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育児している方向け防災について考えよう│防災グッズや備蓄の考え、避難する際の注意点

「小さな子どもを連れて無事に避難できるか不安…」「子ども用の防災グッズは何を準備すればいいの?」と心配している方も多いのではないでしょうか。

いざという時に大切な子どもの命を守るためにも、今のうちからしっかりとした備えを進めていきましょう。

この記事では、幼い子どもを育てながら災害への備えを進めたい方に向けて、

- 子どもの年齢に合わせた防災グッズの選び方
- 自宅で安全に過ごすための備蓄のコツ
- 子連れで避難する際の注意点

上記について、解説しています。

日々の育児に追われて後回しになりがちな備えですが、少しの知識を持つだけで災害時の安心感は大きく高まることでしょう。

万が一の事態でも慌てずに行動するためのヒントが詰まっているので、ぜひ参考にしてください。

子供と一緒に避難する

1.育児における防災の基本と心構え

育児中の防災において最も大切なのは、親自身が慌てずに行動できる事前の準備と心構えをしっかりと持っておくことです。
なぜなら、突然の災害時に小さな子どもは親の不安を敏感に感じ取り、一緒にパニックに陥りやすい傾向があるため、注意が必要です。
日頃から「もしも」の事態を想定し、親子で話し合っておくことで、いざという時に大切な我が子を守るための冷静な判断を下せるようになるでしょう。
具体的には、月に1回は週末を利用して、家族で地域の指定避難所までの安全な経路を実際に歩いて確認してみてはいかがでしょうか。
さらに、国土交通省のハザードマップをチェックし、自宅周辺の危険箇所を把握しておくことも非常に有効な手段と言えます。
また、普段使い慣れているおむつや液体ミルクなど、子ども特有の必需品を最低でも3日分、できれば1週間分ローリングストック法で備蓄しておくことも、今すぐ始められる重要な防災アクションの一つになります。

1-1.なぜ子育て世代に特化した防災が必要なのか

一般的な防災対策だけでは、小さな子供を守るには不十分なケースが少なくありません。大人であれば数日間水と乾パンでしのげるかもしれませんが、乳幼児には粉ミルクや離乳食、おむつといった特別な物資が不可欠となるからです。内閣府の調査によれば、災害時に最も不安を感じる層のトップが小さな子供を持つ家庭となっています。また、子供は自分の状況を言葉で正確に伝えることが難しく、環境の変化から強いストレスを感じやすい傾向にあります。そのため、年齢や発育段階に応じた専用の備えをしておくことが、いざという時の命綱に変わるでしょう。さらに、避難所での集団生活では夜泣きや騒ぎ声による周囲への気遣いも生じるため、平時から在宅避難を想定した環境づくりを整えておくことが重要になってきます。親自身がパニックに陥らないためにも、子育て世代ならではの視点で家庭内の防災力を高める工夫が求められるのです。

1-2.家族で話し合うべき避難のルール

災害が発生した際、家族が離れ離れになっている状況は十分に想定されます。いざという時に慌てないよう、平時から避難に関する具体的なルールを話し合っておくことが重要です。まずは、自宅近くの指定避難所や広域避難場所をハザードマップで一緒に確認しましょう。例えば「震度5強以上の地震が起きたら、第一候補として最寄りの小学校の体育館に集まる」といった明確な基準を設けておくと安心です。

また、通信網が遮断された場合に備え、NTTの災害用伝言ダイヤル「171」や、LINEの安否確認機能の使い方を家族全員で共有しておくことも欠かせません。共働き家庭の場合は、保育園や幼稚園への引き渡しルールを再確認し、父親と母親のどちらが子供を迎えに行くかを事前に決めておく必要があります。休日には、実際に子供と一緒に避難経路を歩いてみることで、ブロック塀などの危険箇所を把握する良い機会となるでしょう。定期的にルールを見直し、子供の成長に合わせた最新の防災計画をアップデートし続けてください。

