先ほどの夕方のニュースでもインフルエンザの流行が平年よりも早く、流行警報を出すほど患者さんの数も増えていると報じられました。
この時期は昼間はまだ温かくても夕方から夜、そして朝方と気温も低くなり、乾燥してくるので、インフルエンザウイルスも蔓延しやすく、注意が必要になります。
35ラボのブログでもここ数日、インフルエンザには注意しなきゃいけないよと記事を投稿させていただきました。しかし、東京都の発表でも記事上部のヤフーニュースに取り上げられるほど流行しており、地域でも学級閉鎖がみられるレベルになっています。
知り合いのママ友も、「娘がインフルエンザで学級閉鎖になっておうちにいるから、お昼ご飯を作らなきゃ」とか、
「学級閉鎖のおかげで仕事を休まなきゃいけなくなった」などといった声は多く聞こえてきます。
インフルエンザが流行しやすい環境とは?
インフルエンザは、ウイルスが空気中を漂いやすく、感染が広がりやすい環境で流行します。
特に秋から冬にかけては、気温が下がり湿度も低くなるため、ウイルスが長く生きやすくなるのです。
流行しやすい環境の特徴
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乾燥している室内
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湿度が40%以下になると、ウイルスが空気中で長く生存。
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人が密集する場所
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幼稚園・学校・職場・電車・ショッピングモールなど、飛沫が飛びやすい環境。
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換気が不十分
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暖房をつけっぱなしで窓を閉めきると、ウイルスがこもりやすい。
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体調を崩しやすい季節
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年末年始や新学期など、疲れやストレスで免疫が落ちやすい時期も注意。
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インフルエンザウイルスは、乾燥・低温・密集という3条件がそろうと一気に広がります。特に小さな子どもや妊婦さん、高齢者がいる家庭では、日頃の環境づくりが大切です。
インフルエンザ予防のために注意すべきこと
ウイルスの侵入を防ぐためには、**「体調管理」+「生活環境」+「接触予防」**の3つを意識することが大切です。毎日の習慣を少し見直すだけで、感染リスクをぐっと下げられます。
① 体調を整える
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睡眠をしっかりとる(免疫を保つための基本)
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栄養バランスの良い食事を意識する(特にビタミンC・D・タンパク質)
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軽い運動やストレッチで血流をよくする
体の免疫力が落ちていると、ウイルスに感染しやすくなります。特に妊婦さんや育児中のママは、疲れをためないことも大切です。
② 室内環境を整える
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加湿器を使って湿度を50〜60%に保つ
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こまめな換気(1〜2時間に1回、5分程度窓を開ける)
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手がよく触れる場所を定期的に拭き掃除(ドアノブ・スイッチ・スマホなど)
乾燥はウイルスの大好物。湿度と清潔さを保つことで、家庭内感染を予防できます。
③ 接触・飛沫を防ぐ
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外出後はすぐに手洗い・うがい
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マスクを正しく着用(鼻と口を覆う)
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家族に感染者が出た場合はタオルや食器を分ける
また、症状が出たときは無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。特に妊婦さんや小さな子どもは重症化しやすいため、早期対応が大切です。
【接種vs予防薬】インフルエンザ対策、働くママの「時間」と「安心」を両立する方法
「予防接種のために何度も予約や受診の手間をかけるのが大変」「接種時期を逃してしまった」—。
仕事や家事、育児に追われるママにとって、お子様のインフルエンザ対策は、毎年大きな負担ですよね。特に接種期間は予約でいっぱいで、病院での待ち時間も体力的に厳しいのが現状です。
そこで知っておいていただきたいのが、オンライン診療を活用したインフルエンザ予防薬(タミフルやリレンザなど)の処方という、新しい選択肢です。
これは、予防接種のように免疫をつけるものではなく、ご家族に発症者が出た際などにウイルス増殖を抑え、感染を防ぐ目的で用いられます。
最大のメリットは、自宅から診療を受けられること。移動時間や病院での待ち時間が一切かかりません。
予防接種への迷いや不安がある場合、また接種を終えていても「もう一重の備え」として、まずはオンラインで医師に相談しませんか?「受診の壁」をなくし、忙しいママの限られた時間の中で、家族の安心を迅速に手に入れる新しい方法です。
オンラインでインフルエンザの予防についての記事は以下から見れます。
まとめ
インフルエンザは「うつされない努力」と同時に「うつさない配慮」も大切。
家族みんなが気をつけることで、家庭内での感染連鎖を防ぐことができます。
ポイントは「乾燥させない」「冷やさない」「疲れをためない」!
この3つを意識して、冬を元気に乗り切りましょう。