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産後に爪が弱くなる原因と強くする為の対策

産後ママの爪



産後に爪が弱くなってしまう事は実は珍しくないことなんです。
例えば、すぐに爪が割れてしまったり、爪の先端が折れやすくなってしまったり、薄っぺらくなって簡単に曲がるようになってしまったり、2枚爪になってしまったり、症状は様々ですが、こういった爪の変化に頭を悩ませているママはたくさんいらっしゃいます。

なんとなく「これってもしかして産後の体の変化が影響してるのかな?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、実はそれも原因の1つとして考えられています。
なお、こういった産後の爪の弱体化にはいくつかの原因があるのですが、それらは解明されていて適切な対策方法もわかっています。

健康的できれいな爪を手に入れたいと言う方は、ここでご紹介する強い爪を作るための対策方法をぜひ参考にしてみてくださいね。

 

産後に爪が弱くなってしまうのはなぜなのか

産後になってから爪の状態が変化してしまうのにはいくつかの原因が考えられます。
それらを段落ごとに分けて簡単に解説していきたいと思います。

 

タンパク質不足

平たく言ったら産後の栄養不足が根本的な原因になります。
髪の毛、皮膚等と同じく私たちの爪はタンパク質で作られています。
爪の原材料がタンパク質ですので、それが不足してしまえば当然爪が弱くなってしまったり、変形しやすくなってしまうのは何となく想像がつきますよね。

私たちはそれぞれの体重に合った適切なタンパク質の摂取量と言うものがあります。
シンプルに、「体重× 2g」の計算で1日に必要なタンパク質の摂取量が割り出せるのですが、1日に必要なタンパク質を毎日しっかり摂取していくのは、決して簡単なことではありません。
なので多くの人が1日に必要なタンパク質を毎日摂取できていない。と言うのが現状だと言われています。
しかし、産後に慣れない育児生活で自分の食生活をおろそかにしがちな方も少なくないと思います。
また、母乳育児をしていれば不足している栄養の中からさらに赤ちゃんに栄養を分けていかなければいけないので、ママの体に残る栄養はごくわずかになってしまうこともあります。

こういった状況が継続されてしまえば、タンパク質に限らずいろんな栄養が不足してしまいます。
そうなってしまうと、産後にいろんな体の身体的トラブル、精神的トラブルに発展していくのですが、その中の1つに爪の弱体化があると言うわけです。

 

貧血による影響

女性は男性に比べて貧血になりやすいと言われていますが、特にお産の際に大量出血が発生した方や、先ほどお伝えしたような慢性的な栄養不足になってしまっている方の場合、今まで以上に貧血になりやすいと言われています。

私たちは意識しなくても常に体中に血液が行き渡るようになっていますが、指の先と言うのは1番血液が届きにくいスポットになります。
なので、貧血になってしまうとさらに指先に酸素や必要な栄養等が届きにくくなってしまいます。
その結果、栄養不足によってそもそも爪に届けられる栄養が少ないのに、貧血によってその少ない栄養すら届きにくくなってしまう。と言う状態になってしまうのです。
こうなると爪が弱くなって折れやすくなったり割れやすくなったり、爪がスプーンのように反り返ってしまうスプーン爪と言う症状が発生しやすくなるようです。

爪が乾燥してしまう

爪は爪、皮膚は皮膚と分けて考えてしまいがちですが、実は爪は皮膚の1部とも言われているんです。
つまり、爪は皮膚と同じように健康的な美しい状態を保つためには、適度な水分と油分が必要だと言うことです。
産後の育児生活では、赤ちゃんのお世話の関係で水仕事が増えるかと思います。
そうなると爪の表面から水分や油分が抜けてしまいやすく、結果まるで乾燥肌になってしまったかのように爪が乾燥していってしまいます。

お肌でいうと、乾燥した状態と言うのはさらに状況が悪化しやすくなってしまいますよね。
これは爪の表面でも同じことが言えて、爪が乾燥してしまうとさらに爪の状況が悪化しやすくなってしまうのです。
その結果、爪が壊れたり割れたり2枚爪になったりするわけです。

 

睡眠不足や疲れ

爪が割れるよりもボコボコとなっていたり、へこんだりしているときは、体調が良くない場合が多いです。
産後は寝不足が続いたり疲労が溜まりやすいので、免疫が低下し体調不良も引き起こしやすくなっています。

 

