今回は里帰り出産をテーマに実際に体験されたママさんの体験記をお届けします。
帝王切開で出産することが決まっていたこと、やはりおなかをきるということは産後回復に時間がかかるといわれたため一人で子育てすることが自信がなくなってしまいました。
自分の実家は北海道なので、臨月になって飛行機に乗ることがとてもためらわれました。結局夫の実家の仙台にいくことにしました。
かかりつけの産科のドクターからは、帝王切開できる十分な設備がある病院を予約するようにだけ言われたので、おすすめの産婦人科を探して電話で予約しました。予算はなかなか高くてびっくりでしたが、病院にいる料理担当のシェフがフレンチの上手な方だと聞いたことと、ドクターが親切だったので決めました。
里帰り出産をする前に、一度診察を受けるように言われたのは経済的に少し負担がかかってしまいましたがそういうものなのでしょうがありません。
一度東京から仙台の病院まで新幹線で診察を受けに行きました。順調とのことだったので安心して、出産直前まで事務の仕事を続けていくことができました。
仕事に関しても、妊娠中はつわりがほとんどなく、どちらかというとすごい食欲が出てしまったので大変でした。体力が落ちてしまって、通勤が短めのところを選びましたが結構貧血のような症状がでてしまってきつかったです。朝夕はラッシュになるので、女性専用車用でも満員でしたので、三傑になるのも仕方がなかったように思います。それでも働くことがとても好きだったので楽しく過ごせました。ママが楽しいとこどもにとってもいい影響があるのかもとおもいます。職場も理解あるかたがおおかったので、気を使ってもらうこともできました。
知り合いの方は、別の会社で、産休を取ることができないといわれたのをなんとか交渉してかちとったといっていました。女性にとって産休が取れないことはとてもつらいものです。
産休が取れないと、保育園に入れなくなってしまうし、保育園の内定がないと仕事を見つけることは難しくなるからです。思ったように新設される保育園の数は伸び悩んでいるので、ほんとうに辛いことです。両立することはかんたんなことではありませんが、経済的に苦しいのはさけなけばならないので、わたしは楽しさと余裕を作るために働きました。その選択は間違っていなかったと今になっても思います。
産後すぐにハローワークに行って失業手当をもらいながら過ごしました。子連れで求職活動することはほんとうに大変です。夏だったのでなおさらです。
里帰り出産で大変だったのが、助成があまり受けられないということです。結局住民票がある場所では様々な女性を受けることができますが、いったんは全額負担しないといけません。
産後の助産師さんの訪問相談だったり、予防接種だったり、公的な部署に相談してもお役所的な対応しかしてもらえませんでした。
産後一年もの間仙台にいたので、自己負担額が結構な金額になってしまいました。あとで請求すれば還付してもらえるのですが、なかなかお財布が痛かったです。
里帰りは心強い点もありますが、重いようにいかないことも多いです。児童館も、結局通ってお友達ができても別れないといけないので、ママ友づくりにはあまり積極的にしてもむなしさがつきまとってしまいました。
結局のところ、帝王切開の後の回復も順調だったし、思ったほど大変ではなかったので、夫婦で育てたほうが楽だったかもしれないと思います。夫は朝早く夜も割かし遅い仕事なので、夜のお風呂を入れるのはたまにしかやってもらえません。お風呂はゆっくり入りたいので、里帰りしている間は姑にお願いしていました。ベビーバスはお勧めしません。あかちゃんといっしょに湯船に入ったほうが安心で腰にも負担がすくなくてよいです。それでも、あまりに姑に頼りすぎてしまったせいか、産後数か月してぎっくり腰になってしまいました。腰が痛いと赤ちゃんを抱っこすることもままならないし、しんどくてつらい日々を送りました。
さらにつらかったのが、腰痛はちょくちょくあったのでぎっくり腰だと気づかずに適切な処置をできなかったことです。温めたりもんでしまったりしてしまいました。これはぎっくり腰にはよくないことです。すぐに冷やして安静にすることが必要でした。そして腱鞘炎にもなってしまいました。腱鞘炎は産後のママがなりやすいといわれていますが、利き腕がなってしまうと生活に支障が色々とでてしまうのです。整骨院に通うのも大変ですし、子連れでいくわけにもいかないので家族に見てもらうしかありません。
そのてん、里帰り出産は助かりました。腱鞘炎は、抱っこなどで手首を使いすぎてしまうとなってしまうといわれています。
なってしまうとつらいので、ストレッチやヨガをもっと重点的にやっておけばよかったと思います。ヨガなどは、精神的にも安定する効果があるといわれていますので、なおお勧めです。治るまですうかげつかかってしまったのでほんとうにつらいです。みなさんお気をつけてお過ごしください。