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授乳中のお土産で欲しいもの|ママを支える心温まるギフト選び

赤ちゃんが生まれて、授乳が始まったばかりのママ。慣れない育児と頻回な授乳で、心身ともに疲れている時期です。そんなママへのお土産選び、何を贈れば喜んでもらえるのでしょうか。この記事では、実際に授乳を経験したママたちの声をもとに、本当に役立つ、心から嬉しいお土産をご紹介します。

お土産でほしいものを手渡しする

授乳中のママが本当に欲しいもの

授乳期のママは、昼夜を問わず赤ちゃんのお世話に追われています。特に新生児期は2〜3時間おきの授乳で、まとまった睡眠も取れない日々。そんな中で本当に嬉しいのは、ママの負担を少しでも減らしてくれる、実用的で心のこもったアイテムです。

片手で食べられる栄養補給アイテム

授乳中のママは、常にお腹が空いています。母乳を作るためには、通常より多くのカロリーと栄養が必要になるのです。でも、赤ちゃんを抱っこしながら、片手で手軽に食べられるものが理想的です。

【体験談】27歳・第一子授乳中のHさん

「産後2ヶ月の時、姉が個包装のエネルギーバーと一口サイズのおにぎりを持ってきてくれました。授乳しながら片手で食べられて、本当に助かりました。夜中の授乳の時も、すぐに食べられるものがあると心強かったです。栄養のことも考えてくれていて、姉の優しさが身に染みました。」

おすすめアイテム おすすめポイント
個包装のエネルギーバー 片手で食べられ、栄養価も高い。授乳中の急な空腹に対応できる
一口サイズのおにぎり 炭水化物でしっかりエネルギー補給。手が汚れにくい
ナッツ類の小袋 良質な脂質とたんぱく質。母乳の質を高める栄養素が豊富
ドライフルーツ 鉄分や食物繊維が豊富。産後の貧血対策にも
高たんぱくのチーズ たんぱく質とカルシウムが同時に摂れる。個包装なら保存も楽

水分補給ができる飲み物

授乳中は驚くほど喉が渇きます。母乳を作るためには、1日2〜3リットル以上の水分補給が必要と言われています。美味しくて、栄養価の高い飲み物は、授乳中のママにとって最高のプレゼントです。

【授乳中におすすめの飲み物】
  • ルイボスティー:ノンカフェインで抗酸化作用もあり、授乳中でも安心して飲める
  • たんぽぽコーヒー:母乳の出を良くすると言われており、コーヒー好きなママに人気
  • 麦茶:ミネラルが豊富で、夏場の水分補給に最適
  • ハーブティー(授乳対応):リラックス効果もあり、育児の合間の癒しになる
  • 甘酒(ノンアルコール):「飲む点滴」と言われるほど栄養豊富
【体験談】30歳・第二子授乳中のIさん

「友人がノンカフェインのお茶の詰め合わせをくれました。色々な種類があって、その日の気分で選べるのが嬉しかったです。授乳中は本当に喉が渇くので、温かいお茶を飲みながら赤ちゃんに授乳する時間が、私にとって唯一のリラックスタイムでした。」

授乳をサポートするグッズ

授乳は想像以上に大変です。正しい姿勢を保たないと、肩や腰が痛くなります。また、頻回な授乳で乳首が傷つくことも。そんな時、授乳をサポートしてくれるグッズは本当に助かります。

授乳クッション:赤ちゃんを適切な高さに保ち、ママの腕や肩の負担を軽減してくれます。色々な形や素材があるので、好みに合わせて選べます。

授乳ケープ:外出先での授乳に必須のアイテム。デザインが可愛いものなら、お出かけも楽しくなります。

乳頭保護クリーム:天然由来の成分で作られた、授乳前に拭き取らなくても良いタイプのクリームは、傷ついた乳首を優しく保護してくれます。

母乳パッド:母乳が漏れるのを防ぐアイテム。使い捨てタイプや洗える布タイプなど、種類も豊富です。

ママの疲れを癒すリラックスグッズ

授乳期は睡眠不足と疲労が蓄積します。少しでもリラックスできる時間を作ってあげられるようなグッズは、ママの心を癒してくれます。

  • アイマスク(温熱タイプ):赤ちゃんが寝ている間の短い休憩時間に、目の疲れを癒してくれます
  • ハンドクリーム:赤ちゃんのお世話で手洗いが増え、手荒れに悩むママも多いです。天然由来で赤ちゃんが触れても安心なものが良いでしょう
  • リップクリーム:授乳中は水分を取られるので、唇も乾燥しがち。保湿力の高いものが喜ばれます
  • 入浴剤(授乳中対応):短い入浴時間でもリラックスできる、保湿効果の高いものがおすすめ

