今回は産後の初めての生理について妊娠しやすいというのは本当か。その理由や生理再開のタイミングなどについて一緒に見て行きたいと思います。
また、産後は生理がきていないのに妊娠したという方もいるようなので、その理由についても触れてご紹介して行きたいと思います。
- 産後はすぐに妊娠しやすい理由とママの身体の状態
- 産後初めての生理はいつ来るの?
- 次の妊娠をしやすくするためにママができること
- 排卵しやすくするには?
- 産後に妊娠しやすくする為の方法まとめ
- 授乳中でも妊娠検査キットは使えるの?
- 授乳中に次の妊娠が発覚した場合
- まとめ
産後はすぐに妊娠しやすい理由とママの身体の状態
産後初めての生理のタイミングというのは、以前に比べて妊娠の確率が高いと言われています。また、中には生理が来ないまま産後10ヶ月で妊娠した。というママもいらっしゃいます。
なぜ?生理が来てないのに妊娠?意味分かんない!?とパニックになってしまう方もおられます。その理由についても触れていますので、まずは順番に見て行きましょう。
産後初めての生理で妊娠しやすくなる理由
出産した後は、体内の子宮や卵管が綺麗な状態になっています。これは妊娠から出産屁と向かう時期で子宮が広くなっている事。そしてもうひとつは悪露の排出が終わって子宮復古が進んでおり、子宮内がきれいで受精卵が入ってくると着床しやすい環境になっていると言われています。
授乳中に妊娠することもあるの?
産後に生理が来てないのに妊娠した人もいるのはなぜ?
産後初めての生理はいつ来るの?
次の妊娠をしやすくするためにママができること
次の子供を望んでいる方にとって、どんなことをすれば妊娠しやすくなるのか?といったポイントは非常に重要ですよね。
それについて一言でまとめて言うならば、ママが健康的で居ることが何より重要です。これは出産する前とは変わりませんが、健康的な体を維持すると言う事は、出産してから次の妊娠をするまでの期間を縮めてくれるとも言われています。
産後の栄養バランスで妊娠しやすくする
1日3食栄養バランスのとれた食事を食べ続けることが非常に大切です。
そのためには、ヘルシーな和食を心がけると妊娠しやすくする可能性を高めてくれます。
適度に運動して妊娠しやすくする
体の状態が良い時は適度に体を動かしたり、生活リズムを整えたり、骨盤矯正を行うなど、様々な面から体の状態を健康的に保つことが重要です。
運動は産褥期が過ぎて運動の許可が出てから行なうことをオススメします。
ストレスコントロールで妊娠しやすくする
体の健康には心の状態が大きく関係していますので、ストレスとの向き合い方も工夫する必要があります。
産後は何かとストレスが多い時期である上、睡眠が十分に取れない時期でもあります。
ストレスをコントロールするのは少々難しいかもしれませんが、朝起きたら朝日を浴びたり、適度に体を動かしたり、人と会話をしたりしてストレスを和らげてくれるセロトニンというホルモンを分泌させるのもストレスコントロールのポイントです。
排卵しやすくするには?
排卵しやすくなる方法の中に、排卵誘発剤があります。
これは、排卵を促進する薬で卵子を刺激し、卵胞の数を卵巣内で増やすことによって排卵させて妊娠する可能性を高めるのです。
しかし、排卵誘発剤は薬なので副作用もあります。
それは、双子や三つ子などの多胎妊娠になる確率が高くなります。双子や三つ子でも嬉しいと感じると思いますが、多胎妊娠は出産時に母体への負担が大きいのです。
他にも、早産や低体重になるリスクがあります。
双子や三つ子が悪いというわけではありませんが、母体やお腹の中の赤ちゃんの健康状態の管理が大変になってくるので、こういったことが起こりやすいのも『副作用のひとつ』と言われています。
産後に妊娠しやすくする為の方法まとめ
いくつかの段落の内容をまとめると、妊娠の確率を少しでも高めるためには心と体の状態を健康的に保つことが重要だということがわかります。
そのためにできることは、挙げるとキリがありませんが、一般的に健康的な生活習慣や食生活と言われているものを積極的に取り入れることがポイントです。
何をしなければならない、何をしてはいけない。と言ったようにガチガチにルールを決めてしまうと、それはかえってストレスになってしまう可能性もあります。
まずは自分の今の現状を振り返ってきちんと把握し、改善できそうなものから少しずつ変えていきたいところです。
授乳期に妊娠しやすくするコツ
今授乳中だけど、早く次の子が欲しいから何かできることはないか。
と言った時に試していただきたいのが、母乳育児からミルク育児に切り替える事です。
このページの前半部分でもお伝えしたように、プロラクチンの働きによって産後は一時的に妊娠しにくい状態となります。
ですが、育児の方法を母乳育児からミルク育児に切り替えることによって、プロラクチンの分泌を抑えることができ排卵を伴う生理の再開を意図的に早めることが期待できます。
先程の段落でも紹介した健康的な状態を保つと言うのも大切ですが、こういったテクニックを使うのも妊娠を早めるためのポイントになってきます。
授乳中でも妊娠検査キットは使えるの?
授乳中の人の場合、体の状態が少し特殊な状態になっているため、もしや妊娠検査キットは使えないのでは?もしくは正確な結果が出ないのでは?と心配されている方もいらっしゃいます。
妊娠検査キットは、仕組み上絶対的に正しく正確な結果が出るものではないということを念頭に置いて使ってみることは決して悪いことではありません。
一応、妊娠検査薬やキットの仕組みを簡単にご紹介しておくと、女性が妊娠すると『ごく初期に一時期にしか検出されないhGC(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という女性ホルモンは尿中にも出るためこれを検出するのが妊娠検査薬やキットの仕組みです。
ただし、妊娠検査薬キットの取説を読むと分かるように『陽性と出ても必ずしも妊娠が確定するわけではなく、陰性と出た場合でも生理が来ないなどの不自然で不安な症状がある場合は早めに産婦人科で診断を受けることをおすすめします』と書かれています。
つまり、妊娠検査薬やキットは必ずしも正確な判定が分かるわけではなく『あくまでも目安程度』と考えておいた方が良いということなんです。
授乳中に次の妊娠が発覚した場合
今現在授乳中だけれども妊娠が発覚した。
この場合は、無理に断乳する必要は無いのですが、念のためお医者さんの指示をもらったほうが良いでしょう。通常の場合授乳をすることが直接的な流産の原因にはならないと言われていますが、その辺の専門的な判断は自己判断で行わず、お医者さんの意見を聞くのが1番です。
断乳する際の注意点
妊娠中に次の子供の妊娠が発覚し、上の子の断乳を決めた場合、気をつけておきたいポイントがあります。
それは、いきなり断乳をしないということです。
もし上の子が生後半年以上であれば、少しずつミルクに切り替えて、上の子が1歳以上であれば、フォローアップミルクや離乳食などをメインにし、少しずつ母乳をあげる回数を減らしていきます。
このように、成長過程に合わせてだんだんと断乳に向けて変化させてあげることが大切です。
まとめ
ここでは産後と次の妊娠に向けての内容について特集していきました。
次の妊娠に向けてより確率を高めるために知っておきたいポイントなどをご紹介しましたが、それを行うことで必ず願ったような結果になると言うわけでは無い事は頭の片隅に入れておいてくださいね。
ただ、少なくとも何もしないよりはそういった要素を取り入れることで、次の妊娠がしやすい状態になることは間違いありません。
何かできることはないかとお探しの方は、上記のようなポイントを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?