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産後すぐの赤ちゃんの黄疸による新米ママの苦悩

今回の体験談は、生まれたばかりの赤ちゃんが黄疸(おうだん)で顔色が薄暗いことで親子そろって退院できなかったことでショックを受け、それが原因で子育てを楽しむ余裕もなくなってしまったというお話です。

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出生後間もない赤ちゃんは黄疸にかかってしまうこともあり、それ自体は正しい処置が行われればまったく問題ないのですが、母乳の質やママの乳房の形も影響したりすることもあるため、母乳をあげられないママのストレスや赤ちゃんを思う心配の余り、食事ものどを通らないということも起こりかねないという意味では『むしろママにとっての悪影響が大きい問題』でもあります。

では、そのような状況をどのように乗り越えたのかを一緒に見て行くことにしましょう。

赤ちゃんの黄疸を前にどうすれば良いかオロオロ・・新米ママの苦闘

私が初めて赤ちゃんを出産したのは、27歳の頃でした。

その頃は結婚して一年も経ってない頃でした。

夫婦二人で私の地元のアパートに暮らしていたのです。

地元なので、お腹の子どもが産まれたら友達や親戚にも連れて早く会いに行きたいなと思っていました。

そして、ようやく普通分娩で安産で産まれた長男は、思っていたよりも可愛く思えなかったんです。

産まれたら、否応無しに我が子って可愛いもんだと思えるのが普通なんだと思ってました。

けれど、鼻筋が通っている整った顔立ちなのにどうも可愛く見えなくて実は我ながらショックを受けていたのです。

それは、赤ちゃんにしては肌が黒いというか浅黒く見えていたせいでした。

赤ちゃんは、もっとお肌が白くてほっぺが赤くて可愛いものだと思っていたのです。

実際にはうちの子は妙に黒くて可愛げなく思えて落ち込みました。

無事に産まれてくれたことを喜んであげられてませんでした。

そして出産から2日後、赤ちゃんの黄疸の数値が高めだから治療の為に光に当ててカーテンをしたお部屋に入れると言われました。

産まれたばかりの赤ちゃんは黄疸になりやすいので心配はしなくて大丈夫と言われましたが、私と同じ日に出産した人たちの赤ちゃんは普通で白いし可愛くて、不安になりました。

その上、黄疸は母乳が原因の事もあるので母乳をやめてみることにしませんかと

言われショックを受けました。

実は私の乳首は陥没乳頭で、赤ちゃんが吸い付きにくいんです。

だけど母乳育児は憧れでもあったから、頑張って母乳を搾ってあげたり赤ちゃんと吸い付けるように何度も練習していたんです。

それで少しだけ乳首から飲めるようになって喜んでいたのに、私の母乳も悪いと言われてるような気がしてしまいかなり落ち込みました。

母乳ってどんどん赤ちゃんに吸ってもらわないと分泌される量も増えないんですよね。

だから、母乳が増えてくれないかもしれない、むしろ、今後はもしかしたら減ってしまって出なくなるかもしれないと思い不安でした。

でも私が母乳をあげるのをやめたら黄疸が良くなって私の赤ちゃんは色黒に見えてるのも良くなるのかもしれないし、と思ってなんとかそこを耐えました。

それでもやはり、私が退院する日に一緒にはまだ黄疸があるから赤ちゃんは退院できませんと言われてしまったんです。

黄疸の数値が良くなれば退院出来るから数日のことだというけど、悲しくて涙が止まりませんでした。

私のせいで赤ちゃんは黄疸が強いのかもしれないと思ってしまっていましたし、母乳はおっぱいから出ようとしていておっぱいが

張るしで苦しかったのです。

赤ちゃんに吸ってもらえないからおっぱいはカチコチの状態になってしまい誰にもあげられない母乳を搾って捨てる作業を何度もしなくてはならないのがとても切なかったです。

その数日後、黄疸が少し良くなったからと退院を許可されたので、産院へ赤ちゃんを迎えに行きました。

そしてようやく待ちに待った私たち夫婦の家に赤ちゃんを迎えることができました。

その後は、先生からミルクと半々なら母乳をあげても良いですよ、と言ってもらえたので母乳を搾ってミルクの代わりに与えたり、たまに乳首から吸ってもらいました。

でも赤ちゃんも哺乳瓶に慣れてしまうとそちらの方が吸い付きやすくて楽なのでなかなか私の乳首からは吸ってくれなくなってしまいますね。

そこはとても母乳育児に思い入れがあったので悲しかったし残念でしたが、黄疸を早く治したいので我慢しました。

3ヶ月検診の頃にはかなり黄疸による浅黒く見える肌は白くなっていました。

そうなってようやく、我が子を黄疸にしてしまった罪悪感と可愛く思えなかった残念感から解放されました。

今思うと、黄疸で数日入院していても大したことない方が多いから泣くほどのことではなかったんですよね。

でも、私は産後でホルモンバランスも乱れていたしその時期は鬱傾向があったのかもしれません。

黄疸は、紫外線に当ててあげて母乳よりミルクを与えていると早く良くなるみたいです。

初めての子どもですから、私も育児についてや赤ちゃんの世話については一応本で勉強はしていました。

でも、実際に赤ちゃんが生まれてみると本当に分からない事だらけで不安で、オムツ替えすら本当にこれで良いのかな?とか思いながらの手探りの状態でした。

そんな中でうちの子だけ黄疸が強いと言われてしまうと辛かったのです。

周りにも、黄疸が強くて可愛く見えないから我が子を会わせたくなくて、そんな風に自分の子を可愛く思えない母である自分も嫌でした。

でも、そんな風に色々な初めてが重なって不安だらけだったのも産後3ヶ月の頃には落ち着いて、元気になりました。

それと同時に長男を心配するのではなくて可愛く思える気持ちも出てきて、世話するのも楽しくなってきました。

初めて母親になるって本当にわからない事ばかりで予期していない事が起こるから大変ですね。

これからは周りの人に相談したり、優しさにはありがたく頼らせてもらって心に余裕を持って子育てしていこうと思った出来事でした。