産後の時期別・おすすめのお土産

産後1ヶ月:回復を支えるアイテム

産後1ヶ月は、ママの身体が妊娠前の状態に戻ろうとする大切な時期です。まだ体力も戻っておらず、会陰切開の傷や帝王切開の傷が癒える時期でもあります。

【この時期に特におすすめ】
  • 温かくて消化の良いスープ(フリーズドライやレトルト)
  • 鉄分が豊富な食品(プルーン、レーズン、小魚など)
  • 栄養補給ゼリー(片手で飲めるタイプ)
  • 産褥期用のサニタリーショーツや産褥パッド
【体験談】25歳・第一子産後1ヶ月のJさん

「帝王切開で出産したため、産後の回復に時間がかかりました。友人が栄養たっぷりのスープセットを送ってくれて、本当に嬉しかったです。お湯を注ぐだけで食べられるので、赤ちゃんのお世話の合間にサッと食べられました。栄養を摂らなきゃと思っていても、料理する気力がなかったので、本当に助かりました。」

産後2〜3ヶ月:生活リズムを整える時期

少しずつ赤ちゃんとの生活に慣れてくる時期ですが、まだまだ睡眠不足は続きます。外出も考え始める頃なので、お出かけに使えるアイテムも喜ばれます。

  • 授乳服やマタニティ兼用の服
  • おしゃれな授乳ケープ
  • 外出用の授乳パッド
  • カフェインレスのスティックコーヒー(外出先でも飲める)

産後4ヶ月以降:育児を楽しむ余裕が出る時期

少し育児にも慣れて、心の余裕が出てくる時期です。赤ちゃんも笑うようになり、育児の楽しさを感じ始める頃。この時期は、ママ自身が楽しめるものや、赤ちゃんとの時間を豊かにするアイテムが喜ばれます。

  • おしゃれなママバッグ
  • 赤ちゃんと一緒に読める絵本
  • ママがリフレッシュできるカフェのギフト券
  • 写真撮影に使える可愛い小物

シーン別・授乳中のママへのお土産

お宮参りや初節句の訪問時

お祝いの席への訪問なら、少し華やかさのあるものも良いでしょう。ただし、授乳中のママの負担にならないよう、実用的なものを選ぶのがポイントです。

アイテム 予算目安 ポイント
授乳対応のフォーマルウェア用インナー 3,000円〜5,000円 お祝いの席で授乳しやすいインナーは重宝される
高級な授乳クッション 5,000円〜10,000円 毎日使うものなので、品質の良いものは喜ばれる
オーガニックのお茶セット 3,000円〜5,000円 色々な種類が楽しめる詰め合わせが人気
ボディケアセット 5,000円〜8,000円 授乳中でも使える天然由来のものを選ぶ

ちょっとした訪問時

友人宅への訪問など、気軽なシーンでは1,000円〜3,000円程度のちょっとしたものが適切です。

  • 個包装のエネルギーバー(5本入りなど)
  • ノンカフェインのドリップバッグコーヒー
  • オーガニックのドライフルーツ
  • 天然由来のリップクリームとハンドクリームのセット

実家や義実家からのサポート

近くに住んでいる場合は、定期的に食事を作って持っていくのも喜ばれます。温めるだけで食べられるお惣菜や、冷凍できる作り置きなどは、本当に助かります。

【体験談】33歳・第二子授乳中のKさん

「実母が週に2回、夕飯のおかずを作って持ってきてくれました。上の子の食事も考えなきゃいけない中、温めるだけで食べられるものがあるのは本当に助かりました。『無理しないでね』という母の言葉と一緒に、温かいご飯をいただける幸せを感じました。」

授乳中のママに贈る時の心遣い

訪問時間は短めに

お土産を持って訪問する時は、滞在時間を短めにすることも大切な配慮です。授乳中のママは、赤ちゃんのお世話だけでなく、家事や自分の身体のケアにも時間が必要です。

「何か手伝えることある?」の一言

お土産を渡す時、「何か手伝えることある?」と声をかけるだけで、ママは心強く感じます。実際に手伝うことがなくても、その気持ちが嬉しいのです。

完璧を求めない

部屋が散らかっていても、ママがすっぴんでも、気にしない姿勢を見せることが大切です。「いつも頑張ってるね」という言葉が、ママの心を楽にしてくれます。

よくある質問(Q&A)

