夏の暑い時期、授乳中のママは特に喉が渇きやすく、冷たい飲み物が恋しくなりますよね。でも、「これを飲んでも大丈夫かな?」「母乳に影響しないかな?」と心配になることもあるかもしれません。
授乳中でも安心して、そして美味しく水分補給できる、夏におすすめの冷たい飲み物をご紹介します。
近年気温の上昇は、天気予報でも夏になると特に目を見張るものになっています。地球温暖化といわれているのですが、育児で大変な思いをされている家庭からしたらたまったものではないんですよね。電気代金の上昇もあるし、そもそも暑くて披露している状態だと頭で何も考えられなくなったりもします。
授乳期だとしたら特に知っておいてほしい安心して飲める飲み物特集に関してはぜひ参考にしてください。
授乳中に水分補給が大切な理由
みなさんは人間の体にはどのくらいの水分が含まれているのかご存じでしょうか。 成人女性はおよそ55%。パパは約60%。新生児は約80%といわれています。
水分量はそれぞれ体重にこの割合をかけてみると出てきます。 この水分量の1%減るとのどが渇いたと感じて、5%減ると「脱水症状」や「熱中症」といった症状が出てき始めるといわれているんです。 さらに授乳期間というのは、母乳を作り出すママの栄養や健康にもいしきしていかなくてはならないんです。
母乳の約88%は水分でできています。赤ちゃんが母乳を飲むことで、ママの体からはたくさんの水分が失われます。夏の暑さで汗をかく量も増えるため、授乳中は意識的にいつも以上に水分を摂ることが非常に重要です。
水分が不足すると、母乳の生成量に影響したり、ママ自身が脱水症状や熱中症になったりする可能性があります。
授乳中に冷たい飲み物をとるときの注意点
- 体の冷えによる母乳の質や出方の変化
- カフェイン・糖分のとりすぎに注意
- お腹の調子(ママ・赤ちゃん)への影響も意識
気温が暑くなってくると、やはり冷たい飲み物は欲しくなるのが正直な気持ち。 しかし、このように冷たい飲み物も注意することがあるんですね。冷たい飲み物を絶対飲まないようにすることは無理だし、 ストレスにもつながります。
夏におすすめ!授乳中でも飲める冷たい飲み物
ご自身の体調や好みに合わせて、水分補給に取り入れましょう。
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水: 最も基本的で、授乳中の水分補給に適した飲み物です。余分な成分が含まれていないため、安心して飲めます。ただし、冷やしすぎた水は体を冷やす可能性があるため、常温や少し冷たい程度のものがおすすめです。
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麦茶: ノンカフェインでミネラルも含まれており、日本の夏の定番として授乳中にも安心して飲める飲み物です。香ばしい風味でリラックス効果も期待できます。こちらも冷やしすぎには注意しましょう。
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ルイボスティー: ノンカフェインでミネラルが豊富に含まれています。抗酸化作用があると言われており、美容や健康に関心のある方にも人気です。くせが少なく、アイスでもホットでも美味しく飲めます。
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ハーブティー(一部): ラズベリーリーフティーやネトルティーなど、母乳育児をサポートすると言われているハーブティーもあります。ただし、妊娠中・授乳中に推奨されないハーブもあるため、専門家(医師やハーブの専門家など)に確認してから利用しましょう。カモミールティーなどもノンカフェインでリラックスできます。
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牛乳・豆乳: カルシウムやタンパク質などの栄養も同時に摂れます。冷たいままでも良いですが、温めて飲むのもおすすめです。ただし、体質によっては合わない場合もあるので、赤ちゃんの様子を見ながら少量ずつ試しましょう。
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フルーツを使った飲み物: 果物を絞ったフレッシュジュースや、フルーツを水や炭酸水に入れたフレーバーウォーターなども水分補給になります。ただし、糖分を摂りすぎないように注意が必要です。市販のジュースより、手作りする方が糖分を調節しやすいです。
※冷たい飲み物ばかり続けて飲むと、体が冷えてしまうことがあります。常温や温かい飲み物とバランス良く組み合わせることを意識しましょう。
避けたい冷たい飲み物とは?
- カフェイン入りのコーヒーや紅茶
- 糖分の多い清涼飲料水(ジュース類)
- アルコール入り飲料(ノンアルでも成分チェックを)
授乳中という時期は自分の体だけではなく、母乳を通じて赤ちゃんのことも考えなくてはいけません。 それに母乳ではなくても、その影響は育児にかかわっていきます。
授乳中の飲み物に関するQ&A
Q1:カフェインは授乳中に避けるべきですか?
A1:カフェインは母乳に移行する可能性があるため、摂りすぎには注意が必要です。コーヒーや紅茶、緑茶などは控えめにし、1日に1~2杯程度に留めておくのが安心と言われています。カフェインの感受性には個人差があり、赤ちゃんに影響が出る場合(寝つきが悪くなるなど)もあるので、様子を見ながら調整しましょう。
Q2:スポーツドリンクや経口補水液は授乳中に飲んでも大丈夫ですか?
A2:発汗量が多い時や、体調を崩している時などの水分・ミネラル補給には有効ですが、糖分や塩分が含まれているため日常的な水分補給としては推奨されません。普段は水や麦茶を中心にし、必要な場合に適量を飲むようにしましょう。
Q3:冷たい飲み物ばかり飲むと、母乳の出が悪くなると聞きましたが?
A3:冷たい飲み物で体が冷えすぎると、血行が悪くなり、母乳の出に影響する可能性は否定できません。冷たい飲み物ばかり続けて飲むのは避け、常温や温かい飲み物もバランス良く取り入れ、体を冷やさないように意識することが大切です。
Q4:ハーブティーは母乳に良いと聞きましたが、どんなものがありますか?
A4:母乳育児をサポートすると言われているハーブティーとして、ラズベリーリーフティーやネトルティーなどがあります。ただし、ハーブによっては妊娠中や授乳中に推奨されないものもありますので、使用する際は必ず専門家や商品の表示で安全性を確認してください。
Q5:水分補給の目安量はありますか?
A5:授乳量や汗をかく量によって必要な水分量は異なりますが、一般的に授乳中のママは1日に2リットル以上の水分摂取が推奨されています。喉が渇く前にこまめに飲むことを心がけましょう。
まとめ
夏の授乳期は、こまめな水分補給がママと赤ちゃんの健康のために非常に大切です。水や麦茶、ルイボスティーなど、授乳中でも安心して飲める飲み物を中心に、ご自身の体調や好みに合わせて賢く水分補給を行いましょう。冷たい飲み物ばかりにならないよう工夫し、体を冷やしすぎないことも大切です。しっかりと水分を摂って、元気に夏を過ごしてください。
タグ: #授乳中 #飲み物 #夏 #水分補給 #産後ママ