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「夜間断乳、いつから?」不安ゼロで始める、成功のための完全ガイド【ママも赤ちゃんもぐっすり!】

可愛い赤ちゃんとの夜間授乳は、かけがえのない絆を深める時間であると同時に、ママにとっては睡眠不足との戦いでもあります。「いつまでこの夜間授乳は続くんだろう…」「そろそろ夜まとめて寝たいけど、いつから夜間断乳できるの?」そんな風に考えたことはありませんか?夜間断乳は、ママと赤ちゃんにとって大きなステップ。焦る気持ちと、赤ちゃんへの罪悪感の間で揺れ動くママも少なくないでしょう。

「夜間断乳って、具体的にいつから始めるのがベスト?」 「赤ちゃんが可哀想じゃないかな…」 「どうやったら成功するの?失敗したらどうしよう?」

このページでは、「夜間断乳、いつから?」というママの疑問に寄り添い、その適切な開始時期から、赤ちゃんへの負担を最小限に抑える具体的なステップ、そして成功に導くためのママの心の準備まで、詳しく解説します。夜間断乳は、ママと赤ちゃんが共に成長するための大切な節目です。不安を安心に変え、親子でぐっすり眠れる毎日を手に入れるために、一緒に見ていきましょう。

授乳指導と断乳指導

「夜間断乳」を理解する:なぜ始めるの?いつからが適切?

夜間断乳は、単に夜間の授乳をなくすだけでなく、ママと赤ちゃん双方の心身の健康にとって重要な意味を持ちます。まずはその目的と、適切な開始時期について理解を深めましょう。

1.夜間断乳の目的とメリット

夜間断乳は、ママと赤ちゃんに多くのメリットをもたらします。

  • ママの睡眠の質の向上:夜間授乳がなくなることで、ママはまとまった睡眠時間を確保できるようになります。睡眠の質が向上することは、ママの心身の疲労回復、精神的安定、そして日中の育児への活力に直結します。産後うつ予防にも繋がると言われています。
  • 赤ちゃんの睡眠リズムの確立:赤ちゃんは、生後数ヶ月をかけて昼夜の区別を認識し、徐々に睡眠リズムを確立していきます。夜間断乳は、そのリズム形成を促し、夜にぐっすり眠れるようになるためのステップとなります。
  • 虫歯予防:夜間授乳、特に添い乳を続けていると、おっぱいを吸いながら寝落ちし、口の中に母乳が残ることで、虫歯のリスクが高まると言われています。夜間断乳は、乳歯が生えてきた後の虫歯予防にも繋がります。
  • 自立心の育み:夜間断乳は、赤ちゃんが空腹や不安を乗り越え、自分で再び眠りにつく力を育む機会にもなります。これは、赤ちゃんの自立心を育む大切なステップです。
  • パパとの育児参加:ママが夜間授乳から解放されることで、パパも夜間の赤ちゃんのお世話(寝かしつけなど)により積極的に関われるようになり、夫婦の連携が深まるきっかけにもなります。

2.夜間断乳を始める時期の目安

夜間断乳を始める時期は、赤ちゃんの成長と発達、そしてママの準備状態によって異なります。一般的な目安はありますが、焦る必要はありません。

  • 生後6ヶ月以降が目安:多くの専門家が、生後6ヶ月以降を夜間断乳の適切な開始時期の目安としています。
    • 栄養面:生後6ヶ月頃になると、多くの赤ちゃんは日中の授乳(または離乳食)で必要な栄養を十分に摂取できるようになります。夜間の栄養補給が必須でなくなるため、低血糖のリスクも減少します。
    • 身体発達:赤ちゃんの胃の容量が大きくなり、一度に摂取できる量が増えるため、夜間の空腹で目覚める頻度が減ってきます。
    • 睡眠リズム:昼夜の区別がつき始め、概日リズムが形成されつつある時期です。
  • 赤ちゃんの「準備OK」サイン
    • 日中の授乳や離乳食でしっかり飲めている・食べられている:日中の摂取量が十分であれば、夜間の栄養不足の心配は少なくなります。
    • 体重増加が順調である:成長曲線に沿って順調に体重が増加していることを確認しましょう。
    • 夜間に比較的長く眠る時間がある:すでに一度、数時間まとまって眠れる時間がある赤ちゃんは、夜間断乳の準備が整っている可能性が高いです。
    • 体調が良い:風邪をひいていたり、歯が生えかけだったりなど、体調が優れない時は避けましょう。
  • ママの「準備OK」サイン
    • 「夜間授乳で本当に疲れていて、もう限界…」と強く感じている。
    • 夜間断乳への決意が固まっている。
    • パートナーや家族の協力が得られる状況である。
    • ママ自身の心身の調子が安定している。

