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産後の飲み会はいつから参加していいの?

飲み会

産後の飲み会の参加については様々な意見があります。
 
確かに母乳育児をされている方にとっては酒は避けるべきだというのが一般的ですが、実は母乳育児をされている方でもあるポイントに注意することで飲酒をすることができるんですよ。
ただ、基本的に授乳中のお酒はままにとっても赤ちゃんにとってもリスクが伴うと言う事は変わりありません。
 
このページでは
  • 産後のお酒には具体的にどのようなリスクがあるのか?
  • 授乳中にお酒を飲むならばどんなことに気をつけるべきなのか?
  • 産後の飲み会はいつ頃から参加するのが一般的なのか?
という部分についても見ていきたいと思います。

産後1ヵ月や2ヶ月で飲み会に行くママは意外と多い?!

以前働いていた職場の人から職場の飲み会のお誘いがあった。
地元の友人から同窓会のお誘いが来た。
 
でも私はまだ子供を産んで間もないし、体的には大丈夫だけど、産褥期を過ぎたばかりのママが飲み会に行くって普通なのかな?世間知らずで非常識だと思われないかな?
 
このような悩みをお持ちの産後のママさんは実は少なくないんです。
確かに、出かける事は良くても飲み会となると世間体が気になったり、言っていいのか悪いのか迷ってしまうところですよね。
 
ですが、調べてみると出産後40日くらいで元職場の送別会に行きましたよ!とか、今産後2ヶ月ですがこの前地元の同窓会に顔出してきました。
と言う方も少なくありません。
 
確かに産褥期のうちはそもそも外出することすら避けた方が良いと言われていますが、産後はできることもかなり限られてしまいますし、ストレスが溜まることが多いと思います。
 
また、飲み会に参加しても飲まずに顔を出すだけなら母乳の心配もありません。
なので、赤ちゃんを旦那さんや家族に任せることができる状況であれば、むしろそういったところに顔を出すべきだと言う声もあるんですよ。
 
自分の体調も特に問題がなく赤ちゃんを誰かに任せられる状況であれば、むしろ飲み会に参加してなじみのある人と楽しい会話をしてリラックスする方が今後のために良いかもしれませんね♪

お酒を飲むと母乳が悪影響の元となる理由

授乳中にアルコールを摂取してしまうと血液中のアルコール濃度が上がります。

私たちの母乳は血液から作られているため、飲酒をした後にすぐに授乳をすると高いアルコール濃度の母乳を赤ちゃんが飲むことになります。

 

飲酒の1時間後にママの母乳に含まれたアルコールの濃度を測定すると、血液の中にあるアルコールの濃度はおよそ90%、95%に及んだそうです。

 

つまり飲酒してから1時間たってもほとんどのアルコールが血液から母乳に異動してしまうのです。

アルコールと言うのは肝臓により分解されますが赤ちゃんの肝臓と言うのは働きがまだまだ未熟なためコントロールすることができません。

そのため赤ちゃんはアルコールが含まれた母乳を飲んでしまった場合体内にアルコールを残してしまう状態になります。

産後はいつからお酒を飲んで良いのか?

産後はいつからお酒を飲んで良いのかということに関してですが、先ほど授乳中の飲酒が赤ちゃんに悪影響があることがわかっているということを書きました。

 

つまり授乳中はお酒を避けるのがベストであり、授乳を終えてからなら飲酒しても確実に大丈夫です。

 

ただ、詳しくは後ほど紹介しますが、授乳中もお酒を飲むことは不可能ではないんですよ! 

