産後の離婚はできれば避けたい。
でも、実際のところはその願いが叶わずに破局してしまう夫婦も少なくありません。
実際に日本国内では、離婚率が年々増えてきていると言われています。
近年では、友達や身内にも言いにくい相談もインターネットで気軽に相談できる時代になりました。
また、離婚を回避するためのアドバイスを紹介しているサイトもたくさんありますよね。
それでも、多くの方が踏みとどまることができず、離婚してしまっているのが現状です。
そこでこのページでは、巷ではあまり伝えられていない夫婦の溝が深まってしまう考え方と、逆に夫婦円満を持続するための考え方についてご紹介していきたいと思います。
- 産後の離婚の原因、決断のきっかけ
- 夫婦の溝が深まり最終的に離婚へと発展しやすい考え方
- 夫婦円満を継続するための考え方
- 産後クライシスの可能性
- なぜ産後クライシスになってしまうのか
- 産後クライシスをうまく乗り切るには
産後の離婚の原因、決断のきっかけ
産後の離婚を考えるきっかけになる出来事は夫婦それぞれですが、いろんな夫婦の産後の離婚の原因を見ていると、共通点が多いことがわかりました。
- 旦那に父親としての自覚がない
- 子供を出産してから自分の心が大きく変化してしまった
- 旦那が子育てに中々参加してくれない
- よそのイクメンな旦那を見て自分の旦那と比較してしまう
- 忙しさで夫婦間のコミュニケーションがなくなってきた
- 母親の育児疲れ
- ライフスタイルの大きな変化によるストレス
これらのどれか、もしくはこれらの中の複数の原因が重なり、産後クライシス(後ほど詳しく解説します)が追い風となって産後の離婚を決意してしまうようです。
夫婦の溝が深まり最終的に離婚へと発展しやすい考え方
既にネットサーフィンをして、産後の離婚に関する記事や相談のページなどをいくつか目にした方もいらっしゃるかと思います。
まだ見てないと言う方はぜひこの後チェックしていただきたいのですが、そのほとんどに共通する考え方が、「自分はこんなに頑張ってるのに、相手は…」といったような、自分から相手に向かっていくの考え方です。
もちろん、あなた自身が家の事や子供のことを一生懸命がんばっていることを否定しているのではありません。
そしてそれに対して、現在パートナーの態度が間違っているのも事実だと思います。
ですが、だからといってあなたが永遠と「自分はちゃんとやってるのに、あなたは何なの?」といったような思考を貫いてしまい、相手も全く同じスタンスで向き合ってきたとしたら、いってみれば夫婦間の戦争に発展してしまうわけです。
もちろん、私自身もそういった経験がありますし、そのように考えてしまうのは当然のことだと思います。
ですがよく考えてみると、思考回路をそのままにしてしまうと明らかに夫婦間の溝が埋まらないのはお分かり頂けるでしょうか?
ですがこれは思考をちょっと変えてみると、結構変わってきます。
夫婦円満を継続するための考え方
ここで大事なのは、先程のような事実から責任を相手に向けるのではなく、改めて相手から自分に向けて考えてみることです。
(自分をネガティブに責めるのではありません)
あなた自身の思考や発言や行動の全てに何らかの意味があるのと同じように、パートナーの思考や発言や行動には必ず何かしら理由があるんです。
これは人間である以上は絶対です。
その相手の言動の意図を知り、それを改善していくためにどうしたら良いのか。と考えて行動していくことが大切です。
この考えを夫婦間で共有することができれば、お互いが相手の言動に対して柔軟に対応することができ、問題を大きく膨らますことなく、トラブルを小さいうちから防ぐことができるのです。
もちろん暴力をふるってきたり、誰がどう見ても明らかに離婚するべき状況なのであれば、自分や子供の将来を考えて離婚の道を選ぶことも適切だと思います。
しかし、話が通じる相手であれば、上記のような考えの下でパートナーとよく話し合いなぜこうなってしまったのか。
と言う部分を突き詰めていくことが大切です。
少なくとも、SNSなどで陰口を言っているだけでは解決にはつながりません。
産後クライシスの可能性
産後クライシスと言うのは、旦那さんに対する不満やイライラなどが今まで非常に大きく膨らんでしまう精神状態を指しています。
この言葉は、数年前にNHKのテレビ番組で使われたことがきっかけで日本でも広く知れ渡るようになりました。
出産後の離婚を未然に防ぐためには、考え方を見直すことも大切ですが、物理的にパートナーに対してネガティブな印象を抱いてしまう原因も考慮していく必要があります。
それが産後クライシスです。
なぜ産後クライシスになってしまうのか
みんながみんな産後クライシスになるわけでは無いのですが、「今まではここまで旦那に対して嫌悪感を抱いたり、こんなに小さいことでイライラすることはなかったのに、子供を出産してからなんかおかしい。」このような実感がある方は産後クライシスの可能性を考える必要がありそうです。
原因としては、
- ライフスタイルの大きな変化
- ホルモンバランスの劇的な変化
- 家事、育児の疲れ
- セックスレス
などが挙げられます。
ただ、これは特にホルモンバランスの影響によるものが多いので、1時的な心の変化であることが多いんです。
しかし、産後クライシスをきっかけに一気に夫婦間の溝が深まり、離婚に至るケースが後をたちません。
なので、そういったメンタルの変化を感じる場合は、まずは自分が産後クライシスであることを疑うことと、相手の理解を得るために自分がそういった状況であるかもしれない。というのをパートナーに伝えておくことが大切です。
産後クライシスをうまく乗り切るには
このページでは、産後の離婚を避けるために重要となってくる考え方についてご紹介しましたが、それに加えて以下のポイントを知ることで、さらに産後クライシスをうまく乗り切り、離婚の危機を回避出来るかもしれません。
では、うまく乗り切るにはどんな心がけをしたら良いのかと言うと、
- 信頼できるママ友を作る
- ヒステリックが抑えられないときは、パートナーに一言添えた上で距離感を保つ
- 家事や育児はがんばりすぎない
- パートナーをリスペクトすること
- 小さなスキンシップも怠らないこと
普段からこういった心がけをすることで、実際に産後クライシスを乗り越え離婚の危機を回避したと言うケースが多くあります。
相手に対する攻撃的な考えを改め、相手をリスペクトした言動をとることで、徐々に夫婦間の溝が埋まっていくかもしれません。