ホルモンバランスによる影響

爪の原材料はタンパク質なのですが、実は女性ホルモンの働きも美しい爪を保つために大きく影響してきています。
そのため女性ホルモンの分泌が盛んなタイミングだと髪の毛、お肌、爪も比較的美しい状態が保たれやすいのですが、何かのタイミングで女性ホルモンの分泌量が減ってしまうと、その時の美しさを保つことができずにパサついて弱々しくなってしまうのです。

今私は、何かのタイミングと言いましたが、産後は急激に女性ホルモンの分泌量が低下してしまいます。
まさに爪の美しさが保ちにくい状況になってしまっているわけです。

また、年齢とともに女性ホルモンの分泌量が減少してしまうと言われていますが、年齢を重ねるごとに爪が弱々しくなってしまうのも、こういったホルモンの分泌量の減少が関係しているようです。

 

産後の爪を強く保つための対策

ここまでいろんな爪が弱くなる原因を見て行きましたが、今度は爪を強く保つための具体的な対策についてみていきたいと思います。

 

タンパク質を十分に摂取する

タンパク質不足が爪の弱体化の原因なのであれば、良質なタンパク質を十分に補給することができれば良いわけです。
なお、タンパク質と言えばお肉、魚、卵、大豆食品などから摂取することができますが、個人的にオススメなのは鶏のささみを毎日食べることです。
鶏のささみであれば値段も比較的安いですし、脂身も少なくヘルシーで太る心配も特にありません。
その上良質なタンパク質がたくさんありますので、効率よくなおかつ継続しやすい食品です。

サラダと一緒に鶏のささみを食べるのも良いですね。

 

貧血を解消する

貧血の主な原因は鉄分や亜鉛が不足してしまうことです。
つまり、これらの栄養も食事から補給すれば良いわけです。

鉄分であれば、レバー、小松菜、ほうれん草などの緑黄色野菜にたくさん含まれています。
亜鉛であれば、アーモンドなどにたくさん含まれています。
おやつや副菜などにうまく取り入れてコツコツ補給していきたいですね。

 

爪の乾燥対策をする

爪の表面が乾燥してしまわないように、水仕事をした後にこまめにハンドクリームを活用していく。といった対策が効果的です。

また、より本格的に乾燥対策を行いたい方は、爪専用の保湿クリームやオイルなども販売されています。
そういったものを活用するとより良い効果が期待できるでしょう。
なお、そういったアイテムを活用する時は爪の表面ばかりを集中して行うのではなく、爪の根元、サイドの部分なども入念に塗り込むことが大切です。

 

指先マッサージで血流を良くする

指の先と言うのは、どうしても血液が届きにくいポイントになります。
そこで指の先などをマッサージしたりすると、そこに血液が届きやすくなるのでちょっとした隙間時間などに、指を揉んでみるのも良いと思います。

 

爪切りはできるだけ使わない

爪を短くしたい時、爪切りを活用してしまうとどうしても爪の先端に負担がかかってしまいます。
そうすると二枚爪を始め、爪が折れやすかったり割れてしまう原因になってしまいます。

なので、爪を短くする時は爪ヤスリを活用して爪のケアをしていけると良いでしょう。

 

マニキュアを休憩する

産後にネイルを楽しむ事は決して悪いことではありません。
しかしどうしてもマニキュアを活用してしまうと、マニキュアを落とす際に活用する除光液の影響で爪が乾燥しやすくあまり良くありません。
ですので、マニキュアではなく、爪へのダメージがあまりないジェルネイルを活用するか、もしくは爪がしっかりと回復するまではネイルそのものを控えるというのも1つの手です。

 

 

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爪の回復は着実に行われる

爪は放っておいても伸びてくるものです。
新しく生えてくる爪は当然状態が良いものになります。
ですが、ページ内でお伝えしたような爪が弱くなりやすい習慣を継続してしまえば、その新しい爪すらもすぐに弱体化してしまいます。
ですので、まずは栄養をしっかり補給したり睡眠時間を少しでも長く確保することなどを心がけ、爪の状態が悪くなってしまうサイクルを止めます。
そうした上で適切なケアを行っていくことが大切です。
後は爪が伸びてくるのを待てば、強くて美しい爪を手に入れることができるでしょう。
こうなれば赤ちゃんも安心ですし、ネイルを楽しみたい時も爪の変形などを心配せずに楽しむことができますね♪