1-3.災害発生時の初期行動マニュアル

突然の巨大地震や台風などの災害が発生した直後、小さな子供を守るための初期行動は、大人の冷静な判断にかかっています。まずは「命を守る行動」を最優先とし、揺れを感じたら即座に子供の頭をクッションや座布団で覆い、安全な場所へ移動しましょう。頑丈なダイニングテーブルの下に隠れるのが一般的ですが、周囲に倒れてくる家具がない廊下なども有効な避難スペースとなります。揺れが収まったら、慌てずに火の元の確認とスマートフォンの緊急地震速報や防災アプリによる情報収集を行ってください。この時、割れた窓ガラスや散乱した食器でケガをしないよう、必ず室内でもスリッパや靴を履く習慣をつけておくことが重要です。さらに、玄関のドアを開けて避難経路を確保しつつ、あらかじめ準備しておいた防災リュックをすぐに持ち出せる状態にしておきましょう。パニックになりがちな瞬間こそ、普段からお住まいの地域で想定されるハザードマップを確認するなどのシミュレーションが、家族の命を救う鍵となるでしょう。

2.年齢別・子供のための防災グッズリスト

子供の年齢や成長段階に合わせて、準備すべき防災グッズの中身を定期的に見直すことが非常に重要です。
いざという時に「サイズが合わなくて使えない」という悲しい事態を防ぐためにも、最低でも半年に一度はリュックの中身を点検しましょう。

なぜなら、乳児期と幼児期では被災時に必要となるアイテムが全く異なるからです。
昨日まで着ていた服や使っていたおむつが急にサイズアウトするなど、子供の成長スピードは想像以上に早いと感じる方も多いのではないでしょうか。

具体的には、生後6ヶ月の赤ちゃんがいるご家庭なら、賞味期限の長い液体ミルクや、水を使わずに全身を拭ける厚手のおしりふきが必須の備えと言えます。
一方、4歳以上の幼児であれば、大人と同じアルファ米などの非常食を少しずつ食べられるようになる代わりに、長時間の避難生活で気を紛らわせるための携帯用おもちゃやトランプが役立つはず。
万が一の災害時に大切な子供の命と笑顔を守れるよう、それぞれの年代に合わせた最適なアイテムを揃えておきたいものです。

2-1.乳児向け(ミルク・おむつ・抱っこ紐)の備え

乳児を抱える家庭の防災対策では、大人の備えに加えて専用のグッズが不可欠となります。例えば、紙おむつは1日あたり最低でも7〜8枚消費するため、最低でも3日分、できれば1週間分として50〜60枚のストックを確保しておきましょう。粉ミルクを使用している場合は、お湯が沸かせない状況を想定し、常温でそのまま飲める「アイクレオ」や「ほほえみ」などの液体ミルクを6缶以上用意しておくと安心です。また、避難所への移動や瓦礫が散乱する道を歩く際には、ベビーカーが使えない可能性が高くなります。そのため、両手が空いて安全を確保しやすい両肩タイプの抱っこ紐を、すぐに持ち出せる場所に置いておくことが重要と言えます。さらに、使い捨ての哺乳瓶や洗浄綿なども防災リュックに加えておくと、衛生環境が悪化しやすい災害時でも赤ちゃんの健康を守る助けになるでしょう。赤ちゃんの成長は早いため、定期的なサイズアウトの確認も忘れないようにしてください。

