赤ちゃんの知識はほぼ無いまま、妊娠を経て出産を迎えた私にとって、出産後の赤ちゃんとの生活は予想外なことばかりで驚きの連続でした。
まず、産まれてすぐの赤ちゃんは目なんて開いていないだろうと思っていました。
しかし、息子が産まれて約10分後に私の横に息子を置いてもらったのですが、目はしっかりと開いており、まるでこちらを見ているようでした(実際は赤ちゃんの目は生後1ヵ月くらいまで光や影、物や人の形をかろうじて感じられるくらいにしか見えていないといわれています)。
そこで赤ちゃんの顔を見ると、鼻の頭に白い斑点があることに気づき、私はとても心配になって助産師さんに「皮膚病ではないですか」と尋ねました。
私のお腹の中にいる時からアレルギーや皮膚炎を引き起こしたのかもしれないと、不安になりました。
しかしドクターによると、斑点は生後2カ月くらいで綺麗に消えてしまうそうで、安心しました。
赤ちゃんが産まれて24時間程経過してから、赤ちゃんと一緒に過ごすことの出来る病室での入院生活が始まりました。
その時、人生で初めてオムツ替えをしたのですが、そこで赤ちゃんのおしっこの色に驚かされました。
よくテレビのオムツのCMで吸水性のアピールをするため、青い液体がおしっこ替わりに使われていますが、恥ずかしながら、私は赤ちゃんのおしっこは青いものだと思っていたのです(初めは青く、成長につれ段々と黄色に近づいていくものと思っていました)。w
また、私は子どもが苦手な方だったので、妊娠前(妊娠中も)に外出先や電車内で耳をつんざくような高くて大きな声で泣く赤ちゃんがいると、正直言って嫌な気分になっていました。
そのため、自分が子どもを持った時その泣き声に耐えられるかとても不安でした。
ところが、産まれた赤ちゃんがオムツ替えやお腹が空いた時等に泣いても全くうるさいと思わなかったのです。
除々に慣れてうるさく感じなくなったのではなく、不思議と初めに泣き声を聞いた時からそのような気持ちだったのです。
また、当初はオムツ替えもきっと汚くて嫌な作業だろうと思っていましたが、実際にやってみると手が汚れるのも思ったより嫌ではなく、心配していた程自分のなかで嫌悪感は生まれませんでした。
その時、やはり生物である私達は、我が子には自然と愛情が湧くように出来ているということを確信しましたね。
このように、私がイメージしていなかったことが沢山起きた出産直後の日々でしたが、出産から1年経った今でも知らないことはまだまだありつつも、赤ちゃんとの忙しくも楽しい日々をおくっています。