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産後の脂肪は落としやすい?時間のたった脂肪が燃焼させるのに苦労する

産後の体型崩れは多くのママさんが悩むことになるのですが、その解決方法は様々なものがあります。

今回の記事では産後の脂肪自体をより詳しく知ってもらおうと思って特集しています。

産後の脂肪を気にしているママさん

産後の脂肪をあなたはどのくらい知っている?脂肪の役割や特徴

脂肪と聞くと、にっくきなくなってほしいものなんて思っている方も相当な数いそうですよね。しかし、脂肪にも役割があります。どんなにプロポーションのいい芸能人さんやモデルさんでも脂肪はついています。

しかし、その脂肪は必要最低限だったり、必要のない部分には少ないように努力されているんです。

まず産後になってダイエットを考える前に、そういった敵を知るという意味でも脂肪について知っていきましょう。

 

産後に体形が崩れる原因

産後は出産のために体についた脂肪を落とすことが必要だと考える方が多くおられるのですが、まずはその産後に体型が崩れてしまう原因を見ていきましょう。

  • 流動性脂肪が増えるため
  • 産後は骨盤が開いているためお腹や腰回りが大きく見える
  • 妊娠によって子宮が大きくなっているため

主な産後の体型崩れの原因をあげるとしたらこの3つがあげることができます。

流動性脂肪が増えるため

最初に挙げる産後の体型が崩れてしまう原因としては、妊娠することによって妊娠中のホルモンバランスが出産に向けて準備をしていきます。その働きの中にお腹の赤ちゃんを守るために水分を多く含んだ脂肪を蓄えるというものがあります。

通常の脂肪と違い水分を多く含んだ流動性の脂肪で、燃焼しやすい特徴があるので早めのケアをすることで流動性の脂肪(妊娠脂肪とも言われる)はなくなっていくはずなのですが、時間が経過するとなかなか落ちにくい脂肪へと変わっていくために注意が必要になります。

 

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産後は骨盤が開いているためお腹や腰回りが大きく見える

赤ちゃんが生まれるために通る道でもある産道が通りやすくするためと、子宮を守るために出産寸前まで骨盤がどんどん広がっていきます。同時に骨盤周辺の筋肉や靭帯が伸びているため、見た目としても大きく見えて、お尻などは締まりがないような見た目になっているのはこのためなんですね。

骨盤は産後自然に戻っていくと言われているのですが、産後は育児や家事で姿勢が悪くなる方が多く、その影響で骨盤がなかなかもとどおりにならない方も多いと言われています。 また骨盤ケアはヨガや体操をはじめとして様々な方法があるのですが、その方に合ったケア方法を行うことが重要になります。

 

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妊娠によって子宮が大きくなっているため

出産するまで大きく成長した赤ちゃんが育っていた環境でもある子宮は出産に近づくにつれ大きくなっていきます。出産が終わると産後に分泌されるホルモンの影響で徐々に元の大きさまで戻っていくと言われています。その期間は平均的に産後1ヶ月から2か月くらいだと言われているのですが、個人差があります。 子宮は妊娠する前においてはスーパーで販売されている鶏の卵程度の大きさしかないのですが、出産寸前の子宮は元の大きさの20倍近くまで大きくなっているんです。 この影響でお腹や腰回りが大きくなっている状態にあるんですね。

皮下脂肪と内臓脂肪の違い

産後についている脂肪は先ほど流動性脂肪(妊娠脂肪)と説明したのですが、 もう少し詳しく突っ込んでみたいと思います。 脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪の2種類に分類することができます。

皮下脂肪

皮膚の奥にある真皮の舌についている脂肪のことで見た目に大きな影響があり、体温の維持や衝撃を吸収する、ホルモン分泌などといった働きがある脂肪のことです。 ついつい皮下脂肪はなくしたいと思っていると思いますが、なくなってしまうとこれらの働きも失ってしまうので適度な皮下脂肪は必要なんですね。 しかし、多すぎる皮下脂肪は体型の崩れや増えた体重を支えるための関節などへの負担などにつながりよう腰痛や膝痛などにも発展することがあります。 男性よりも女性の方が皮下脂肪はつきやすく、女性の胸やお尻などふっくらとした体型は皮下脂肪が多いために形作られます。 妊娠中においてはいざという時のエネルギー源として皮下脂肪は使われたりするので、妊娠中に皮下脂肪が増えるということ自体は問題があるわけではなく、その増加量が適切ならばいいんですね。

内臓脂肪

内臓の周辺につく脂肪のことで、ポッコリお腹の原因となるように内臓脂肪が多くあるとお腹などを中から押し上げてしまいます。また、外見では痩せているような方でも内臓脂肪が多い方はいて、そのような方は隠れ肥満とも呼ばれます。内臓脂肪が多くなってしまうと肥満をはじめ生活習慣病のリスクを高くしてしまうので、なるべく少なくしてほしい脂肪になります。

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産後についてしまった脂肪を落とす方法

産後は流動性脂肪を落とすことが体型を元に戻すための近道です。産後から時間が立てばたつほど水分を含んで柔らかい特徴を持つ流動性脂肪は硬く固着していくので、産後になってママの身体の回復を考えながら、早い段階で産後ダイエットを行うといいですよね。

