産後は幸せいっぱいでイライラとは無縁かと思いきや、毎日24時間つきっきりの子育てで自分の時間が作れず身体もメンタルが削られていく毎日…。家の仕事も育児も私ばかりでパパは全然やらない。こんな状態が続くのかと、未来を見るとイライラや不安など、複雑な気持ちが渦巻きますよね。。
そこでここでは、産後にやけにイライラしてしまう原因と、イライラの気持ちを解消するための方法についてみていきたいと思います。
また、旦那さんをイクメンに変えるためのコツについても一緒に見ていきましょう。
- 産後にイライラしてしまう原因
- 私が思う産後のイライラの1番の原因
- 「イライラする…」具体的にどんな時に感じる?共感編
- パートナーや周りの人に知ってほしいこと【一緒に乗り越えるために】
- 産後のイライラの解消方法
- まとめ
産後にイライラしてしまう原因
産後にやたらとイライラしてしまう原因は実は複数存在します。
それは
- 女性ホルモンのバランスの変化
- いろんなことができなくなってしまっている事
- 自分の時間が取れなくなってしまっている事
- 育児へのプレッシャー
- 旦那が一切協力してくれない
などが考えられます。
なお、この記事を書いている私も以前似たような経験があり、その時の自分はまるで自分では何かのように気が短く、ことあるごとにツンツンしていました。
その時、これが自分自身の本性なのかな?と思ったりした時もありました。しかし、調べてわかったのですが、こうなってしまうのには上記のような原因があり、半分仕方がないことでもあるのです。なので、自分自身を深く追い詰める必要は無いんですよ。
なお、女性ホルモンのバランスが主な原因であれば、落ち着くまでにおよそ半年から1年くらいはかかるかもしれません。(個人差はあります)
私が思う産後のイライラの1番の原因
これはあくまで私自身が体感した時に感じていた事ですので、このページをご覧になられている皆さん全員に当てはまることでは無いかもしれないですが、私自身が産後のイライラに悩んでいた時は、その1番の原因としては自分の時間が確保できなかったことだと感じていました。
私はどちらかと言うと、1日の中で自分だけの時間が欲しいタイプの人でした。自分だけの時間が欲しいタイプと言うよりは、自分だけの時間がないとしんどく感じてしまうタイプだったんです。
もちろん子供生めばそれすら厳しくなる事は覚悟していたつもりでしたが、実際育児が始まって24時間赤ちゃんにつきっきりで、ちょっと時間があれば家事や料理をしなければいけない。そんな毎日を過ごしている中で、旦那は何をしていたかというと、ちゃんと仕事に行ってくれてはいましたが、それ以外の事は全部自分の好きなようにしていました。私が忙しそうにしても一切手を貸してくれませんでしたし、休みの日には友達と遊びに行くような感じでした。そんな旦那を見て余計にイライラが増してしまったんですよね。
産後のイライラにはホルモンバランスなども関係しているのは確かだと思いますが、実際このような状況に置かれれば、どれだけホルモンバランスが安定していても誰だってイライラするのかな。と思ったりしましたね。
結局元をたどると、自分の時間がないことが1番のストレスになっていて、好きなことができている旦那が羨ましかったのかもしれません。
こういった経験を踏まえて、産後のイライラを解消するには、いかにして自分の時間を確保するかがポイントなのかな。と思いました。
「イライラする…」具体的にどんな時に感じる?共感編
産後のイライラは、本当に些細なことがきっかけで起こったり、波があったりします。「なんでこんなことで?」と、イライラする自分にまた落ち込んでしまう…そんなループにはまることもありますよね。
多くのママが「あるある、そうそう!」と感じる、イライラしやすい具体的なシーンをご紹介します。もし当てはまるものがあっても、「私だけじゃないんだな」と思ってくださいね。
- **赤ちゃんが泣き止まない、何をしてもダメな時:**
一生懸命あやしても泣き止まないと、「私の何が悪いの?」「どうすればいいの!」と、どうしようもない気持ちからイライラに繋がることがあります。 - **寝不足で頭がぼーっとして、何もかもうまくいかない時:**