これらの目安はあくまで参考です。赤ちゃんの発達には個人差があり、ママの状況も様々です。「〇ヶ月になったから始めなければ」と義務感に囚われず、親子にとって最適なタイミングを見極めることが大切です。

「実践編」:赤ちゃんに負担をかけずに夜間断乳を進める具体的なステップ

夜間断乳は、計画的に、そして焦らずに進めることが成功の鍵です。赤ちゃんになるべく負担をかけない、具体的なステップをご紹介します。

1.まずは準備から!環境と心の整え方

  • 寝室環境の整備
    • 暗さの徹底:夜は徹底的に暗くし、昼夜の区別を明確にしましょう。遮光カーテンなどを活用し、わずかな光も遮断します。
    • 室温の調整:赤ちゃんが快適に眠れる室温(夏は26〜28℃、冬は20〜23℃が目安)を保ちましょう。
    • 騒音対策:静かな環境を整えますが、完全に無音にする必要はありません。ホワイトノイズなどを利用するのも効果的です。
  • 日中の活動を充実させる
    • 日中の授乳・離乳食をしっかり:夜間の空腹感を減らすため、日中に必要な栄養を十分に摂取できるよう、授乳回数を増やしたり、離乳食をしっかり与えたりしましょう。
    • 体を動かす遊び:日中にたくさん体を動かして、適度な疲労感を与えることで、夜ぐっすり眠れるようになります。
    • 太陽の光を浴びる:日中に太陽の光を浴びることで、赤ちゃんの体内時計が調整され、夜間の睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌が促されます。
  • ねんねルーティンを作る:毎日同じ時間に、同じ方法で寝かしつけの準備をする「ねんねルーティン」を確立しましょう。
    • 例:お風呂 → 絵本の読み聞かせ → 授乳(寝る少し前に) → 部屋を暗くして寝かしつけ

    これにより、赤ちゃんは「もうすぐ寝る時間だ」と認識し、スムーズに睡眠モードに入れるようになります。

  • ママの心の準備とパートナーとの協力
    • 「完璧でなくても大丈夫」という気持ちを持つこと。
    • パートナーと夜間断乳の計画を共有し、協力体制を築く。夜中に赤ちゃんが泣いた時の役割分担を決めておきましょう。
    • 数日間は睡眠不足になることを覚悟し、日中に休息を取れるように準備しておきましょう。

2.段階的に夜間授乳を減らしていく方法

焦って一気に断乳しようとすると、ママも赤ちゃんも負担が大きくなります。段階的に進めるのが成功の秘訣です。

  • 1.授乳時間を短くする:まず、夜間の授乳時間を少しずつ短くしていきます。例えば、いつも10分吸わせているなら、7分、5分と徐々に減らしていきましょう。
  • 2.ミルクやお茶で代用する(必要に応じて):どうしても赤ちゃんが泣き止まない場合は、少量のお茶や白湯、またはミルクで一時的に代用することも検討します。ただし、これが習慣にならないよう、徐々に量を減らしていきます。
  • 3.授乳以外の方法で安心させる
    • 抱っこ、トントン、添い寝:授乳以外の方法で赤ちゃんを落ち着かせ、再入眠を促します。
    • 歌を歌う、絵本を読む:授乳と結びつかない形で安心感を与えます。
    • おしゃぶりの活用:吸啜欲求が強い赤ちゃんには、おしゃぶりを一時的に活用するのも有効です。
  • 4.最終の授乳時間を遅らせる:寝る直前の最終授乳時間を、少しずつ遅らせていきます。例えば、21時に寝るなら、20時にしていた授乳を20時半、21時近くにと、ずらしていくことで、夜中の空腹で目覚めにくくなります。
  • 5.少しずつ間隔を空ける:夜中に目が覚めてもすぐに授乳せず、抱っこやトントンで再入眠を試みます。少しずつ間隔を空けていく練習をしましょう。
  • 6.徹底して「あげない」日を作る:準備が整い、上記ステップで赤ちゃんが慣れてきたら、いよいよ夜間は徹底して授乳しない日を作ります。この時が一番辛いかもしれませんが、パートナーと協力して乗り切りましょう。

大切なのは、赤ちゃんが「おっぱいなしでも眠れる」という経験を積み重ねることです。根気強く、愛情を持って取り組んでいきましょう。

Q&A:夜間断乳に関するよくある疑問

Q1:夜間断乳中に赤ちゃんが泣き止まない時、どうすればいいですか?

