しばらく難しい記事が続いたので、本日は癒されるような可愛らしい絵本の紹介コーナーです。
今回紹介したいのは、林明子さんの「おててがでたよ」。
以前取り上げた、「はじめてのおつかい」や「あさえとちいさいいもうと」、「はっぱのおうち」も林明子さんでしたよね。
他にも魔女の宅急便や多くの人気絵本を作られているので、知っている方も多いと思います。
まだ小さな子供は自分で着替えるのが難しかったりします。服をママやパパに着替えさせられるときに、おててやあんよが洋服からぱっとでてきたり、頭がすぽっと出てくる様子は親にとっても可愛らしいし、子供からしたら不思議な体験です。
着替えの時にそんな擬音をつけてあげることでも、自分で着替えることができるようになるまでの近道と言われたりもするのですが、そういった興味や自主性を持たせるいいきっかけにもなる素敵な絵本です。
おててがでたよってどんな絵本?
作:林明子
出版社:福音館書店
発行日:1986年06月
洋服から顔が出て、ママやパパと顔があって、ばぁーと驚かせたりした経験だれもがあると思います。
この絵本では、おててだけじゃなく、かおやあんよ、お口、おめめなど体のパーツひとつひとつを子供が認識できるようになり、子供に同じ行動をとってもらうととても可愛らしくも感じれる絵本です。
読み聞かせのだいご味の一つである、子供をよりいとおしく感じれて、子供も体のいろいろな部分に興味ももて着替えにも積極的になるようにといった様々なメリットが感じることができる絵本が「おててがでたよ」という作品なんですね。
おててがでたよを読み聞かせされた方の口コミ
「おててがでたよ」は赤ちゃんがひとりで洋服を着るのに挑戦する絵本です。
私自身は娘が0歳の頃にこの絵本を購入して読み聞かせていました。
0歳の頃はなんとなくぼんやり絵本を見ていただけでしたが、成長して言葉がわかるようになるにつれて、おててはどこかな?あんよはどこかな?という問いかけに反応して、自分の手や足を見せてくれるようになったとき、娘の成長を感じてとても嬉しかったです。そのため、絵本はまだ早いかな?と思うような小さなお子様がいる方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい絵本です。
また、長女は1年半早く産まれているので、もうお喋りも上手になっていますが、未だにこの絵本は大好きで、ばあ!ぬうっ!という擬音に反応して喜んでいます。小さな妹が一生懸命問いかけに反応している姿を見るのも楽しいようです。文章はとても簡単な言葉ばかりなので、時にはお姉ちゃんが読む!と言って読み聞かせてあげている様子も見られるのも、この絵本をおすすめしたいポイントのひとつです。
絵本の内容としても普遍的なものなので、この絵本は大切に取って置いて、娘が大きくなったときに子供の頃に読み聞かせてあげていたんだよ、と言ってプレゼントしてあげたいと思っています。短い絵本なので読み終わるのはあっという間ですが、我が家ではとても長い間、子供たちのそばにある大切な絵本です。
幼児期の絵本としてはかなり優しい内容のものになるかと思いますが、この絵本を子ども自身が自分で兄弟に読んであげようとする気持ちや、パパ・ママの問いかけに反応して一緒になって遊ぼうとする楽しい気持ちを育んであげられる素敵な絵本だと思います。寝る前の一区切りとして読み聞かせるのにも、ちょうどいいボリュームなので、そういった意味でも側に置いておきやすいのではないでしょうか。
病院の待合室などにこの本が置いてあることも多いので、もしかするとふとしたきっかけでこの絵本を手に取ることがあるかもしれません。その一回だけでは子供の反応はぼんやりしたものかもしれませんが、自宅で着替えの前や寝る前に何度も読み聞かせてあげることで、少しずつ絵本の内容を覚えて、絵本の読み聞かせを楽しみにしてくれるようになるかと思います。3歳~4歳から読み始めると、子供にとっては少しボリューム不足感があるかもしれないので、ぜひ0歳~1歳ぐらいの頃から読み聞かせてあげてください。きっとお子様にとっても、ご両親にとっても大切な一冊になりますよ。