産後に原因のわからない寒気に悩まされていませんか?
トイレから出たら急に強烈な寒気を感じたり、寝ていたら悪寒で震えが止まらなくなったといった経験をして、そのあと汗がたくさん出てしまう・・・。
人によっては、あまり気にされない方もいらっしゃるかもしれませんが、寒気とはいえ原因がよくわからないと何か重大なことの前兆なんじゃないか?
なんて不安も出てきてしまいますよね・・・。
実は、産後の寒気に悩む産後のママさんは少なくないんです。
どうやらそれは、ホルモンや栄養が関係しているようです。
ただ、産後の寒気と言うのは今でも謎が多いようなのですが、その中でも現段階でわかっている産後の寒気の原因や、寒気の対策方法をこのページでまとめて紹介しています。
産後の寒気に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
産後の寒気の原因は?
急にガタガタと震えがしてしまったり、足元や背筋がゾクゾクしてしまうような寒気の症状は高熱が関係しているものもあれば、そうでないものもあり、産後は特に、高熱などが関係していない謎の寒気に悩む方が多いようです。
そういった、高熱を伴わないような寒気の原因は、基本的に以下の3つが挙げられます。
- 生理周期
- 更年期障害
- ストレス
それらについて簡単に解説していきます
生理周期
生理周期の流れで、女性ホルモンの増減が体温に直接変動をもたらします。
その流れで生理が始まるタイミングになると、体温を上昇させるホルモンの働きが弱くなってしまうため、必然的に体温が下がっていきます。
なお、このときの温度差と言うのは1度以上あるといわれており、それが寒気を感じさせてしまいます。
更年期障害
更年期障害の影響を受けて、女性ホルモンのバランスが乱れます。
その影響で自律神経もバランスが乱れていくのですが、自律神経のバランスの乱れは体温調節機能のバランスを乱してしまうため、その際に寒気を感じるような症状もあるそうです。
なお、更年期障害は早い方で40代前半からその症状が現れるようです。
ストレス
これも先程の内容に似ているのですが、人間の体はストレスを感じると自律神経のバランスに悪影響を与えます。
その影響で寒気が生じてしまう場合もあるんです。
・・・基本的に寒気は、このような原因が考えられているのですが、産後の寒気の原因についてははっきりとしたことが現段階でも詳しくは分かっていないそうです。
ですが、そういった中でも妊娠から出産に伴うホルモンバランスの変化が大きく影響しているということは考えられています。
例えばですが、通常の状態から妊婦になった時もつわりや吐き気や似たような寒気があったかと思います。
子供を出産すると、今度はホルモンの変化によって妊婦から授乳婦に体が変わっていくため、その過程の中でホルモンバランスが変わって行きます。
その影響受けて寒気を感じてしまう場合があるのかもしれません。
少し曖昧になってしまいましたが、結論を言うと現段階では「産後の寒気は産後のホルモンバランスの変化がどうやら怪しい」ということが最も近い答えではないかと考えられています。
現段階でわかっている最善の産後の寒気対策
産後の寒気はホルモンバランスの変動による体の変化がもたらしている事はわかりましたね。
では、1番重要な部分である、産後の寒気の対策方法について見ていきましょう。
お医者さんが推進する産後の寒気対策は全部で3つあります。
それは、
- 水分補給
- ストレス
- ビタミンや葉酸の摂取
これらです。
水分補給
妊娠中は、水分補給を常に意識していたかと思いますが、それは産後も同じです。
産後に1番気をつけなければならないと言われているのが水分の摂取量です。
と言うのも、母乳の99%が水分で作られており、母体が水分不足の状態だともちろん母乳は十分に作られません。
しかし人間の体はとても優秀で、仮に多少の水分不足の状態だったとしても、赤ちゃんの泣き声や、乳首への刺激が伝わってくると母乳を作り出すホルモンが体の中で大量に分泌されるため、水分がない状態から無理矢理絞り出そうとされます。
しかし、その時に体にとてつもない負担がかかってしまうようで、そういった体の負担が、寒気などの体の不調の元となるようです。
なお、成人女性の生きていくために必要な水分の摂取量は、1日に2.2リットルと言われており、授乳中の場合はこれにプラスして1リットルさらに必要になってきます。
つまり、授乳期の水分補給は3.2Lくらいは必要だと言うことです。
これは決して簡単ではないかと思いますが、水分補給を意識的に見直さないと水分不足の状態になってしまうんです。
ストレスをコントロール
ストレスというのは、母乳育児をする上ではかなりの負担となります。
それだけでなく、ストレスはホルモンバランスや神経などにも悪い影響を与え続けるため、慢性的なストレスが続いてしまうと、体の不調のきっかけとなり、寒気の原因ともなります。
なので、ストレスを上手に受け流すような考え方を身につけたり、ストレスを解消するということを日常的に取り入れるなどして、上手にストレスをコントロールする必要があります。
最近では忙しいビジネスマンの間でマインドフルネスという瞑想が流行っています。
これはただ、楽な姿勢で目を瞑って何も考えずに数分間、もしくは数十分間腹式呼吸を繰り返す。と言うものなのですが、ストレスコントロールが上手くいかない方は一度やってみてはいかがでしょうか?
