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しろくまちゃんのホットケーキ│あなたのお子様はどんな料理が好き?


皆さんの家庭のお子さんはどんな料理が好きですか?
子どもが大好きな料理はどの家庭も大体同じものだったりしますよね。
カレーライス、ハンバーグ、からあげ、オムライスなど好き嫌いがあったとしても、このあたりはどの家庭もおおよそ同じ傾向だと思います。


そんな中で今回取り上げたい絵本が、「しろくまちゃんのホットケーキ」。
ホットケーキは作っている最中から子供の目が楽しそうなまなざしに変わり、ママと一緒に作ったり、おままごとでホットケーキを作るシーンがあったりと子供に人気のメニューの一つです。


最新の絵本ではなく、1972年に出版されながらも未だに大ヒットを記録するベストセラー絵本ですね。きっとこの記事を見てくださっているママさんやパパさんも子供のころに見たことがある方、きっと多いはずです。

 

しろくまちゃんのホットケーキは、こぐまちゃんシリーズとしても大ヒット作品の絵本の一つ。イラストをみただけで懐かしいと思った方は、この絵本ではなくてもシリーズのどれかを見たことがあるのかもしれませんね。

 

しろくまちゃんのホットケーキってどんな絵本?

しろくまちゃんがホットケーキを作るところ



作:わかやまけん
出版社:こぐま社
発行日:1972年10月

しろくまちゃんがおいしそうなホットケーキを作っていく過程が絵本としてえがかれていきます。
絵本を開くと見開きいっぱいにホットケーキが作られていく様子が、子供の興味をとらえること間違いなし。
ストーリーとしてはしろくまちゃんがホットケーキを作って出来上がったら、こぐまちゃんと一緒に食べるといういたってシンプルなものです。
しかし、たったホットケーキを作るという過程に、音の表現やたくさんの出来上がるまでの過程を記したイラストなどで、お腹ではなく心がいっぱいになる素敵な絵本なんです。
最初の発行日が1972年ということで、かなり前の作品にも関わらず、ママさんにも懐かしく感じさせ、子供にも未だにいい影響を与えてくれるだろうこの絵本はまさにベストセラーであるべく作品なんですね。

 

しろくまちゃんのホットケーキを読み聞かせした方の口コミ

しろくまちゃんとママが一緒に料理をする



 誰もがきっと一度は目にしたことのある、絵本の定番中の定番です。
私自身が子供時代、大好きだったこともあり、娘が生まれてすぐ購入しました。
0歳~1歳くらいのときは、カラフルな色合いと、
シンプルに描かれたしろくまちゃんのイラストが興味を引いたようで、
言葉が分からないながらも、食い入るように見つめていました。
2歳を過ぎ、おしゃべりが少しずつ出来るようになると、
それぞれのシーンで娘との会話がたくさん生まれました。

しろくまちゃんがホットケーキをかき混ぜているところ



 まず最初は、ホットケーキの材料がテーブルに並んでいる場面です。
「ホットケーキって何で出来ているか分かる?」と質問すると一生懸命考えて、
子供らしい意外な答えが飛び出たりします。
色々質問してあげると子供の考える力や想像力等も身につくと思います。
 そして、しろくまちゃんがたまごを落としているページでは、
「もったいないけど、拭いてきれいにしたら良いね。」と、こういう時はどうしたら良いか、子供自身で考えていました。
失敗してしまっても、次にどうしようか前向きに考えることは、
この先、大人になってからもとても大事なことなので、
絵本の中で自然に身につけられるのもおすすめのポイントです。
 あとは、なんと言っても、ホットケーキが少しずつ焼き上がるシーン。

 

ホットケーキが少しづつ焼きあがるシーン


ホットケーキが出来上がる工程が、興味をそそる可愛い擬態語で表現されています。
大人が見ても、ホットケーキが食べたくなる、私も大好きなページです。
 ホットケーキが出来上がって、ただ美味しく食べるだけじゃないのが、この絵本の良いところ。


きれいに焼き上がったら自分だけじゃなくお友達を呼んできて、一緒に食べます。
嬉しいことを誰かと共有すると、嬉しい気持ちは二倍になる、そんなことをさりげなく教えてくれます。

しろくまちゃんとこぐまちゃんが一緒にホットケーキを食べる



これを見た娘も「私だったら○○ちゃんと食べたいなあ。」
「お友達と食べると楽しいし、美味しいよね!」とキラキラした目で話していました。
 そして、最後はお友達と仲良く食べたお皿を洗う場面で終わっています。

 

しろくまちゃんとこぐまちゃんがお皿を洗うところ



生活の中だと、つい「食べたら下げなさい!」
「ちゃんと片付けなさい!」とガミガミうるさく言ってしまうこともあるのですが、
絵本を通してだと、子供に伝えたいマナー等のいわゆる「しつけ」も穏やかに話すことが出来ます。


また、子供自身も、スッと受け入れやすい気がします。
 シンプルなストーリーでありながら、親が伝えたいこと、子供の好きなものや考える力、食の楽しさ等、大切なことがさりげなく盛り込まれています。
何度読んでも新しい発見があり、違う会話が生まれる・・・手元に置いておきたい親子で大好きな絵本です。

余談

現在、時代は令和になって、令和生まれの赤ちゃんもどんどん増えていっているのですが、昭和、平成、令和と子供の好きな料理というのは変化があるのでしょうか。

 

令和の子供の料理についてはまだデータも取れていないし、子ども自体もまだ小さな状態なので、今回は昭和の子供と平成の子供の好きな料理という視点で見ていきましょう。

今回の参照元はぐるなびさんの2018年に発表されたプレスリリースです。
昭和の子供と平成の子供、それぞれ調査を行い、好きなものと嫌いなものを100名以上の方にネットアンケートを取って調べられました。

 

昭和と平成の子供の好きな食べ物


参照元 ぐるなび様

corporate.gnavi.co.jp

 

若干平成生まれの子供の好きな料理の方が手間のかからないものが多いような気がするのは私だけでしょうか。

時代が進むことで手に入る食材の数自体もどんどん増え、種類も多くなってきました。飽食という時代ともいえますよね。その分、子供に与える食事からの影響は大きく、ママの味というのも時代とともに変化してきているということですね。

それがいいのか悪いのかは、個人個人で意見はあると思いますが、今回紹介した絵本「しろくまちゃんのホットケーキ」のように料理を通じて子供と親のコミュニケーションをとる時間だったり機会を持ったりすることは、子供の興味や経験を豊かにしてくれます。

忙しい毎日を送っている両親であるならば、なおさらどこかに連れて行くのができなくても、一緒に料理を作ったり、絵本を読む時間を作ってあげてくれませんか?

大人になった時にそれがきっとかすかでも覚えてて、その子のさらに生まれた子供へと受け継がれていくこととなるでしょう。