1日2〜3セット行いましょう。

③ くしゃみの瞬間は「ハンカチを抱える」

くしゃみが出そうな時に、お腹を手やクッション、ハンカチなどで軽く押さえると、衝撃を緩和できます。傷のある部位を守ることができ、痛みを防げます。


【産後の体はデリケート】無理せず休むことも大切

出産を終えたばかりの体は、見た目以上に疲れています。ホルモンの変化、睡眠不足、育児によるストレスなども重なり、ちょっとしたことで痛みが出やすくなっています。

「自分だけこんなに痛いのかな…?」と不安になることもあるかもしれませんが、多くのママが同じような悩みを抱えています。少しでも体を休める時間を作るように意識しましょう。


【先輩ママの声】「くしゃみが怖かった」から「気にならなくなった」まで

体験談1:30代ママ(経膣分娩)

「産後1か月くらいは、くしゃみのたびに『うっ』と声が出るくらい痛かったです。骨盤ベルトを使って、くしゃみの前にお腹を押さえるようにしたら、かなりラクになりました。」

体験談2:20代ママ(帝王切開)

「傷が完全に塞がるまでは、くしゃみが本当に怖かったです。でも主治医に相談して、安定期に優しいストレッチを始めたら、1〜2か月でかなり改善しました。」


【まとめ】産後のくしゃみ痛はよくあること。正しいケアで乗り越えよう

産後のくしゃみでの痛みは、多くのママが経験するもの。焦らず、体の回復を見守ることが大切です。骨盤底筋のトレーニングや、ちょっとした動作の工夫で症状は軽減できます。

もし痛みが強い場合や、長引くようであれば迷わず医療機関へ相談を。ママ自身の健康が整うことで、赤ちゃんとの毎日もより楽しく、笑顔で過ごせますよ。


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