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子どもの貧困は私たちの身近な問題でもある!わたしたちができること

子どもの貧困問題について皆さんはどのようにお考えですか。

 

今回取り上げたいものは子供の貧困についてです。

わたしのブログ友達でもある心理カウンセラーのスマイルさんとのコラボ企画です。

前回スマイルさんがこの子供の貧困についての記事を書かれており、これは私自身も含むもっと多くの方に知ってほしいと思い、わたしのほうから声をかけさせてもらいました。

 

blog.goo.ne.jp

内容は

奈良市神殿町のトンカツ店"まるかつ"さんが食べられない子供にこっそり食べさせてあげるというサービスをされていました。
なんと素晴らしいことでしょうか。

しかし、対してそんな素敵なお店に予約キャンセルの嫌がらせがあったことをスマイルさんの記事で知りました。

確かにお店をされているとはいえ、個人が子供の貧困の問題にしっかりと向き合ってた人なんですよね!

 

実際日本において子どもの貧困の問題はかなり深刻な話となっています。人口減少が進む中たくさんの子供を産む必要があるのですが、こういった話を聞くと現在やはり子供を産むという環境はなかなか難しいのかなと思ってしまう方も多いのでしょう。

実際子供の貧困問題については多くの方がニュースや報道などを通じて知ってはいるもののその全体像を知る方というのは少ないと言われています。

www.nippon-foundation.or.jp

 

子どもの貧困問題は私たちもしっかりと知らないといけない!

子どもの貧困問題を理解しよう

子どもの貧困と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。

多くの方がまず最初にイメージするのが、食べるものがなかったり着るものがなかったりといった状況に置かれてるこどもだと思います。

しかし貧困というのは実は2種類のタイプがありそれぞれをまず理解する必要があります。

絶対的貧困と相対的貧困


絶対的貧困というものは先ほどのイメージにもあったように、着るものがなかったり食べるものがなかったり住む場所がなかったりといった人間が生きる上で必要な衣食住において十分でない状況、つまり最低限の生活を営むことができない状態を絶対的貧困と言います。

これに対して相対的貧困というものは、日本国民の平均値の年間所得の50%に満たない所得水準にあたる人々のことを指します。


少し表現が難しいかもしれませんがお金自体に困っているものが総体的貧困そして生活自体が問題になり貧しい思いをしてしまうのが絶対的貧困という分類になるのです。

 

子どもの貧困問題はどんな状態なの?

子どもに十分な食事を食べてもらう

 


では日本の子供たちの貧困というのはどのような状態になっているのでしょうか。厚生労働省が発表した国民生活基礎調査によると日本の相対的貧困率というものは15.6%と示しておりこれは数にすると6人から7人に1人が貧困の状態にあることを指します。
この15.6%のうち約半数がシングルマザーやシングルファーザーというひとり親世帯ということも見逃せません。

ひとり親世帯の場合は子供の育児だけではなく家事そしてお金を稼ぐための仕事など全てを一人で行わなければならなくなります。


そのような中で子供の育児と貧困にならないためのお金を稼ぐことの両立というのはとても難しくさらにそこには育児も関わる親のストレスというものも深く関わっていきます。
通常ならばたっぷりと子供に愛情をかけるべき部分が生活をするために仕事をしなければいけないという現場に寄ってそれ自体ができないということもあるんですね。

このような環境自体がお金の問題ではなく起きている問題のため、子供の貧困が相対的貧困に原因があるといわれる理由なんですね。

 

子どもの貧困問題に対してできること

では私たちが子どもの貧困に対してできることというのはどういうものがあるのでしょうか。

もちろん個人の力は弱く政府や自治体が問題解決のために動いてくれるというのも必要不可欠になります。しかしどうしても国の政策とか自治体の対策などは後手後手に回ることが多くまた見当違いのものもあります。

なので現在進行形で進んでいる子供の貧困に対して今私たちが向き合わなければならないことや、できることを考えていきましょう


放課後児童クラブ

放課後児童クラブというものをご存知でしょうか?共働きの家庭やシングルの家庭の10歳未満の子供に対して、放課後の児童に適切な遊びや生活の場を与え子供の健全な育成を図ることを目的としたスペースを作ってあげるというものです。今では多くの地域で放課後児童クラブが運営されているのですが、やはりコストがかかるので田舎には運営自体が難しいとするものや閉鎖してしまった施設もあります。

 

