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産後痛みに寄り添う帝王切開回復ガイド:早く楽になるための賢い過ごし方

「帝王切開後の痛みが辛くて、赤ちゃんのお世話もままならない…」「早くこの痛みから解放されたい!」帝王切開で出産されたママの多くが、産後の痛みに悩まされていますよね。

痛みが続くと、精神的にも疲弊し、新しい命との生活を心から楽しむことが難しくなってしまうことも。

今回は、帝王切開後の痛みに寄り添い、少しでも早く痛みが和らぎ、快適な産後を過ごすための「賢い過ごし方」に焦点を当ててご紹介します。我慢せず、積極的に体をケアし、周囲のサポートを最大限に活用していきましょう。

痛みの種類と対処法:回復フェーズに合わせたケア

帝王切開後の痛みは、時間とともに種類や強さが変化していきます。それぞれのフェーズに合わせた賢い対処法を知っておきましょう。

【術後すぐ~退院まで】急性期の痛みを乗り切る

この時期は、傷の痛みと後陣痛が最も強く感じられます。痛み止めを最大限に活用することが重要です。

  • 痛み止めは我慢しない: 術後、硬膜外麻酔や点滴の鎮痛剤が使われます。痛みを感じ始めたら、我慢せずに遠慮なく看護師に伝えましょう。早めに痛みを抑えることで、その後の回復もスムーズになります。
  • 体勢の工夫:
    • 起き上がり方: 「横向き起き上がり」で腹筋への負担を軽減。
    • 寝返り: 痛い時は無理せず、手すりやベッド柵を使ってゆっくりと。
  • 呼吸法: 深い呼吸を意識することで、痛みが和らぐことがあります。
  • クッションの活用: 抱き枕やクッションをお腹に当てて、寝返りや咳、くしゃみをする際に傷口を保護すると楽になります。

【退院後~産後1ヶ月健診まで】自宅での回復を促す

自宅に戻ると、赤ちゃんのお世話で休む間もないかもしれません。この時期は、休息と、痛みに配慮した動き方が重要です。

  • 処方薬の痛み止めを正しく使う: 退院時に処方された痛み止めは、痛みが気になったら躊躇なく服用しましょう。赤ちゃんへの影響はほとんどありません。
  • 適切な腹帯・産褥ニッパー: 傷口を保護し、お腹の筋肉をサポートすることで、動く際の痛みを軽減します。締め付けすぎない、ご自身に合ったものを選びましょう。
  • 授乳姿勢の工夫: 傷口に負担がかからない姿勢を見つけましょう。横抱きやフットボール抱き、座椅子や授乳クッションの活用がおすすめです。
  • 重いものは持たない: 医師の指示があるまで(通常1ヶ月健診まで)は、赤ちゃん以外の重いもの(上の子を抱き上げる、買い物袋など)を持つのは避けましょう。
  • 積極的に休息を取る: 家族やパートナーに協力してもらい、赤ちゃんが寝ている間にママも休むことを最優先にしましょう。

【産後1ヶ月健診以降~】日常生活への復帰と継続ケア

この頃になると、日常生活のほとんどはこなせるようになりますが、無理は禁物です。

  • 徐々に体を動かす: 医師の許可が出たら、軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かし始めましょう。血行が良くなり、回復を促します。
  • 傷跡ケアの継続: シリコンテープやシート、保湿剤などで傷跡ケアを継続しましょう。見た目の改善だけでなく、傷口の突っ張り感の軽減にも繋がります。
  • 温める: 傷口周辺や冷えやすい部分を温めることで、血行が促進され、痛みが和らぐことがあります。
  • 骨盤ケア: 骨盤ベルトなどで骨盤をサポートすることも、全身のバランスを整え、腰痛などの痛みを軽減する効果が期待できます。

【ここがポイント!】

帝王切開後の痛みは、個人差はありますが、必ず和らいでいきます。大切なのは、痛みに我慢せず、適切なケアを積極的に行うこと。そして、周囲のサポートを遠慮なく受け入れ、無理なく回復に専念することです。「早く元に戻りたい」という気持ちは分かりますが、ママの体が十分に回復することが、その後の育児を笑顔で楽しむための何よりの基盤となります。焦らず、ご自身の体に優しく、そして賢く産後を過ごしてくださいね。

Q&A:帝王切開後の痛みと回復について

Q1: 痛み止めを飲んでいても痛みが強い場合、どうすれば良いですか?
A1: 処方された痛み止めを飲んでいても痛みが続く場合は、我慢せずにすぐに医師に相談してください。痛みの種類や強さに応じて、痛み止めの種類や量を調整したり、他の対処法を検討したりすることが可能です。痛みが長引くと、精神的にも辛くなるので、早めに相談しましょう。

 

Q2: 術後のお腹の張りが辛いです。これは痛みと関係がありますか?
A2: はい、関係がある場合があります。帝王切開後のお腹の張りは、術後の腸の動きが鈍くなったり、空気やガスが溜まったりすることが原因で起こります。痛みを伴うこともあり、不快感を感じやすいでしょう。軽い歩行や、体を温めることで腸の動きを促す効果が期待できます。あまりにも辛い場合は、医師に相談して対処法(整腸剤など)を検討してもらいましょう。

 

Q3: 産後、いつから運動を始めても良いですか?
A3: 本格的な運動は、通常、産後1ヶ月健診で医師の許可が出てからになります。それまでは、無理のない範囲での軽いウォーキングや、産褥体操などから始めましょう。お腹に負担がかかるような腹筋運動や激しい運動は、さらに期間を置く必要があります。必ず医師の指示に従いましょう。

 

Q4: 帝王切開後のシャワーや入浴は、いつから大丈夫ですか?
A4: シャワーは、傷口が完全に閉じていれば、退院後から可能となることが多いです。ただし、傷口を強く擦らないよう、優しく洗い流しましょう。入浴は、傷口が完全に治癒し、医師の許可が出てから(通常、産後1ヶ月健診以降)になります。感染のリスクがあるため、それまでは湯船に浸かるのは控えましょう。

 

Q5: 痛みが辛くて、赤ちゃんのお世話が十分にできないと感じてしまいます。
A5: そのように感じるのは、決してあなたのせいではありません。帝王切開後の回復は、ママにとって大きな負担です。「完璧にこなさなければ」という気持ちは手放し、周囲に頼ることを最優先にしましょう。パートナー、家族、友人、または地域の産後ケアサービス、育児支援サービスなどを積極的に利用し、赤ちゃんのお世話を分担してもらうことで、ママの負担を軽減し、回復を早めることができます。

あなたの体が回復するまで、焦らず、自分を大切に過ごしてください。応援しています。

 

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