A1:赤ちゃんが泣き止まない時は、まず「抱っこ」や「トントン」で安心させましょう。

  • ママの存在で安心させる:夜間断乳は、赤ちゃんにとって大きな変化であり、不安を感じるものです。おっぱいがない代わりに、ママがそばにいて抱きしめてくれる、優しくトントンしてくれることで、赤ちゃんは安心感を得て再び眠りにつくことができます。
  • 場所を変える:寝室から一時的にリビングなどに場所を移し、気分転換を図るのも有効です。
  • パパの出番:ママがおっぱいを持っているため、赤ちゃんはママがおっぱいをくれないことに不満を感じやすいです。パパが抱っこしたり、寝かしつけを代わったりすることで、スムーズにいくことがあります。
  • 最終手段としての水分補給:どうしても泣き止まず、脱水が心配な場合は、白湯や麦茶を少量与えることを検討しても良いでしょう。ただし、ミルクを与える場合は、夜間の授乳を再開することになりかねないので注意が必要です。

夜間断乳は、赤ちゃんが泣いて当然です。ママも辛いですが、赤ちゃんも頑張っていることを理解し、寄り添ってあげましょう。

Q2:夜間断乳を始めたら、日中の授乳量や回数は増えますか?

A2:多くの場合、夜間断乳後には日中の授乳量や回数が増える傾向にあります。

  • 栄養補償のメカニズム:赤ちゃんは、夜間の栄養摂取がなくなる分、日中の授乳で不足分を補おうとします。そのため、日中の授乳をこれまで以上に欲しがるようになるのが一般的です。
  • 母乳分泌への影響:夜間授乳はプロラクチンの分泌を促す重要な機会であるため、夜間断乳により母乳の分泌量が一時的に減少する可能性もあります。しかし、日中の授乳回数が増えることで、乳房への刺激が維持され、分泌量が安定していくことが多いです。
  • 離乳食とのバランス:離乳食が進んでいる赤ちゃんの場合は、日中の離乳食の量や内容を見直すことも大切です。栄養バランスの取れた食事をしっかり摂ることで、夜間の空腹感を軽減できます。

夜間断乳後も、日中に赤ちゃんが十分な栄養を摂れているか、体重増加は順調かなどを確認し、必要に応じて助産師や医師に相談しましょう。

Q3:夜間断乳を始める前に、赤ちゃんの体調で特に注意すべきことはありますか?

A3:夜間断乳を始める際は、赤ちゃんの体調が万全であることが非常に重要です。

  • 発熱や病気:風邪、発熱、下痢などの体調不良時は避けましょう。赤ちゃんは体調が悪いと、より頻繁に安心感を求め、夜間もぐずりやすくなります。
  • 予防接種の前後:予防接種の後は、発熱したり、ぐずったりすることがありますので、接種後数日は避けるのが無難です。
  • 歯が生える時期:歯が生え始めると、歯茎の痒みや痛みで夜中に目覚めやすくなる赤ちゃんもいます。この時期も避けた方がスムーズに進むことが多いです。
  • 環境の変化:引っ越し、旅行、保育園入園など、赤ちゃんにとって大きな環境の変化がある時期は避けましょう。赤ちゃんは新しい環境に適応するのに時間とエネルギーを必要とします。
  • 成長スパート:急激に成長する時期(成長スパート)は、一時的に食欲が増し、授乳頻度が増えることがあります。この時期も夜間断乳は避けるのが賢明です。

赤ちゃんの心身が安定している時期を選び、焦らずに準備を進めることが成功の秘訣です。

Q4:夜間断乳に失敗した場合、どうすればいいですか?再チャレンジはいつ頃?