2-2.幼児向け(着替え・おもちゃ・おやつ)の備え

活発に動き回る1歳から5歳頃の幼児には、急速な成長スピードに合わせた専用の防災グッズ準備が必要です。避難所生活では服が泥や食べこぼしで汚れやすいため、サイズアウトに注意しながら上下の着替えや下着を最低でも3日分用意しておきましょう。また、自宅とは違う慣れない環境での強いストレスを軽減するために、お気に入りのおもちゃや絵本が絶対に欠かせません。音の出ない折り紙、クレヨン、シールブックなどは、周囲の方々への配慮もできるため大変重宝するはずです。さらに、小腹を満たして精神的な安心感を与えるおやつ選びも、育児防災において非常に重要なポイントになります。日頃から食べ慣れている江崎グリコの「ビスコ保存缶」といった長期保存用ビスケットや、水分補給にもなるゼリー飲料を防災リュックに詰めておくことをおすすめします。最低でも半年に1回の頻度で中身を点検し、子どもの月齢や好みの変化に合わせて備蓄品をしっかりとアップデートしていくことが大切だと言えるでしょう。

2-3.定期的なローリングストックの活用法

日々の育児に追われる中で、非常食や防災グッズの消費期限を管理するのは容易なことではありません。そこでおすすめしたいのが、日常的に消費しながら備蓄する「ローリングストック」という手法です。特に乳幼児を抱えるご家庭では、月齢によって必要なアイテムが目まぐるしく変化するため、この方法が非常に有効となります。

例えば、和光堂やキューピーなどの市販のベビーフード、または液体ミルクを普段から少し多めに購入しておきましょう。日常の食事や外出時に古いものから順に消費し、使った分だけを新しく買い足していきます。食品だけでなく、パンパースなどの紙おむつや、水99%のおしりふきといった日用品も同様にローリングストックの対象に含めるのが大切なポイントと言えるでしょう。

目安として、最低でも3日分、できれば1週間分(約50枚のおむつや21食分の離乳食)のストックを維持すると安心できます。半年に1回、3月や9月の防災月間に合わせて備蓄品のラインナップを見直す習慣をつければ、子供の成長に合わない不要なストックを防げるはずです。無理なく無駄のない備えを、ぜひ今日から実践してみてください。

3.自宅の安全対策と育児中の室内環境づくり

自宅の安全対策は、小さな子どもを守るための防災において最も重要なステップと言えるでしょう。
なぜなら、地震などの災害が発生した際、大人がすぐに対処できない状況でも、部屋の環境が整っていれば子どものケガを防ぐことができるからです。
育児中はただでさえ慌ただしく、日用品や子どものおもちゃで部屋が散らかりがちですが、いざという時の避難経路を確保しておくことは命に直結する極めて重要なポイント。
具体的には、背の高い本棚やタンスをL字金具で壁に固定し、寝室には倒れてくるものを一切置かないといった工夫が求められます。
また、ガラスの飛散防止フィルムを窓に貼るなどの対策を取り入れ、子どもが安心して過ごせる空間を作ってみてはいかがでしょうか。

3-1.家具の転倒防止と安全な配置

育児中の防災対策において、まずは室内の安全確保が最優先事項となります。過去に発生した1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災では、負傷者の約30〜50%が家具の転倒や落下物によるものでした。とくに身長が低く動きの予測が難しい小さな子供は、大人以上に家具の下敷きになるリスクが高まります。そのため、L字金具や突っ張り棒、厚さ5mm以上の耐震マットなどの専用グッズを複数組み合わせて、タンスや本棚をしっかりと壁へ固定しましょう。

また、部屋の中における配置の工夫も欠かせません。ベビーベッドや子供が日中過ごすプレイマットの周囲には、絶対に背の高い家具を置かないことが鉄則です。さらに、就寝中の突発的な地震に備えて、寝室のドアや出入り口付近に家具を配置しないよう注意を払ってください。万が一倒れた場合でも避難経路を塞がない向きへ事前に調整しておくことが、大切な家族の命を守る第一歩と言えるでしょう。

3-2.ガラス飛散防止と避難経路の確保

地震発生時、窓ガラスの破片は子供にとって凶器に変わります。特にハイハイをする赤ちゃんや歩き始めの幼児がいる家庭では、事前の対策が欠かせません。具体的には、厚さ50ミクロン以上のガラス飛散防止フィルムを家中の窓に貼ることが推奨されます。これにより、万が一ガラスが割れても鋭利な破片が室内に飛び散るのを防ぐことが可能です。

