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プーアル茶は産後ダイエットにどうなの?効果や飲み方のコツを特集!

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今回は、産後ダイエットに最適な脂肪分解効果が注目されているプーアル茶について効果の仕組みや成分の働き、産後ママにとってのメリットや飲み方の注意点などを一緒に見て行きたいと思います。

プーアル茶ってどんなお茶?

プーアル茶(普洱茶)は、中国の雲南省が原産の『緑茶の仲間』で茶葉としての種類自体はまったく同じですが、製造工程で違いがあります。緑茶とプーアル茶の違いは、緑茶は茶葉を酸化発酵させる行程で乾燥機を使うのに対して、プーアル茶は乾燥器を使わず天日干しで酸化発酵をさせるため天候によってかなり質にばらつきが出るのが特徴なんだそうです。

また、緑茶は酸化発酵が終わった時点で完成品として出荷されるのに対して、プーアル茶は『さらにその上の長期熟成発酵段階』があり、熟成の度合いによって『生茶』と『熟茶』の2つに分けられます。

緑茶の場合は乾燥器を使う事で完全に乾かしてしまうので、その時点で茶葉の中にもともと存在する酵素がなくなってしまうのに対してプーアル茶は天日干しな分だけ完全乾燥しないため酵素が生きているというのが緑茶とプーアル茶の一番大きな違いなんだそうです。

つまり、プーアル茶は『酵素が生きているお茶』ということなんですね。これがプーアル茶がダイエットに良いと言われる理由です。

プーアル茶のダイエット効果はどんなの?

プーアル茶はもちろん産後ダイエットに飲んで良いお茶です。先ほども『生きた酵素のお茶』と言いましたが、プーアル茶には体内酵素の中でも脂肪分解を担当するリパーゼを活性化させる働きがあると言われていて、『没食子酸(もっしょくしさん)』という成分が含まれています。

この成分が体内酵素を働かせる役割を担ってくれるということなんですね。この没食子酸は、中性脂肪を燃焼しやすい分解された状態に導いてくれると言われています。

出産後は、妊娠中にお腹の赤ちゃんを守るために付いた脂肪がたくさん残った状態ですよね。この脂肪はいわゆる『中性脂肪』と言われるものなのですが、この中性脂肪は時間が経って活性酸素で酸化されてしまうと『過酸化脂質』と呼ばれるものに変質して行きます。そうならないためにはできるだけ早めにリパーゼを活性化させて分解させることが大切です。

その手助けをしてくれるのがプーアル茶なんです。

また、上の段落でご紹介したプーアル茶の2つの種類では、熟茶の方がもともと茶葉に含まれている茶カテキンの変質によって生まれるもので、そういった意味では、より長く熟成発酵された熟茶の方がダイエット効果が期待できるという事になります。

プーアル茶は産後の授乳中に飲んでも平気?カフェインは?

もちろんプーアル茶は、産後の授乳中に飲んでもまったく問題はありません。

ですが、日本茶の緑茶や玉露ほどではないとはいえ多少はカフェインが含まれています。

プーアル茶は製造工程で天候の変化による品質のばらつきがあると言いましたが、その個体差によっても多少含まれているカフェインの量に差が生じるようです。

しかしながら、やはり緑茶や玉露に比べれば明らかにカフェイン量は少ないほうに分類されるお茶なので、産後の授乳中にも安心して飲めるお茶ということが言えると思います。

ただし、カフェインが多少なりとも含まれているのは確かなので、毎日大きなペットボトルで持ち歩いてガブガブたくさん飲むというのはあまりおすすめ出来ません。

緑茶がカップ1杯あたりに含まれるカフェインが約30mg前後と言われていますから、その半分だとしても一日にせいぜい3~4杯程度に抑えておくというのが良いのではないでしょうか。

ちなみに産後の授乳中に摂っても問題のないカフェイン量は厚生労働省のホームページを参考にしています。

 

詳しくはこちら→食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&Aをご覧ください。

また、プーアル茶の飲み過ぎについてもうひとつおすすめできない理由が『タンニン』が含まれていることです。

タンニンは、お茶の渋みの元になる成分で、カテキンとともに利尿作用や殺菌・抗菌作用を担ってくれる成分なのですが、授乳中に必要とされる葉酸の分子構造を壊してしまう成分であるため、やはりこの点からもプーアル茶の飲み過ぎには注意が必要と言えます。

プーアル茶に『ダイエット効果なし』っていう意見もあるけど?

プーアル茶にはダイエット効果がないという否定的な意見もあります。

確かに、脂肪分解をしてくれるリパーゼの働きを活性化してくれる没食指酸の効果はあるのですが、現実として『それだけで痩せるのは難しい』と言えるのではないかと思います。

というのも、没食指酸の働きでリパーゼを活性化させることができて脂肪分解が行われたとしても、それを燃焼させる運動との組み合わせを実践しない限り『ただプーアル茶を飲むだけでは痩せられない』と感じた方が居ることも事実です。

ちょっと前にお茶の中でもトクホマークの『特茶』などでダイエット効果が話題になったお茶もありましたよね。その時も没食指酸と同じようなケルセチン配糖体という脂肪分解の効能が厚生労働省から認められたという事でトクホマークの認定を受けていたのですが、結局は『分解された脂肪をカロリー消費という形で燃焼させないとダイエットに成功することは出来ない』ということで見解がまとまり、ネット上でも過剰なほど騒がれたダイエット効果も下火になりました。

もちろん、それでも普通に他のお茶を飲むよりもケルセチン配糖体が含まれているということで、脂肪を分解する働きは期待できるわけですし、甘いジュースなんかを飲むよりははるかにダイエット効果はあると言えるわけです。

つまり、プーアル茶にも同様なことが言えるわけで『ただプーアル茶を飲むだけで痩せるという“魔法の痩せ薬”のようなものではない』というのが正しいプーアル茶のダイエット効果の捉え方だと思います。

プーアル茶でダイエット効果が上がる方法は?

プーアル茶でダイエット効果が上がる方法は、先ほども軽く触れた通り『運動と組み合わせて脂肪燃焼を促すこと』というのが良い方法だと思います。

具体的には、妊娠中に脂肪が付いてしまいやすい部分はお腹や腰回りなので、そのあたりの脂肪を燃焼させやすい運動として、有酸素運動のジョギングやウォーキングを時間や体調が許す範囲で行うと、かなりプーアル茶の脂肪分解の効果を直接的にダイエット成功に結び付けることができるのではないでしょうか。

ただし、産後の授乳中のママの場合は授乳間隔の短さで睡眠時間もちゃんと確保できないほど忙しかったり、体力をお産で使い果たしたものがちゃんと回復できていなかったりするので、あくまでも『自分の体調や時間と相談のうえで無理せず』ということが大切になると思います。