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【産後ママのリアル】忙しくても大丈夫!水分補給を乗り切る実践テクニックガイド

こんにちは!35ラボ編集部です。

可愛い赤ちゃんとの生活は、愛おしく、喜びにあふれる一方で、想像以上に体力的にも精神的にも大変ですよね。「自分の食事もままならないのに、水分補給まで気が回らない!」と感じている方も多いのではないでしょうか。

でも、産後のママにとって、水分補給は体の回復を促し、母乳を作り、そして何より、あなたが元気に赤ちゃんをお世話するための、欠かせないエネルギー源なんです。分かってはいるけれど、忙しくてついつい忘れちゃう…それが産後のリアルな悩みですよね。

この記事では、なぜ産後ママはこれほど水分が必要なのかを改めて確認し、そして「忙しくて大変!」な産後の毎日でも、無理なく、確実に水分補給をするための実践的なテクニックを、あなたの状況に優しく寄り添いながら、分かりやすくお伝えします。

「やらなきゃ」というプレッシャーを感じずに、賢く、そして楽に水分補給をクリアするためのヒントを見つけてくださいね。

改めて確認!産後ママに水分補給が必須な理由

産後の体は、出産からの回復という大仕事と、赤ちゃんのお世話(特に母乳育児)というエネルギー消費が重なり、非常に多くの水分を必要としています。主な理由はこちらです。

  • 出産で失われた水分の補給: 出産時には出血や発汗などで多くの水分が失われます。これを補う必要があります。
  • 体の回復プロセス: 体内の組織が修復され、元の状態に戻るためには、水分が不可欠です。体内の代謝や循環を良くするためにも必要です。
  • 母乳生成の土台: 母乳の成分の約9割は水分です。母乳育児をしているママは、文字通り自分の体内の水分を母乳に変えて赤ちゃんにあげているため、その分をしっかり補う必要があります。
  • 便秘予防と解消: 産後は便秘になりやすいですが、水分不足は便を硬くし、便秘を悪化させます。十分な水分摂取は便を柔らかく保ち、排便を助けます。(→産後の便秘の記事 も参考に)
  • 疲労回復と体調維持: 脱水は疲労感やダルさを増大させます。しっかり水分を摂ることで、育児による心身の疲れを和らげる助けになります。(→産後の倦怠感の記事も参考に)

このように、水分補給は産後ママの元気の源であり、体調を崩さないための基本的なセルフケアなのです。

「忙しくて無理!」をクリア!産後ママ向け実践水分補給テクニック

「水分補給が大切!」と分かっていても、赤ちゃんのお世話や家事で手一杯な産後ママにとっては、なかなか難しいのが現実です。ここでは、そんな忙しい毎日でも、無理なく、そして賢く水分補給をこなすための実践的なテクニックをご紹介します。

実践テクニック 具体的な方法 「無理!」をどうクリアする?
「見える化」と「手の届く場所」戦略 ・普段過ごす場所(ベッドサイド、授乳スペース、リビングなど)に、大きめの水筒や、すぐに飲めるコップを複数置いておく。
・透明なボトルに入れ、どれくらい飲んだか「見える化」する。
立ち上がって飲み物を取りに行く手間を省き、いつでも「そこに飲み物がある」状態を作ることで、飲むハードルが格段に下がります。
「〇〇しながら」飲む習慣 ・授乳を始める前には、必ず飲み物を用意し、「授乳しながら」飲む習慣をつける。 授乳中は特に喉が渇きやすいので、このタイミングが最適です。
・おむつ替えの後、赤ちゃんが寝た後など、「この行動の後に飲む」というルールを決める。
「水分補給だけをする時間」を作るのではなく、既存の行動と紐づけることで、意識せずに水分補給ができます。
飲むものを固定化&準備を楽に ・産後ママに安心して飲めるもの(水、麦茶、ほうじ茶など)を数種類に絞っておき、切らさないようにする。
・まとめて作っておく(麦茶を大量に沸かすなど)。
・コップに注ぐだけ、蓋を開けるだけ、といった手軽な状態にしておく。
「今日は何飲もうかな?」「準備面倒だな…」という思考や手間を減らし、すぐに「飲む」行動に移れるようにします。
飲むタイミングをリマインダー化 ・スマートフォンのアプリで水分摂取量を記録したり、飲む時間を通知する設定を活用する。
・パートナーや家族に「〇時になったらお水をちょうだい」とお願いしておく。
忙しさで忘れてしまうことを防ぎ、「飲む時間だよ」という合図で思い出せます。
「飲むもの=ご褒美」化 ・いつも飲んでいる水や麦茶に、ミントやフルーツ(レモン、ベリーなど)を加えて、見た目や味を少し変えてみる。
・お気に入りのボトルやコップを使う。
「義務的な水分補給」から、「ちょっとした楽しみ」に変えることで、飲むモチベーションがアップします。
周りのサポートをフル活用 ・パートナーや家族に「飲み物を用意しておいてほしい」「〇リットル飲んだかチェックして!」など具体的に協力をお願いする。(→産後のパパの役割の記事も参考に)
・産後ケアサービスや地域のサポートを活用し、ママが休める時間を確保することで、水分補給をする余裕も生まれます。
一人で頑張りすぎず、周りの協力を得ることは、産後を乗り切る上で非常に重要です。

これらのテクニックを全て試す必要はありません。ご自身のライフスタイルや、どんな時に水分補給を忘れがちかを考えながら、「これなら私にもできそう!」と思うものから、一つずつ試してみてくださいね。

どんな飲み物がいいの?どれくらい飲めばいいの?

産後ママにおすすめの飲み物や、一日にどれくらい水分が必要かについては、「【産後ママ必須】体の回復と母乳育児の力に!水分補給が大切な理由とおすすめの飲み物」の記事で詳しくご紹介しています。基本的には、水、麦茶、ほうじ茶といったカフェインがなく、糖分の少ない飲み物を中心に、喉が渇く前にこまめに飲むことを心がけましょう。

(参考:
厚生労働省 e-ヘルスネット 授乳・離乳の支援ガイド(水分補給について)

 

こんな時は注意!医療機関に相談を

産後の水分補給は大切ですが、体調が優れない時や、脱水が疑われるサインがある場合は、医療機関に相談が必要です。

  • ひどい喉の渇き、口の乾燥が続く。
  • 尿の量が著しく少ない、または色が非常に濃い。
  • めまい、立ちくらみがひどい、フラフラする。
  • 強い疲労感や倦怠感が続く、悪化している。
  • 頭痛や吐き気がある。

これらの症状がある場合は、脱水が進んでいる可能性があります。自己判断せず、かかりつけの医療機関に相談しましょう。

 

まとめ:賢く、楽に水分補給!あなたの体と育児のために

産後ママにとって水分補給は、体の回復、母乳育児、そして元気に育児を乗り切るための、なくてはならない大切なセルフケアです。忙しい毎日で忘れがちですが、「水分補給が大切!」とプレッシャーを感じるのではなく、賢く、そして楽にクリアするための実践的なテクニックをぜひ活用してください。

「見える化」や「〇〇しながら飲む」習慣、周りのサポート活用など、あなたに合う方法を見つけて、無理なく、そして確実に水分を摂りましょう。

あなたの体が潤っていることは、心身の健康に繋がり、赤ちゃんとの愛おしい日々をさらに輝かせてくれるはずです。頑張りすぎずに、あなたの体も大切に労わってあげてくださいね。心から応援しています!