また、安全に外へ逃げるための避難経路を確保しておくことも重要と言えるでしょう。夜間の被災を想定し、寝室から玄関までの動線にはおもちゃや段ボールなどの障害物を置かないように意識してください。さらに、停電時に備えてコンセントに挿しておくと自動で点灯する足元灯を廊下に設置しておくと安心です。

ベビーカーや抱っこ紐は、玄関のすぐ手の届く場所へ常に収納しておきましょう。いざという時にパニックにならず、スムーズに子供を連れて逃げられる環境を整えることが、家族の命を守る確実な第一歩となります。

3-3.停電・断水時に役立つ日用品の活用

災害による停電や断水が発生した際、身近な日用品が育児中の心強い味方となります。例えば、スマートフォンのライトの上に水の入った2リットルのペットボトルを置くだけで、光が乱反射して部屋全体を明るく照らす簡易ランタンに早変わりする優れものです。暗闇を怖がる小さな子どもの不安を和らげるために、すぐに試せる有効な手段と言えるでしょう。

また、水が使えない状況下では、赤ちゃん用のおしりふきが大活躍します。アルコールを含まない純水99%の製品であれば、お尻だけでなく手口の汚れ落としや、簡単な全身の清拭にも安全に使うことが可能です。さらに、45リットルサイズの大きなポリ袋を段ボール箱に被せ、その中に丸めた新聞紙やペットシートを敷き詰めれば簡易トイレとして機能します。

カセットコンロも、ミルクの調乳やレトルト離乳食の温めに欠かせないアイテムの一つです。イワタニなどの一般的なカセットガス1本で約60分間燃焼するため、最低でも3〜5本程度ストックしておくと安心できます。日頃から使っている生活用品の別の用途を知っておくことで、いざという時のパニックを防ぐことに繋がるのです。

4.外出時の被災に備える「いつも防災」

外出先での思いがけない被災に備え、普段から持ち歩くマザーズバッグに少しだけ防災グッズをプラスする「いつも防災」を心がけることが大切です。
いつどこで起こるかわからない災害に対して、日常の延長線上で対策をしておきましょう。

なぜなら、災害は自宅にいるときに起こるとは限らず、公園やショッピングモールなどで突然地震に見舞われる可能性があるからです。
小さな子どもを抱えて不安な状況下でも、手元に最低限の備えがあるだけで親の心の余裕が大きく変わってきます。
外出先から徒歩で帰宅することも想定し、無理なく持ち運べる重さにとどめることも重要と言えるでしょう。

具体的には、いつものおむつや着替えに加えて、小型のモバイルバッテリーや携帯トイレ、防寒用のアルミシートなどをコンパクトなポーチにまとめておくのが効果的。
また、子どもが好きなビスケットや紙パックの麦茶などを少し多めに持ち歩き、消費したらその都度補充する持ち歩き版のローリングストックを実践してみてください。
いざというときでも、見慣れたおやつがあれば子どもの不安を和らげることができます。

4-1.マザーズバッグに入れておくべき防災ポーチ

普段の公園遊びやスーパーへの買い物の最中に、突然の地震や災害に見舞われる可能性は決してゼロではないでしょう。いつものマザーズバッグにコンパクトな「防災ポーチ」を一つ忍ばせておくことが、外出先で家族の命を守る鍵となります。中身として優先すべきなのは、周囲に助けを呼ぶためのホイッスルや、断水時に重宝する携帯トイレ2回分、衛生管理に欠かせない大判の除菌シート10枚入りなどです。スマートフォンで確実な情報収集を行うため、5000mAh程度の軽量モバイルバッテリーも忘れずに入れておきましょう。さらに、子どもが怪我をした際に応急処置ができるばんそうこうや、不安な気持ちを落ち着かせる個包装のラムネ、栄養補給になる小さな羊羹といった食品もあると安心できるはずです。日常的に持ち歩く負担を減らすべく、全体の重量は300gから500g程度に抑えるのが理想的だと言えます。いざという時に慌てないよう、季節の変わり目に合わせて中身を見直す習慣をつけてください。

