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産後、夫が「育児をしない」と嘆く前に。パパが「育児したくなる」環境づくり

「夫が育児をしてくれない」「私ばかりが育児を抱え込んでいる」産後のママが抱えるこの悩みは、実は夫が「育児をしたい」と思えるような環境が整っていないことにも原因があるかもしれません。

男性は、具体的な役割や目標が明確だと行動に移しやすい傾向があります。ここでは、夫が自ら育児に「参加したい」と思えるような環境を整えるための、ユニークな視点と具体的なアプローチをご紹介します。

「育児しない夫」を「育児したくなるパパ」に変える視点

夫が育児を「しない」のは、もしかしたら「やり方を知らない」「自信がない」「役割が見えない」からかもしれません。ママが司令塔となり、夫が「自分も戦力だ」と感じられるような環境を意識的に作ることが、パパの育児参加への第一歩です。

  • 「任せる」勇気を持つ:ママが完璧を求めすぎると、夫は「自分が出る幕がない」と感じてしまいます。時には「夫流」の育児を認め、任せる勇気を持ちましょう。

  • 育児を「見える化」する:「これくらいやって当たり前」ではなく、具体的な家事や育児のタスクをリストアップし、育児の「労働量」を夫に理解してもらいましょう。

  • 「遊び」の要素を取り入れる:男性は「遊び」や「ゲーム」感覚で取り組むことに喜びを感じやすい傾向があります。育児をタスクとしてだけでなく、楽しい要素として夫に提案してみましょう。

  • 成功体験を積ませる:夫が育児で「できた!」という成功体験を積むことで、自信がつき、次も自ら進んでやろうという気持ちになります。

パパが「育児したくなる」環境づくり:具体的なアクション

夫が育児に積極的に関わりたくなるような、具体的な環境づくりのヒントです。

  • 1.「〇〇(夫の名前)にしかできないこと」を見つける:

    「パパの力強さがないとできないこと」や「パパの独特の遊び方で赤ちゃんが喜ぶこと」など、夫ならではの強みを見つけて、その役割を積極的に任せましょう。例えば、「パパの抱っこだと赤ちゃんがすぐ寝るね」「パパの読み聞かせは声が大きくて楽しそう」など、夫の個性を活かした育児を促しましょう。

  • 2.「育児のプチレクチャー会」を開く:

    「オムツ替え講座」「ミルクの作り方講座」など、ママが先生役になって夫に育児の基本を教えてあげる時間を設けましょう。動画を見せながら一緒に学んだり、練習したりすることで、夫も安心して育児に臨めます。ママが困っていることを具体的に伝える機会にもなります。

  • 3.「育児の成果」を共有し、褒める:

    夫が赤ちゃんのお世話をしてくれたら、その「成果」(例:赤ちゃんが気持ちよさそうに寝た、ミルクを全部飲んでくれた)を共有し、心から褒めましょう。「〇〇がやってくれたから、赤ちゃんがぐっすり寝てくれたよ!ありがとう」と具体的に褒めることで、夫の達成感や満足感が高まります。

  • 4.ママの「休息時間」を具体的に設定し、夫に協力してもらう:

    「この1時間、あなたが赤ちゃんを見てくれると、私はゆっくりお風呂に入れるから助かる」など、ママが「育児をしない」時間を具体的に設定し、その間の育児を夫に任せましょう。夫が「育児の主担当」になる時間を作ることで、夫も育児の具体的な大変さや喜びを実感できます。

  • 5.夫婦で「パパ友・ママ友」と交流する機会を作る:

    他のパパたちがどれだけ育児に関わっているかを知ることで、夫も刺激を受け、育児への意識が高まることがあります。また、育児の悩みを共有できる仲間がいることは、夫婦双方にとって心強い支えになります。

産後 夫 育児しないに関するQ&A

Q1:夫に育児を任せると、失敗しないか心配で口出ししてしまいます。

A1:その気持ちはよくわかります。しかし、失敗を恐れて口出ししすぎると、夫は自信をなくし、育児から遠ざかってしまう可能性があります。まずは、赤ちゃんの命に関わるような危険なこと以外は、「見守る」ことに徹してみましょう。そして、夫が育児に成功したら、存分に褒めてあげてください。小さな成功体験が、夫の自信につながります。

Q2:夫は育児に協力的ですが、家事は全くしてくれません。

A2:育児と家事は、両方ともママにとって大きな負担です。夫が育児に協力してくれるのは素晴らしいことですが、家事も分担できればもっとママは楽になります。夫婦で改めて家事リストを作り、夫が「これならできる」という家事を担当してもらいましょう。週末にまとめて行う家事や、簡単なルーティン作業(例:洗濯物をたたむ、食器を洗う)からお願いしてみるのがおすすめです。

Q3:夫が「育児疲れ」を訴えてきます。どう対応すれば良いですか?

A3:夫も慣れない育児で疲れているのは事実かもしれません。ママも夫の頑張りを認め、「お疲れ様、いつもありがとう」と伝えましょう。そして、夫にも休息時間を与えることが大切です。「今日はあなたが赤ちゃんを見てくれる間、私は少し休むね。明日はあなたが休める時間を作るよ」など、お互いにリフレッシュできる時間を作り、労り合いましょう。

Q4:夫に育児を任せると、いつもスマホを触っていて、ちゃんと見ていない気がします。

A4:気になりますよね。まずは「スマホを見ながらだと、赤ちゃんが泣いた時に気づかないこともあるから、〇〇(赤ちゃん)に集中してくれると助かるな」と、具体的に危険性や理由を伝えてみましょう。もし改善が見られない場合は、スマホの時間を制限するなどのルールを夫婦で話し合うことも必要かもしれません。

Q5:育児に関する夫婦の意見が合わず、いつも喧嘩になります。

A5:育児に対する考え方は、夫婦それぞれ違うのが当たり前です。大切なのは、お互いの意見を尊重し、「夫婦でどうするか」を決めることです。感情的に議論するのではなく、冷静にそれぞれの考えを伝え、「最終的に赤ちゃんにとって何が一番良いか」という視点で話し合いましょう。必要であれば、専門家(助産師や夫婦カウンセラー)に間に入ってもらい、客観的な意見を聞くのも良い方法です。

まとめ

産後、夫が育児を「しない」と嘆くのではなく、夫が「育児をしたい」と思えるような環境をママが積極的に作り出すことで、夫婦の育児への関わり方は大きく変わります。夫の強みを見つけ、具体的な役割を与え、そして心から褒めることで、夫は育児の喜びを見つけ、主体的に関わるパパへと成長していくでしょう。ママ一人で抱え込まず、夫婦で共に育児を楽しみ、新しい家族の絆を深めていってくださいね。

 

 

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タグ: #産後クライシス #夫婦関係 #夫の育児参加 #育児環境 #パパ活