疲れているのに休めず、集中力も続かない。「あれもこれも終わらない!」と、自分自身や状況にイライラしてしまいます。 - **家事をしようと思っても、赤ちゃんのお世話で中断ばかりで進まない時:**
せっかくやり始めたのに…と、なかなか自分の思い通りに進まない状況にフラストレーションが溜まります。 - **パートナーに簡単なことをお願いしたのに、理解してもらえなかったり、期待通りにしてもらえなかったりした時:**
「なんで分かってくれないの?」「これくらい自分で気づいてよ!」と、一番身近な人に分かってもらえない寂しさや怒りを感じてしまいます。 - **自分の時間が全く持てず、息が詰まりそうな時:**
トイレもゆっくり行けない、ご飯もかきこむように食べる…。「自分の時間ゼロ!」という状況に、「このままでいいのかな?」と漠然とした不安やイライラを感じます。 - **体がつらいのに、休むに休めない状況が続く時:**
傷が痛む、体がだるい、肩や腰が凝る…。そんな体のつらさがあるのに、休めない現実にイライラしてしまいます。 - **周りの何気ない一言にカチンときてしまう時:**
「赤ちゃん可愛いね〜」(ママの頑張りには触れない)や、良かれと思ってのアドバイスが否定的に聞こえたり…疲れていると、いつもなら気にしない言葉にも敏感になってしまいます。 - **食事やお風呂など、自分の最低限のことができない時:**
「もう何時間ご飯食べてないっけ?」「いつお風呂入ったっけ?」となった時、最低限の人間らしい生活も送れていないように感じ、悲しさやイライラがこみ上げます。
これらの瞬間にイライラを感じるのは、あなたが一生懸命育児に向き合い、そして心と体が疲れているサインです。自分を責めず、「あ、今私、イライラしてるな。疲れてるんだな。」と、まずはその感情を認めてあげてくださいね。
パートナーや周りの人に知ってほしいこと【一緒に乗り越えるために】
産後のイライラは、ママ一人の問題ではありません。パートナーや家族、友人など、周りの人の理解とサポートがあることで、ママの心はぐっと軽くなります。
もし、この記事をパパや周りの方と一緒に読んでいる、または読んでもらう機会があれば、ぜひ以下のことを知ってほしいと伝えてみてください。
【ママのイライラは、あなたのせいじゃない、ホルモンや疲れの影響が大きいんです】
- 産後のママは、出産によりホルモンバランスが劇的に変化しています。これはママの意思とは関係なく、感情の波が大きくなりやすい時期です。
- 睡眠不足や慣れない育児による疲労は、精神的な余裕を奪います。常に神経を張っていて、脳も体も休まっていません。
- ママ自身も、イライラしてしまう自分に困惑したり、落ち込んだりしています。「イライラしたくてしてるわけじゃない」ことを理解してあげてください。
【パパや周りの人にできること・ママが本当に求めていること】
- まずは「話を聞く」こと
ママが「今日ね、こんなことがあってね…」と話し始めたら、「大変だったね」「そうだったんだね」と、評価したりアドバイスしたりするよりも、まずは**「否定せず、ただ聞いてあげる」**ことに徹してください。話を聞いてもらうだけで、ママの心は整理され、軽くなります。 - 「大丈夫?疲れてない?」と具体的に声をかける
「何かできることある?」も嬉しいですが、「寝不足じゃない?少し横になる?」や「赤ちゃん見てるから、その間に〇〇(ママがやりたいこと)してきたら?」など、ママの状況を気遣い、具体的な行動を促す言葉はより響きます。 - 具体的な家事や育児を「名指し」で手伝う
「手伝おうか?」ではなく、「お皿洗いしておくね」「おむつ替えかわるよ」「朝まで赤ちゃん見ておくから寝てていいよ」など、具体的な行動でサポートを示しましょう。ママは何をお願いすれば良いか考える余裕すらなかったりします。 - ママが一人でリフレッシュできる時間を作る
短時間でも一人で散歩に出かけたり、カフェに行ったり、美容室に行ったりする時間を作れるように、赤ちゃんを見ていてあげてください。これはママにとって、育児から離れて「自分」に戻る大切な時間です。 - 「いつもありがとう」「お疲れ様」を言葉で伝える
ママがどれだけ頑張っているかを見て、**具体的に(例:「夜中の授乳ありがとう」「今日の離乳食作りお疲れ様」)**感謝や労いの言葉を伝えましょう。ママは「誰も見てくれていないのでは…」と孤独を感じやすいです。 - 完璧を求めないこと、そして一緒に笑うこと
