小学校に入学し、大きなランドセルを背負って歩く後ろ姿はとても愛おしいものですが、その重さに驚いたママも多いはずです。小学生の猫背は、この「ランドセル」と、急激に増える「机に向かう時間」が主な引き金となります。学校での頑張りが姿勢に表れているとも言えますが、放置すると集中力の低下にもつながってしまいます。

1. ランドセルが引き起こす「リュックサック近視」と「反り腰」
教科書やタブレットで重くなったランドセルは、子供の体重の20%を超えることもあります。
- 猫背のメカニズム: 後ろに引っ張られる重さに耐えるため、上半身を前に倒し、頭を突き出す「猫背」になります。
- 反り腰のメカニズム: 逆に、腰を反らせることでバランスを取ろうとする子もいます。どちらも脊柱の自然なS字カーブを崩す原因です。
2. リビング学習の落とし穴:椅子の高さは合っていますか?
最近増えている「リビング学習」。しかし、大人のダイニングテーブルと椅子は、子供には高すぎることがほとんどです。
- 足がぶら下がっている: 足裏が地面に着かないと、体幹が安定せず、すぐに猫背になったり足を組んだりします。
- 机が高すぎる: 肩が上がり、呼吸が浅くなります。これが脳への酸素供給を減らし、集中力を削ぐ原因にもなります。
猫背対策は何年生から始めるべき?
猫背対策は小学校入学直後(6〜7歳)が最も効果的です。
この時期は骨格が柔軟で、習慣が定着しやすいため、 環境調整だけでも大きな改善が見込めます。
もちろんこの時期を過ぎたからといって、対策が無意味だというわけではありません。 子供たちが大人になったときに歩く姿勢や、座っている姿勢が悪いだけで 他人からの印象が悪くなる可能性もあるため、気が付いた時が 子供の姿勢対策のはじめ時でもあるんですよ。
学校と家庭でできる役割分担
- 学校: 座り直し・休み時間の運動
- 家庭: 椅子と机の高さ調整・入浴後ストレッチ
【体験談】小学生の猫背対策、我が家の工夫
① 良かった体験: 「ダイニングチェアに足置き台を設置しました。足が着くだけで、嘘のように背筋が伸び、宿題の時間も短縮されました。」(30代・小3のママ)
② 失敗した体験: 「姿勢が良くなるという10万円の椅子を買いましたが、子供には大きすぎて結局クッションで埋める羽目に。年齢に合ったサイズが一番でした。」(40代・小2のママ)
③ 良かった体験: 「ランドセルのベルトを最短にして、背中とランドセルの隙間をなくしました。重さを感じにくくなり、姿勢も改善しました。」(30代・小1のママ)
④ 失敗した体験: 「猫背を注意しすぎて、子供が勉強そのものを嫌いになってしまいました。姿勢より『楽しく学ぶ』を優先すべきでした。」(30代・小4のママ)
⑤ 良かった体験: 「30分に一度、親子で『伸び〜!』をする時間を決めました。固まった筋肉がほぐれ、ママの肩こりも楽になりました。」(40代・小6のママ)
Q&A:小学生の猫背、ここが知りたい!
- Q1. 塾の時間が長く、ずっと丸まっています。対策は?
- A. 持ち運びできる「骨盤サポートクッション」を塾の椅子に置くのが有効です。座るだけで骨盤が立ち、猫背を防げます。
- Q2. 猫背は視力にどの程度影響しますか?
- A. 猫背で顔が机に近づくと、近視の進行を早めます。姿勢の改善は、目の健康を守ることにも直結します。
- Q3. 寝転がって本を読むのは絶対ダメ?
- A. 左右の視力差(ガチャ目)や首の歪みの原因になります。読書は「座って、明るい場所で」が鉄則です。
- Q4. 運動系の習い事をすれば猫背は治りますか?
- A. 水泳やバレエは体幹を鍛えるのに良いですが、日常の学習姿勢が崩れていると、運動だけでは根本解決になりません。
- Q5. ランドセルの代わりにリュックなら大丈夫?
- A. 指定がなければ、軽量な布製リュックも選択肢です。ただし、チェストベルト付きで背中に密着するものを選んでください。
まとめ:ママへ。学校を頑張った背中を、優しく「さすって」あげてください
重い荷物を背負い、慣れない授業に集中する。小学生の毎日は、私たちが思う以上にハードです。猫背を「だらしない」と叱るのではなく、「今日も重いランドセルを持って頑張ったね」と、まずは背中を優しくさすってあげてください。
具体的なアクションとして、「子供が座った時、足の裏が床にピタッと着いているか」を確認し、浮いているなら雑誌を重ねたものや100円ショップの台を置いてあげてください。それだけで、お子さんは「楽に正しい姿勢」をとれるようになります。ママの小さな工夫が、お子さんの自信に繋がります。
医療的信頼性と根拠: 横浜市教育委員会:ランドセルの重さと子供の健康 日本小児整形外科学会:子どもの姿勢