4-2.外出先での避難場所の確認方法

子供連れで外出している際に災害が発生した場合、安全な場所へ速やかに移動するための準備が欠かせません。自宅周辺だけでなく、よく行くショッピングモールや大きな公園の避難経路を事前に把握しておくことが重要です。具体的には、施設内に設置されている案内図で非常口の位置を毎回チェックする習慣をつけておきましょう。また、「全国避難所ガイド」や「東京都防災アプリ」といったスマートフォン向けの防災アプリをインストールしておくのも有効な手段となります。GPS機能を利用して、現在地から最も近い指定避難所や津波避難ビルを瞬時に検索できるからです。さらに、国土交通省が提供する「ハザードマップポータルサイト」を活用し、お出かけ先周辺の標高や浸水リスクをあらかじめ調べておくこともおすすめします。いざという時にパニックにならず、我が子を守るための冷静な行動へと繋がるはずです。

4-3.連絡手段と家族の安否確認システム

外出先で被災した場合、家族と離れ離れになるリスクを想定した確実な連絡手段の確保が欠かせません。大規模災害の発生直後は電話回線が著しく混雑し、携帯電話での直接通話が困難になるケースが過去の地震等で何度も報告されています。そのため、NTTが提供する「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言板(web171)」の利用手順を、あらかじめ家族全員で共有しておくことが非常に重要です。

また、日常的に使っているLINEをはじめとしたSNSアプリは、パケット通信を利用するためスムーズな安否確認に大いに役立つはずです。さらに、位置情報共有アプリである「Life360」などをスマートフォンに導入しておけば、小さな子供を連れたパートナーの現在地をリアルタイムで正確に把握できるでしょう。

スマートフォンのバッテリー切れに備え、容量10000mAh以上のモバイルバッテリーを常に持ち歩く工夫も忘れてはいけません。毎月1日などのタイミングで、実際に伝言システムを使ってメッセージを残すテストを行っておくと、いざという時の安心に直結します。

5.災害時の食事と子供のストレスケア

災害時において、子供の食事とストレスケアはセットで考えることが非常に重要です。
見慣れない避難所生活や不安な環境において、食事が心を満たす大きな役割を担う存在。

大人でさえ大きなストレスを感じる非日常の空間では、小さな子供はさらに強い不安を抱え込んでしまうことでしょう。
いつもと違う冷たい食事や味気ない非常食ばかりでは、食欲をなくして体調を崩してしまうかもしれません。
温かいものや食べ慣れた味は、張り詰めた気持ちを和らげる安心材料になります。

例えば、子供が大好きなお菓子や、温かいスープを作れるカセットコンロを備蓄しておくのがおすすめの対策。
具体的には、キャラクターパッケージのレトルトカレーや、普段から食べ慣れているビスケットなどを防災リュックに入れておくと良いでしょう。
お気に入りのおもちゃや絵本と一緒に、心と体を満たすアイテムを準備しておくことで、いざという時の笑顔を守ることに繋がります。

5-1.アレルギー対応と子供が喜ぶ非常食

災害時の食事は、子供の心身の健康を維持するために非常に重要な要素となります。特に食物アレルギーを持つお子様がいる家庭では、避難所で配布される炊き出しのおにぎりやパンが食べられないケースも少なくありません。そのため、特定原材料28品目不使用の尾西のアルファ米や、アレルギー対応のレトルトカレーなどを最低でも3日分、できれば7日分(約21食)備蓄しておくことを強く推奨します。また、慣れない避難生活のストレスを和らげるためには、子供が普段から食べ慣れているお菓子を取り入れることも効果的です。ビスコやたべっ子どうぶつといった保存缶タイプのビスケットは、長期保存が効くうえに栄養価も高く、不安な気持ちを落ち着かせる「心の栄養」として役立つでしょう。日常的におやつとして消費しながら買い足すローリングストック法を実践すれば、いざという時でも賞味期限切れを防ぐことが可能です。普段の食生活に近いメニューを用意し、非常時でも安心感を与えられるよう工夫してみてください。