お酒による授乳の影響

あなたが授乳中にお酒を飲むことで1番悪影響を与えてしまうのは赤ちゃんです。

 

アルコールが含まれた母乳を飲んでしまった赤ちゃんは、脳や身体の発達の遅れや障害を引き起こしてしまう恐れがあるんです。

 具体的に言うと、身長や停滞中、記憶障害、学習障害などの悪影響を引き起こしてしまう可能性が非常に高いと言われています。

母乳が出にくくなることも

授乳中の影響は赤ちゃんだけではありません。

あなた自身にも悪影響及ぼしてしまいます。

 

母乳と言うのはプロラクチンと言うホルモンの働きで作られています。

アルコールを摂取して行くことでプロラクチンの分泌つが抑えられてしまい、継続してしまうといずれは母乳自体の分泌量が大幅に減ってきてしまいます。

 

また、オキシトシンの分泌つを抑えられるので、赤ちゃんがおっぱいを吸っても母乳が出にくくなるという状態に陥ってしまいます。

 

母乳育児をしているママにとってアルコールと言うものは非常に大敵だと言えるでしょう。 

授乳中にお酒を飲む際の注意点

ここまで見たように、基本的には授乳中と言うものは飲酒は良い影響を与えません。

そのため授乳中の飲酒はしないのがベストですが、どうしてもお酒を飲まなければいけない場合があったときは以下のことを注意しておきましょう。 

飲酒後は授乳までの時間をたっぷりと空けましょう

血液の中のアルコール濃度と言うものは飲酒後の1時間でピークとなり、その後30分から1時間かけて半減していきます。

そのためアメリカの研究では、大量にアルコールを摂取したり飲酒の習慣が継続して飲酒をするケースを覗くと、飲酒をした後の授乳は2時間を目安にして再開して良いと言われているんだそうです。

 

ですがこれはあくまでアメリカ人の実験であり体質が違う日本人に適用できる基準かどうかは不確かなものです。

個人の体質によってアルコールの処理能力が違いアルコールを分解できる速度も違ってくるため、何時間後の授乳なら赤ちゃんに影響がないというデータは日本ではまだありません。

 

もしも授乳中に飲酒してしまったら、飲酒後の母乳は絞り出して破棄しましょう。

念のため飲酒をした後は丸一日あけて二日酔いなどがなく完全にアルコールが抜けたと確信できる状態になってから授乳を再開するのがオススメです。

 

なので、飲み会などでどうしてもお酒を飲まなければいけない際にはこのようなことを意識すると良いかもしれません。

飲み会でお酒を飲む時はどのくらいにしておくべきか?

授乳中ですので、時間さえ空ければ飲み会でどれだけお酒を飲んでも良いと言うことではありません。

飲み会以外でも毎日日常的に大量のアルコールを摂取してしまう場合は、赤ちゃんのために授乳をしないことです。

 

ちなみに授乳中の適正飲酒量と言うのは、体重が約50キロの女性に対し1日に350ミリリットルのビール缶、またはワインであればグラスいっぱいが目安だとされています。

 

しかし、この飲酒量はどうしても飲まざるを生えない飲み会等での場合が目安とされているため完全に安全とは言い切れません。

ノンアルコールも実は危険!?

ノンアルコールと言ったらお酒が全く入ってない。と言うイメージをもたれる方がほとんどだと思いますが、近年授乳中でもアルコール気分を味わえるノンアルコール飲料でも1%未満のアルコールが含まれていることもあるそうなんです。

 

なので、たくさん飲んでしまうと酔っ払っていたと言う場合もあるんだそうです。

全部が全部ではありませんが、ほんの少しでもアルコールが入っているノンアルコール飲料もあるため、中身をしっかりと確認してから飲むようにしましょう。 

まとめ

ダメという女性

基本授乳中の飲酒は良くありません。

子供の将来の為にも、授乳時期だけはお酒を控えるよう努力したいところです。

それも母親の仕事の1つです。

 

しかし、どうしても飲まざるを得ない飲み会などでは先ほど説明したように飲酒量を考え、授乳を再開する空き時間もきちんと用意してくださいね!

とは言ってもいくら飲み会でも授乳児期は、心を鬼にして飲酒を断りましょう。

 

ただ、飲み会に顔を出すくらいであれば、ページの冒頭でもお伝えしたように産褥期を過ぎてから行かれる方は結構いらっしゃいます。

妙な世間体は気にせずに、心のリフレッシュだと思って参加してみるのも良いかと思います♪