A4:夜間断乳に失敗しても全く問題ありません!再チャレンジは、ママと赤ちゃんの準備が整ってからにしましょう。

  • 失敗は成功のもと:夜間断乳は、一度で成功するとは限りません。赤ちゃんもママも、新しい習慣に慣れるには時間がかかるものです。「失敗」ではなく、「今回は準備が足りなかった」と前向きに捉えましょう。
  • 原因の分析:なぜうまくいかなかったのか、振り返ってみましょう。
    • 赤ちゃんのサインを見落としていたか?
    • 日中の栄養摂取は十分だったか?
    • ねんねルーティンは確立できていたか?
    • ママの準備不足やストレスはなかったか?
    • パパとの連携は取れていたか?
  • 再チャレンジの時期:一度中断したら、数週間から1ヶ月程度期間を空け、ママと赤ちゃんが落ち着いてから再チャレンジしましょう。焦りは禁物です。その間に、日中の活動やねんねルーティンを再確認し、ママ自身の心身を整えることが大切です。
  • 専門家への相談:うまくいかないと感じたら、一人で抱え込まずに助産師や保健師に相談しましょう。個別の状況に合わせて、具体的なアドバイスやサポートを提供してくれます。

夜間断乳は親子にとって大きな挑戦です。失敗を恐れずに、何度も試行錯誤しながら、親子に合った方法を見つけていきましょう。

Q5:夜間断乳と卒乳は同じですか?どう違いますか?

A5:夜間断乳と卒乳は異なる概念です。

  • 夜間断乳:夜間の授乳のみを終了することを指します。日中の授乳は継続します。主な目的は、ママと赤ちゃんの睡眠の質の向上と、赤ちゃんの昼夜リズムの確立です。
  • 卒乳:赤ちゃんが自ら母乳を必要としなくなり、母乳育児を完全に終了することを指します。赤ちゃんが成長し、離乳食などで十分な栄養が摂れるようになり、精神的にも乳房への依存がなくなることで自然に進むものです。

夜間断乳は、卒乳への一歩となることが多く、多くの場合は夜間断乳から始め、その後日中の授乳回数を徐々に減らしていくことで卒乳へと繋がっていきます。しかし、夜間断乳後も、日中の授乳は長期間継続するママも多くいます。どちらも、ママと赤ちゃんにとってベストなタイミングと方法を見つけることが大切です。

まとめ:ママ、大丈夫。「夜泣きゼロ」じゃなくても、ぐっすり眠れる日は必ず来るから。

新米ママさん、「夜間断乳、いつから?」という問いに、焦りや不安を感じるのは当然のことです。毎晩の夜間授乳で心身ともにクタクタになり、「この夜泣きはいつまで続くんだろう…」と途方に暮れる夜も少なくないでしょう。でも、どうか思い出してください。あなたはすでに、可愛いわが子を慈しみ、その成長を願う、素晴らしいママです。夜間断乳は、あなたが「もう頑張れない」と自分を責めるためのものではありません。ママと赤ちゃん、両方が心身ともに健やかで、笑顔で毎日を過ごすための大切なステップなのです。

「うちの子はまだ無理かも」「可哀想かな」と罪悪感を感じる気持ち、とてもよく分かります。私も、夜泣きする我が子を見て、「おっぱいをあげれば泣き止むのに…」と葛藤した経験があります。でも、赤ちゃんは、夜間にまとまって眠ることで、脳や体の成長に必要な深い睡眠を確保できます。そして、ママがぐっすり眠ることで、日中の育児をより笑顔で、穏やかに迎えられるようになるのです。これは、親子の双方にとって良いことなんです。

もし、今、夜間断乳のタイミングに迷っているなら、一人で抱え込まずに、助産師さんや保健師さんに相談してください。あなたの赤ちゃんの成長発達段階を見てくれたり、ママの心身の状態を考慮してくれたり、そして何より、「焦らなくても大丈夫だよ」と、あなたの気持ちに寄り添ってくれるはずです。パートナーや家族にも協力を仰ぎ、チームで夜間断乳に挑むことで、ママの負担は格段に減ります。

夜間断乳は、必ずしも一度で成功するとは限りません。赤ちゃんが泣く夜もあるでしょう。でも、そのたびに「また失敗した…」と自分を責める必要はありません。「今日はここまで頑張れたね」「また明日、少しずつ進めよう」と、自分にも赤ちゃんにも優しい言葉をかけてあげてください。完璧を目指すのではなく、昨日より少しでも良い眠りにつけるように、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

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