5-2.避難所生活での子供のメンタルケア

避難所という非日常的な空間は、幼い子供にとって計り知れないストレスを与えます。過去の熊本地震などの事例でも、急激な環境の変化から夜泣きがひどくなったり、食欲が極端に落ちたりするケースが多数報告されました。このような厳しい状況下では、保護者が意識的に安心感を与えるスキンシップを図ることが非常に重要です。例えば、日本小児科学会が推奨するように、1日15分だけでも子どもとしっかり目を合わせ、抱きしめる時間を確保してみてください。また、周囲の目を気にして「静かにしなさい」と過度に叱責することは、子どもの不安をさらに煽る原因になりかねません。可能な限りキッズスペースとして設けられた一角を利用し、同じ年頃の子どもたちと交流させるのも有効な手段となります。お気に入りの絵本や使い慣れたタオルなど、日常を感じられる身近なアイテムを一つでも手元に置いておくことで、心の安定に大きく繋がるでしょう。

5-3.遊びを取り入れた不安軽減の工夫

災害時や避難所での非日常的な生活は、子供にとって大きなストレスとなります。不安を少しでも和らげるためには、日常に近い「遊び」の時間を意図的に作ることが重要です。たとえば、場所を取らない折り紙やあやとりは、避難袋に忍ばせておきたい優秀なアイテムだと言えます。また、100円ショップで手に入るシールブックや音の出ない絵本であれば、周囲の目を気にすることなく集中して遊ぶことが可能です。さらに、新聞紙を使ったスリッパや簡易食器作りなど、防災の知識を工作感覚で楽しむことも有効な手段となるでしょう。使い慣れたお気に入りの小さなぬいぐるみを1つ持たせるだけでも、子供の心は想像以上に落ち着くはずです。非常時こそ、大人が意識して笑顔を見せ、親子で一緒に手を動かす遊びを取り入れてみてください。このような小さな工夫の積み重ねが、過酷な環境下で子供の心の健康を守る防波堤の役割を果たしてくれます。

6.地域と繋がる育児・防災ネットワークの構築

災害時に愛する子どもの命を守り抜くためには、家庭内での備えに加えて、地域社会との繋がりを日頃からしっかりと築いておくことが欠かせません。
なぜなら、予期せぬ巨大地震や水害が発生した際、親や家族の力だけで幼い子どもを抱えて安全に避難し、生活物資を確保していくのは、想像以上の困難を伴うからです。
ご近所の方々とあらかじめ顔見知りになっていれば、緊急時に声を掛け合い、孤立を防いで互いにサポートし合える心強い環境が整うでしょう。
具体的には、日常的に近所の公園や子育て支援センターへ足を運び、同じ地域に住む親御さんたちと些細な挨拶を交わすことから始めてみてください。
さらに、自治会や町内会が定期的に開催する防災訓練へ子どもと一緒に参加すれば、地域の危険箇所を把握できるだけでなく、いざという時に助けてくれる頼もしいサポーターを見つける絶好の機会となります。

6-1.近隣住民との日常的なコミュニケーション

災害発生時、特に小さな子供を抱えた育児中の家庭にとって、近隣住民との繋がりは命綱となります。内閣府の防災白書でも指摘されている通り、1995年の阪神・淡路大震災では倒壊家屋から救出された人の約8割が家族や近所の方々の手によるものでした。日頃から周囲と顔を合わせ、挨拶を交わすだけでも立派な防災対策といえるでしょう。