産後の脂肪に苦労した方の体験談

40代前半の女性です。30代までやせ型で特にお腹周りは特に肉が薄くお腹もすぐに冷えて虚弱体質でした。ですが40歳になる2、3年くらい前から徐々にお腹周りが膨らんでウエストが太くなってきました。それまではお腹周りに多少にお肉がついても、お腹を壊すとすぐに骨と皮のように薄くなっていたので、つまりは便秘気味ということですが、そのため少々お腹が出てもそれは一時的なことだと思っていました。けれど30代後半のお腹周りは、お腹を壊してもお腹はひっこまず、また、お腹を壊すことがそもそも殆どなくなってきて、虚弱体質だった自分はどこに行ったのか?と思うほど、別人のような体型と体質になっていきました。

 

そうなってきて、ようやく頭に浮かんだのが、「更年期」。更年期は下腹部が出てきやすいのかな?と思い「更年期、下腹部」で検索をすると、出てくるのは「子宮筋腫」ですとか「子宮内膜症」ばかり。下腹部が痛いとかそういう症状はないのですが、長らく痩せていたのが急にお腹周りだけ太り出したのでだんだん不安になってきました。

 

そこでとりあえず産婦人科に行ってみることにしました。特に自覚症状はないけれど、お腹が極端に出てきたので子宮筋腫が心配です、と先生に伝えました。そうしましたら、先生は触診の後、エコーで調べてくれましたが結局、何の異常もないと言われ、更に先生には「膨らみは贅肉と便だと思いますよ」とまで言われて大ショック。本当に恥ずかしい思いをしました。

産婦人科の先生にエコーでお腹を診てもらう

けれども、子宮筋腫などの病気でないと分かったのでその点ではとても安心し、更にやはりお腹周りのふくらみは贅肉ということも分かったので、これはダイエットに励もう!とようやく重い腰を上げてダイエットをすることにしました。

 

そしてあれこれ情報収集をしたり、知り合いに相談をするとワンダーコアがいい、と勧められました。知り合いは女性ですが、腹筋が割れた、というのです。いくらなんでもそこまでのシェイプアップは望んでいませんでしたが、やはりお腹周りには腹筋が効くのだなと思い、まずはワンダーコアを買わずに腹筋で様子をみることにしました。ワンダーコアはそれなりに場所を取りそうだったので、小さなマンション住まいの私は置き場に困ることも理由でした。ですのでまずは腹筋を毎晩寝る前に30回必ずしてから寝るようにしました。

 

そうやって、1ヶ月くらい続けると、お腹周りの出っ張りは少し締まった感じにはなってきました。ただ、ウエスト自体はなんと逆に太くなっている?それまで履けていたパンツのウエストが少しきつくなったのです。更に鏡で自分の体を見ると、ウエストのくびれがなくなっています。それまでは下腹が前にポッコリと飛び出してはいましたが、それでも横はまだ多少ウエストのくびれがありました。それが、腹筋を続けたらくびれがなくなったのです。そして、脇腹は硬くたくましくなっているではないですか。これには衝撃を受けましたし、ショックでした。なんだか女性的な体ではなくなっていたのです。それで腹筋はしばらくやめることにしました。くびれがなくなったのはちょっと悲しいので。

 

ですが、腹筋を辞めると再びお腹が前にぽっこり出てしまうので、今度は腹式呼吸をマスターして、寝る前に座禅を組み腹式呼吸でお腹を使うようにしました。結局、これによってお腹はかなりすっきりはしてきました。更に腹筋のときのようなわき腹の筋肉が硬く太く締まる感じはなくなったので、再び少しは女性的な体になりました。そうしてしばらくはそのままの状態を維持はしたのですが、40歳を過ぎましたら遂に本格的な更年期がやってきて、体に様々な異変が出始めました。まずは体が冷えてどうにもなりません。そしてお腹周りには再びどんどん脂肪がつき始めました。そうなると腹式呼吸くらいではお腹周りの脂肪はとれなくなってきました。

健康診断でも肥満が気になる

更年期のお腹周りの脂肪の付き方は本当に独特と言うか、それまでの人生では経験したことのない、ジワジワと内臓周りに脂肪がまとわりつく感じで、それが何をやっても全く落ちないのです。ですので、こうなってくると呼吸法ではとても対処できないので、結局、また腹筋をすることにしました。更に腹筋だけではなく背筋、更にスクワッドも寝る前に50回と、色々な運動を取り入れて、とにかく体全体の筋肉を使って体温を上げ代謝を高めて脂肪を燃焼させる、ということをすることにしました。更に高麗人参のサプリメントも飲むようにして体温を上げることも心掛けました。

 

そういうことまでしないと更年期の脂肪というのは、体全体の代謝が落ちているので、部分的についたものであっても、その部分だけのトレーニングだけではとても落ちそうにないのです。そうやって、あの手この手で体温を上げて代謝を高めながら腹筋と背筋を行って、現在は多少は締まったかな、という程度です。でも、更年期の脂肪は本当に落ちないので、これ以上太らなければよしとしよう、思っています。