児童館

次にあげるのは児童館。全国に4500箇所以上設置されている施設で遊戯室や図書館といったものも備え付けられている、遊びだけではなく学習もできる施設になります。そこに児童厚生員と呼ばれる人員が配置されているので安心して子どもを預けることができます。
このような施設があると、その施設でできた友達や大人とのコミュニケーションを経て健全な成長を促すことができ、貧困問題を抱えている家庭の子供であったとしても心豊かに育つことができます。

 

子ども食堂

次に、生きるという意味でも直結する食の問題になります。ここで挙げることができるのは、最近テレビでも多く報道されるようになった【子ども食堂】があります。運営しているのは個人だけではなく企業や NPO 法人などが支援し全国に2000ヶ所以上の子ども食堂があります。ですがまだまだ不足しているため今後も増え続けると言われています。

 

子供が安心して寝れること

その他のサポート

そして、貧困問題からくる学力の問題です。絶対的貧困の家庭の子供は塾に行けなかったり、保護者不在のため家で宿題をみてもらえなかったりという状況もあるため、勉学に対しても十分に向き合えないという過程が多くあります。

また同時に朝食をとらないというケースも貧困問題を抱えている家庭に多くみられます。朝食を取らないが故に授業に集中できない、そのため勉強が他の子供に追いつかないといった問題も出てきました。


 そこで貧困の現状を打破する一つの方法として勉強をすることがあげられます。勉強をし企業に就職して仕事をしっかりするという方法がありますが、とても問題なことにその勉強が追いついていない子供が多い状態です。そんな子供たちを学習サポートをする放課後子ども教室というものがあります。地域の方々が協力し勉強だけではなくスポーツや芸術活動などといったチャンスを作ることを目的としたもので、小学校を中心に全国10000カ所以上で放課後子ども教室が実施されています。

 

子どもの食に関する企業の対策

日本は食品廃棄ロスも現在問題になっています。企業が製造中や移送中に商品にダメージがあったりすると、商品に売れる価値がなくなり廃棄されます。
企業はこの廃棄商品の廃棄証明書が発行されないと保険で補償されないため、廃棄するしかありませんでした。食べる分に問題がなくても、売り物にならない以上、保険で補償金をもらうという選択肢しかなかったのです。


しかし、最近になってようやく損保ジャパンがNPO法人であるセカンドハーベスト・ジャパンと提携し、売り物にならないけれど食べれる商品に関して、寄付した時にも保険で補償金がもらえる仕組みを作りました。

このあと同じようなシステムがどんどんでてくることでしょう。

日本では2016年の調査で年間643万トンもの食品として問題なく食べられるものだけど、売り物にならない食品があると農林水産省の発表でありました。
この量というのは、毎日私たちが1人当たりお茶わんでご飯を一杯捨てているのと同じ量なんです。

 

食べ物が十分に食べられない子供がいるのに、毎日みんながお茶わん1杯分のご飯を捨ていている。この現状を替えなくてはなりません。

 

子どもには十分な愛情が必要

日本が先進国として尊敬されていたのは昔の話です。本当の先進国であればこんなにムダは生じないでしょうし、子供の貧困もなんとかなっているはず。世界では人口が増えて、その食糧が不足するのではないのかと不安視されているのに、日本では人工は減少して市町村もこのままでは消えていくとされているくらい、何とかしないといけない課題が山盛り。

桜を見る会とかの追及なんてやってる暇はないのに・・・。早く政治でしか解決できない子供の貧困問題にしっかりと向き合って欲しい!!


こんな状況のなかで私達個人ができる子供の貧困対策とはどういったものになるのでしょうか。
NPO法人などへの寄付などもそうなのですが、

  • 毎日の食事で食べ残しをしない
  • 買った商品を消費期限切れなどを起こさないように使い切る
  • 一人の子供がいたら声をかけてあげる

といった、ちょっとしたことも対策だと思います。

 

まとめ

子どもの貧困というとても大きなテーマを取り上げさせてもらいましたが、大事なことはまずはこの現状を知ること。そして身近にできることを探してやってみるということ。

どんな問題でもまずは知ってから始まります。

今回は大きなテーマだからこそ、スマイルさんと一緒にみんなに知ってもらいたいと思ってコラボしていきました。

この記事だけでは語り切れない部分もあるため、今後も記事を特集するつもりです。

 

子供の貧困率‼️大切な子ども達を幸せに!まずは食!子ども食堂の増加に感謝! - One day One smile