例えば、朝のゴミ出しや自治会の活動など、ちょっとした機会を利用して子供の顔や年齢を覚えてもらうことが重要です。万が一の避難時に、「あそこの家には2歳の幼児がいるはずだ」と周囲が認識していれば、迅速な声かけやサポートに繋がるはずです。

また、粉ミルクが必要なことや、共働きで日中不在になりがちな時間帯といった事情を、信頼できるお隣さんに共有しておくアプローチも欠かせません。いざという時に孤立しないためにも、普段からの何気ない会話を通じて、地域全体で子供を守る強固なセーフティネットを構築していきましょう。

6-2.自治体の防災イベントやママ友との情報共有

地域で開催される防災イベントは、子育て世代にとって実践的な知識を得る絶好の機会です。各市区町村や消防署が定期的に実施しているファミリー向けの防災訓練では、消火器の正しい使い方や応急手当の方法を直接体験できるでしょう。地域の児童館や子育て支援センターが主催するワークショップに足を運べば、乳幼児を連れた避難のシミュレーションを具体的に学ぶための有効な手段となります。

また、日常的に交流のあるママ友との情報共有も、災害時の大きな助けに繋がります。普段からLINEグループなどを活用して、近隣の指定避難所の状況や役立つローリングストックのアイデアを交換しておくと安心ですね。お互いの自宅の場所や避難ルートをあらかじめ把握しておくことで、いざという時に協力し合える体制をスムーズに築けます。地域の広報誌や自治体の公式LINEアカウントに登録し、最新の防災情報をこまめにチェックする習慣をつけてみてください。

6-3.SNSや防災アプリを活用した最新情報の収集

災害発生時、正確で迅速な情報収集は子供の命を守るために欠かせません。日頃からスマートフォンに「Yahoo!防災速報」や「NHK ニュース・防災」といった信頼できるアプリをインストールしておきましょう。これらのツールは、現在地に応じた避難情報や気象警報をプッシュ通知で瞬時に知らせてくれます。また、X(旧Twitter)などのSNSも、リアルタイムの被害状況や給水所の開設場所を把握するのに非常に役立つ手段です。ただし、ネット上にはデマや不確かな情報が拡散されるリスクもあるため、首相官邸や各市区町村の公式アカウントから発信される一次情報へ直接アクセスする習慣をつけてください。普段の育児の合間に、居住地域の自治体LINE公式アカウントを友だち登録しておくなど、無理のない範囲でデジタルツールを活用すると安心に繋がるでしょう。平時からの確実な備えが、いざという時のパニックを防ぎます。

まとめ:育児中の方向けの防災の意識い

日本は地震大国だし、台風、ゲリラ豪雨など災害はいつ起こるかわからないのが怖いところ。 そういった災害に対して重要なことはしっかりと防災の意識に対して関心を持ち、 万が一の事態を前もって想定しておくということが大事になります。

育児中の防災において最も重要なのは、「子どもを守り抜くための具体的なシミュレーション」を日常に組み込むことです。

災害時は普段と異なる判断と体力が求められるため、以下のポイントを意識してください。 
 まず、避難時に両手を空けられるよう、抱っこ紐やおんぶ紐を必ず備えましょう。
乳幼児に必要な液体ミルク、紙おむつ、おしりふき、離乳食などの消耗品は、日常的に少し多めに購入し、使いながら買い足す「ローリングストック」を徹底してください。
  また、家族間での役割分担も不可欠です。誰が子どもを抱え、誰が避難バッグを持ち出すかを事前に話し合っておきましょう。
さらに、保育園や学校から避難所までのルートを実際に子どもと一緒に歩き、危険箇所を確認しておくことも有効です。
  お住まいの地域のハザードマップで自宅周辺のリスクを把握し、地域との繋がりも大切にしてください。完璧を目指さず、まずは家族で防災意識を共有することから始めましょう。

 

 

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