我が家の、今では笑い話になっているエピソードです。
当時4歳の長男と1歳の次男。
長男はやっとお兄ちゃんとしての自覚が芽生えてきていて、次男はよちよち歩きで、お兄ちゃんについていくのが楽しくてしょうがない!
というような日常の光景でした。
その時住んでいた家が普通のアパートだったのですが、対面キッチンではなく料理中は子供たちに背中を向けないといけない作りでした。
それでも、ちょこちょこ振り返って子供たちの様子を確認しながら作業することは、そんなに大変な事ではなかったので問題ありませんでした。
その日もいつも通り夕飯を作る私の背後で、リビングで仲良く一緒に過ごす二人。
振り返って様子をみると、兄は私に背を向け、兄の奥で次男と私は目が合うようなアングルでした。
いつもより静かだなぁ、と感じながらも喧嘩しているわけでもないし、目に届く場所に二人ともいるのであまり気にせず作業に戻ります。
その後も頻繁に1~2度振り返りましたがさほど状況は変わらず。
そのあと私は揚げ物を上げるため3分ほど振り返らずに作業してしまいました。
揚げ物を終えた後に振り返った先には驚愕の子供たちの姿が…。
兄と弟の位置は変わらず、私と次男の目が合いニッコリと笑う次男(1歳)
あれ…前髪がない……えっ?
!!!
バタバタと現場までかけていき兄を見て時間が止まりました。
・・・兄も前髪がない。
というより前髪から脳天近くまで髪がなかったんです…笑
まるで昔の江戸時代の人の月代のように。
言葉を失う、とはまさにこのことを言うんだなぁと実感しました。
原因を探してみると、兄の手には私が眉毛を切って揃える時に使っていたコーム付きのハサミが。
いつもは兄でも届かない所に保管しているのですが、届いてしまったみたいです。
お兄ちゃんの成長。いや、私の不覚でした。
私の絶望的な顔とは裏腹に楽しそうな兄弟の笑顔。
床に散らばる二人の大切な(元)髪の毛達。
その15分後に帰ってきた旦那の絶句した表情は今でも忘れません。
子供ってなぜ髪を切りたくなるのでしょうね。
私の友人は七五三をひかえていた妹の髪の毛(襟足)を
姉がザックリ切ってしまったみたいです…
きっと女の子だったらなおさら絶望ですよね。笑
ハサミと髪の毛の組み合わせは子供でも何か惹かれるものがあるのかもしれません。
その後の兄弟はというと、その日のうちにパパに床屋に連れていかれ
二人仲良く丸坊主のマルコメになりました~!
意外と可愛くてほっこりしました!笑
でも男の子で良かったと心の底から思いました。
そして、二人ともケガをしていなかったことが一番の救いでした。
当時は一大事の大事件でしたが、
今となって笑って話せる話になってよかったなと思いました。
子供が悪だくみしている時は本当に怖いくらい静かですね!笑