Q1. 授乳中にカフェインは絶対ダメですか?
完全に禁止というわけではありませんが、摂取量には注意が必要です。母乳を通じて赤ちゃんにもカフェインが移行するため、1日200〜300mg程度までに抑えるのが推奨されています。そのため、お土産にはカフェインレスやノンカフェインの飲み物を選ぶ方が無難です。コーヒー好きなママには、カフェインレスのドリップコーヒーがおすすめです。
 
 
Q2. 授乳中のママにチョコレートを贈っても大丈夫ですか?
少量なら問題ありませんが、チョコレートにはカフェインが含まれているため、大量に食べるのは避けた方が良いでしょう。また、赤ちゃんがアレルギー体質の場合、ママが食べたものが母乳を通じて影響することもあります。チョコレートを贈る場合は、カフェインレスのものや、少量の個包装になっているものを選ぶと良いでしょう。
 
 
Q3. 双子や三つ子を育てているママへのお土産で、特に配慮すべきことはありますか?
多胎児の授乳は、想像以上に大変です。授乳回数も多く、ママの身体への負担も大きくなります。そのため、栄養価が高くて手軽に食べられるもの、水分補給ができる飲み物などが特に喜ばれます。また、双子用の授乳クッションなど、多胎児育児に特化したアイテムも実用的です。何より、「大変だね、頑張ってるね」という言葉と、具体的なサポートの申し出が、ママにとって最大の支えになります。
 
 
Q4. 完全ミルク育児のママへのお土産は、授乳中のママへのものと変えるべきですか?
完全ミルクでも、赤ちゃんのお世話の大変さは同じです。ただし、「母乳を出しやすくする」とされるハーブティーなどは避けた方が良いでしょう。それ以外の、栄養補給アイテムやリラックスグッズ、育児サポートグッズなどは変わらず喜ばれます。大切なのは、授乳方法に関わらず、ママを労う気持ちです。
 
 
Q5. 産後うつかもしれないと感じた時、どう接すれば良いですか?
産後うつは誰にでも起こりうることで、決して珍しいことではありません。もし友人や家族が産後うつかもしれないと感じたら、まずは話を聞くことが大切です。「大変だよね」「頑張ってるね」と共感し、「一人じゃないよ」というメッセージを伝えましょう。お土産としては、ママがリラックスできるものや、負担にならない実用的なものが良いでしょう。そして、必要に応じて専門家への相談を勧めることも大切です。

まとめ|授乳中のママへ、あなたの優しさを届けよう

授乳中のママへのお土産を探しているあなた。きっと、寝不足で頑張っているママのことを思い、「何か力になりたい」「少しでも楽になってほしい」と考えていらっしゃるのでしょう。その優しい気持ちこそが、何よりも大切な贈り物です。

 

授乳期のママは、本当に大変な日々を過ごしています。昼も夜も関係なく続く授乳、泣き止まない赤ちゃんへの対応、睡眠不足、そして自分の身体の回復...。でも、そんな中でも一生懸命に赤ちゃんを育てています。あなたが持っていくお土産は、「あなたのことを見ているよ」「応援しているよ」という温かいメッセージになります。

片手で食べられるエネルギーバー、温かいノンカフェインのお茶、授乳を楽にしてくれるクッション...どれも小さなものかもしれません。でも、それらは「あなたの大変さを分かっているよ」という理解の証です。授乳中のママにとって、自分の苦労を理解してくれる人の存在は、何よりも心強いものなのです。

 

この記事を読んでくださったあなたには、授乳中のママが何を必要としているかが見えてきたはずです。そして、その知識を持って選ぶお土産は、きっとママの心に響くでしょう。あなたの思いやりが、ママの疲れた心を癒し、「明日も頑張ろう」という力になります。

授乳期は確かに大変な時期ですが、赤ちゃんとの特別な絆を感じられる、かけがえのない時間でもあります。あなたのサポートが、そんな貴重な時間をより豊かなものにしてくれるはずです。

心を込めて選んだお土産を持って、ママに会いに行ってみてください。あなたの優しさが、授乳中のママの心に温かい光を灯すことでしょう。