家事や育児が完璧でなくても大丈夫、とパパ自身も考え、ママにも伝えましょう。そして、大変な中でも、一緒に笑える瞬間を見つけてください。
産後のイライラは、乗り越えられないものではありません。周りの理解と温かいサポートがあれば、ママは必ず笑顔を取り戻せます。
チームとして、大変な時期を支え合いながら、赤ちゃんとの日々を温かく過ごしてくださいね。
産後のイライラの解消方法
産後のイライラ解消方法について調べてみると
- 家事に完璧を求めないこと
- 旦那さんに協力を求める
- 自分の時間を作る
- 人と会う時間を作る
- 外出する
といった内容が多い気がします。
結局こういった内容の本質をたどると、時間がない状況をいかに打開し、子育て中でもいかに今を楽しめるか。こういったことなのかなと私は思います。
つまり、目まぐるしく忙しい中でもいかにして時間を作るか、そして時間を作って何をするか。これがポイントになってくるわけです。時間を作るためには家事を完璧にこなそうとしないこと。こういった意識も大切だと思います。
しかし、それ以上にやはり誰かに協力を求めることが1番手っ取り早いと私は感じています。自分がどれだけ家事を最適化しようが効率よく動こうが、誰かが助けてくれることには勝てません。また、夫婦なのですから、パートナーに助けを求めることは何も悪いことではないと思っています。
そうなってくると、やはり旦那の協力がイライラ解消の鍵を握っていると言えるでしょう。
協力的でない旦那をイクメンに変えるコツ
少し前の私の体験談の部分で、もともと私の旦那は家事や育児に協力してくれないダメ男だったとお伝えしましたが、旦那の協力が私のイライラの解消の鍵を握っていると思った私は、独学でダメ男をイクメンに変えるコツを調べました。
そして、実際に試した方法が以下の3つです。
旦那とのコミニケーションの時間増やす
旦那の協力を得るためには、相手のことを理解してあげるのも大切です。
こちらからすると、そっちが私のことを理解してよ。と言いたいところですが、そこはぐっと抑えましょう。
旦那とのコミニケーションの中で旦那に簡単な育児からシェアする
旦那とのコミニケーションの時間を少しずつ増やしたら、その自然な流れでまずは簡単な育児から旦那さんとシェアしていきましょう。そのためのきっかけとして、自分が子供と家で遊んでいるときの様子を写真で撮ったり動画で取ったりして、旦那さんにその楽しさを伝えるために送ってあげるのも効果的でした。
ちょっとしたことをきっかけに、子供と接することの楽しさを知ってもらうことができ、だんだんと「俺も赤ちゃんと遊びたい」という気持ちが沸いてきたのか、育児に参加してくれるようになりました。
感謝の気持ちを伝えること
感謝の気持ちの伝え方は、メールでも置き手紙でも直接でも構いません。イライラしがちな時期に感謝の気持ちを伝えるのは少しハードルが高いかもしれませんが、パートナーから感謝をされて嫌な気持ちになる人はおそらくいません。
すると旦那さんは、今まで以上にあなたのことを見てくれるようになります。そしてあなたが忙しそうに大変そうにしていればきっと「いつも家事に育児に大変だな」と
、手を貸してくれるでしょう。
そうしていくうちに、パートナーの心境に変化が現れ、次第にダメ男からイクメンへと変わっていくはずです。
正直、私自身も最初の頃は、家事手伝ってよ!子供の面倒ちょっとは見てよ!と頭ごなしにイライラをぶつけていましたが、正直あれは意味がありませんでしたね。
自発的に旦那さんに家事もしくは育児を手伝ってもらうようになるためには、旦那さんの心の中に働きかけていくことが大切だと感じました。そして次第に旦那さんが協力的になってくれてからか、自分にも少し時間ができリラックスタイムや好きな事に時間を当てられるようになりました。
さらに旦那さんとの仲も次第に良くなり、まさにいいことだらけでした♪
まとめ
産後のイライラの解消方法は、調べていくといろいろでてきますが、多くの場合根本的な部分は時間に追われるストレスであると考えています。
そこを解消するためにはやはりパートナーの協力が必要不可欠になりますので、悪循環を断ち切るためにも旦那さんの内側を変えてあげることにフォーカスしてみてはいかがでしょうか。