これは有酸素運動などと同じで、繰り返せば繰り返すほど効果が高まると言われており、その分ストレス解消効果も高まると言われています。
ビタミンや葉酸を積極的に摂取すること
妊娠中も産後も栄養のバランスがとても重要です。
特にその中でも、ビタミンと葉酸は産後の女性にとって必要な栄養分であり、最も失われがちな栄養素でもあります。
中でもビタミンCの不足は
- 頭痛
- 疲れ
- 体のだるさ
- 倦怠感
等の元となり、葉酸不足は貧血などのトラブルの元となります。
そういった体調不良の中に寒気もあるのですが、それらは日常の食生活の中に、ビタミンと葉酸を積極的に取り入れることで改善されて行きます。
なお、妊娠中と産後の葉酸の摂取目安量はとても多いため、葉酸サプリから摂取するのが一般的ですが、普段の食事からも多少は葉酸を意識できると良いかもしれません。
マインドフルネス(瞑想)の効果は寒気にも良い!?
先ほど瞑想について少し触れましたが、日本ではまだ瞑想と言うと宗教的なイメージが強いかと思いますが、最近ではマインドフルネスと言う呼ばれ方をされておりアメリカのエリート集団を中心に多くの方に取り入れられています。
世界的有名企業のCEOも取り入れる健康法であり、有名な方で言えばApple社のスティーブ・ジョブズ氏も取り入れていたとして有名です。
そんなマインドフルネスは、産後の寒気にも良いとも考えられます。
なぜならば、実際に研究結果でも自律神経の安定やストレスを感じた時に分泌されるホルモンが瞑想によって大幅に減少するという効果があることがわかっているからです。
先ほど、産後の寒気にはホルモンや自律神経の安定がポイントだという話がありましたが、瞑想はまさにホルモンや自律神経の安定に大きな効果を発揮します。
それだけでなく、マインドフルネスには
- 人に対して優しくなる
- 幸せを感じやすくなる
- 疲れにくくなる
- 睡眠の質が高まる
…などなどこれ以外にも覚え切れないほどたくさんのメリットがあると言われています。
繰り返しになりますが、出産後の寒気にはホルモンバランスや自律神経が深く関わっていることが考えられており、マインドフルネスを行うことによってホルモンバランスや神経を整えるという効果も期待されていますので、ぜひ取り入れてみてください^^
産後のホルモンバランスを改善するには
規則正しい生活をする
まずホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活が大切になってきます。
しかし、夜中赤ちゃんの授乳で起きたりしなければいけないですよね。
このようにどうしても規則正しい生活をきっちりと取るのは難しい場合でも、朝起きたら陽の光を浴び、午前中に散歩してみたりするだけでも効果はあります。
また、できるだけ毎日同じ時間に食事をすることも大切です。
イソフラボンを摂取しよう
栄養のバランスが良い食事はもちろんですが、産後は女性ホルモンを補うために納豆やお豆腐などで大豆イソフラボンを積極的に取りましょう。
他にも、ビタミンB6もホルモンバランスを整えるのに大切な栄養素です。
なので、いろいろな食材でバランス良く栄養を取りましょう。
まとめ
先ほどまとめたように、産後の寒気と言うのは現段階ではその根拠が分かっていないようですが、それに最も近い原因はここにまとめた通りです。
また、先ほどまとめた産後の寒気対策方法は、実際にお医者さんが寒気に悩んでいる方に向けてレクチャーした対策方法なので、寒気に悩んでいる方はぜひそれを試してみて下さい。
またホルモンバランスを産後の時期において手軽に整えるとしたらハーブティーが人気なのですが、授乳中や妊娠中の方はハーブティーの成分も気にしなければなりません。
そういった中ではオーガニックのものやカフェインレス、最近では天然ハーブティーといったものが人気が高くなっています。内容はこちらでまとめてみました。
産後の悪寒対策や寒気、冷え性に対してみてもらいたい内容が下記の3ページになります。
どれも症状や原因に個人差があるため、一つのページにまとめきれなかったので時間のある時にでもご覧ください。
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~参考記事~