特に妊娠前に生理の症状にひどく悩んでいた方であれば、産後の生理の再開がいつからなのか?と言う点がとても気になるかと思います。
そうでない方でも、産後の生理再開について考えるととても憂鬱だと言う方は少なくないと思います。また、生理が中々再開せず不安になられているからもいるのではないでしょうか?
このテーマについて調べていく中でわかったのですが、産後の生理再開のタイミングについては、具体的にいつと言うのはなく、人それぞれ違ってくるようなんです。
しかし、人それぞれのパターンごとにどうやら生理再開のめどが予測できる特徴があるようです。
そこでこのページでは、主に産後の生理再開がいつからなのか?と言う点について解説していきたいと思います。
- 産後しばらくの間生理が止まる理由
- 授乳のパターン別生理再開の傾向(完母・完ミ・混合)
- 産後の育児ストレスが原因で生理が来ない場合も
- 産後の生理が来ないのは病気の可能性もある
- 産後初の生理の出血量はどのぐらい?
- 産後の生理再開は『次の妊娠準備OK』のサイン☆
産後しばらくの間生理が止まる理由
中には、子供が生まれてからすぐに生理が再開する。
そう思われていた方もいるのではないでしょうか?
しかし実際はそうでなく、産後もしばらくの間は生理が止まった状態になります。
その理由は、産後に分泌されるプロラクチンと呼ばれるホルモンが関係しているようです。
簡単に言うと、このホルモンは母乳分泌を促してくれる効果がある一方で、生理を止めて、子宮収縮を促してくれる作用もあります
つまり、プロラクチンと言うホルモンは、母乳分泌、そして、生理を止めて、産後の子宮の回復に良い効果を与えてくれるホルモンだということです。
なお、赤ちゃんが母乳を飲めば飲むほど、プロラクチンが分泌されると言われており、子宮回復が促されます。
それに伴って、排卵が起きずに生理が止まるため、逆を言うと、赤ちゃんが母乳を飲んでいる間は、少なくとも生理が止まっているという考え方もできますね。
ただし、あくまで統計的なものですが、一般的には、産後の生理の再開は産後4ヶ月以内が多いとされているようです。
そこには、授乳パターンが大きく関係しているようです。
授乳のパターン別生理再開の傾向(完母・完ミ・混合)
調べていく中でわかったのですが、どうやら産後の授乳パターンによって、生理の再開がいつからなのかというのも変わってくるようです。
完全母乳育児(完母)
この場合は、生理の再開が1番遅いパターンだと言われています。
その理由は、先ほども少し触れたように、母乳の分泌に関係するプロラクチンが、授乳中は多く分泌され、プロラクチンのもう一つの働きである排卵を抑えると言う働きから、生理が始まりにくくなっているようです。
しかし、完母の方でも、母乳育児中に生理が再開する方もいらっしゃるようです。
また、産後半年から1年間の間に生理が再開する方が多いようですが、産後1年を経過してもなかなか生理が再開しないと言う方もいらっしゃるようです。
もしも、卒乳、断乳してから3ヶ月以内に生理が始まらない場合は、産婦人科に相談することをお勧めします。
完全ミルク育児(完ミ)の場合
何らかの理由によって、母乳を一切与えずに生地をされる方も多くいらっしゃいます。
となると、ここまでの流れで行くとその場合は生理がすぐ再開されると考えられますね。
調べたところ、実際に多くの方が産後2ヶ月から3ヶ月のうちに生理が始まるようです。
混合育児(母乳とミルク)の場合
この場合は、やはり、完全母乳育児の方と、完全ミルク育児の方の中間ぐらいの期間に生理が再開するという場合が多いようです。
つまり、およそ産後の半年前後が目安となっています。
このように見てみると、産後の生理がいつから始まるか?と言うのは、本当に人によってバラバラだということがわかります。
産後の育児ストレスが原因で生理が来ない場合も
先程の段落で、授乳パターンによって生理がいつから再開するか?
と言う目安がなんとなくわかりました。
ですが、産後の生理の再開のタイミングが変わってくる要因は、その他にもあるようなんです。
その原因として挙げられるのが育児ストレスです。
産後に限らず、ストレスが原因で生理不順となり生理がなかなか来ない。
という現象は起こります。
それが特に産後になると、育児によるストレスや疲れ、生活サイクルの乱れなど様々な要因から、ホルモンバランスが乱れやすい状態にあります。
その関係で生理の再開が遅れてしまう場合もあるようです。
産後の3ヶ月から4ヶ月位に生理が再開したと思ったら、その次の生理は数カ月後に来た。
などと言うような生理周期の大きな乱れもあるようです。
産後の生理が来ないのは病気の可能性もある
産後1年半を過ぎた。
もしくは断乳後3ヶ月以上経つのにもかかわらず生理が再開しない。
と言う場合は、プロラクチンの分泌つが多く、排卵障害を起こしている可能性も出てきます。
このような病気が考えられるため、あまりにも生理の再開が遅れすぎている。
そう感じたらいちど、かかりつけの産婦人科に検査してもらう必要があるようです。
産後初の生理の出血量はどのぐらい?
実は、産後初めての生理と言うのは、人によって出血量が変わってくるようです。
それも、多いから、あるいは少ないからといって以上であるわけでは無いようです。
また、妊娠前と産後以降で、生理の出血量が変わると言うことも珍しくないようです。ただ、生理痛の重さが変わってくる方はいらっしゃるようです。これは、妊娠、出産をきっかけに、子宮内の環境が大きく変化したことが原因だと考えられます。
なお、このような変化が、子宮内膜症を直したという方もいらっしゃるんです。それぐらい産後の子宮は今までとは大きく変わっているんです。
月経と月経の中間ぐらいの時期に、二日間から3日程度出血がある場合は、排卵出血の可能性が高いと考えられますので、特に心配をする必要はありません。
しかし、その出血がダラダラと長く続いてしまう場合は、不正出血の可能性が考えられます。
その際に、出血量や、血液の色、生理痛の重さなどがいつもと違うと感じた場合は、念のためお医者さんに診てもらう必要があります。
産後の生理再開は『次の妊娠準備OK』のサイン☆
産後の生理再開と言うのは、次の妊娠準備ができたよ!と言う体のサインなんです。
ただ、生理が再開していないからといって、排卵が起こっていないわけでもないんです。
なので、場合によっては生理を再開せずに次の妊娠をするということもあります。
まだ次の妊娠はしたくない。
という方は、生理再開前でもきちんと避妊をするように心がけてくださいね。
その旨はきちんとパートナーにも伝えておくと尚良いですね♪