今回は産後のママにとってぜひ食べて欲しい『梅干し』についていろいろな角度から見て行きたいと思います。
梅干しは母乳の質を良くしてくれる『血液サラサラ効果』や『育児疲れの回復』など、いろいろなメリットがあります。
ただし、塩分の摂りすぎに要注意などおさえておきたいポイントもあるので、もう少し詳しく具体的に掘ってみたいと思います。
- 授乳中に梅干しを食べて良いの?
- 母乳に影響はない?
- 梅干しの栄養と効果
- 梅干しの塩分は大丈夫?
- 梅干しのおすすめの食べ方
このような内容で『産後ママの食生活におすすめな梅干し』を詳しく見て行きましょう!
授乳中に梅干しを食べて良いの?
産後の授乳中に梅干しを食べるのは母乳の質と量、ママの身体、赤ちゃんの健康にとってとても良いことです。もちろん塩分の過剰摂取にならないように一日当たりで食べる量を大粒なら1個程度に抑えておく必要はありますが、その点さえちゃんと守っていればママと赤ちゃんの身体を守ってくれる効果や効能がたっぷりあるのが梅干しなんです♪
梅干しが母乳の出と質を上げてくれる
梅干しは特に授乳中のママには7おすすめしたい食べものです。もちろん先ほども言ったように塩分の摂りすぎは注意する必要があるので、一日当たり一個程度に控えたほうが良いのですが、この一点をのぞいて『梅干しは母乳の質と出を良くしてくれる働きがあるから』です。
どういう事かというと、梅干しは血液の『Ph(ペーハー)』(酸性・アルカリ性濃度のこと)をアルカリ性に傾けてくれて血液をドロドロな状態からサラサラな状態へと導いてくれるからなんです。現代人のわたし達は食べものが豊富にあるため『ついついおいしいものを求めてしまう』傾向にあります。揚げ物や炭水化物、糖質が気になるスイーツ・・挙げはじめるとキリがないほどです。
もちろん、そういった食べもので気分転換したり、落ち着いたりすることも大切なのですが、そういった食べものを普段から食べ続けているせいで血液が酸化したり、糖質でドロドロになったりすることで母乳の質が悪くなって、出も悪くなってしまうんです。これは赤ちゃんにとっても良くないですし、ママ自身の身体にも『乳腺炎のリスクを高める』と言った危険性があります。
このような食生活の現代人の環境で、血液をサラサラに導いてくれるのが梅干しの母乳に与えてくれる影響なんですよ。
梅干しの効果と栄養は産後ママにおすすめ!
授乳中のママにとって一番心配なのは母乳の栄養と量ですよね。梅干しは酸っぱさのもとになるクエン酸(ビタミンCや抗酸化物質)の働きで血液をサラサラにしてくれるだけなく、アルカリ性に保って母乳の出を良くして乳腺炎を防いでくれる働きがあることは先ほどもご紹介した通りです。
ですが、梅干しには母乳以外にもママの身体にとっての良い効果がたくさんあるんですよ♪
具体的にどんな効果が期待できるのかというと・・
- 骨粗しょう症を防いでくれる
- カルシウムの吸収効率が3割増しに!
- 便秘の予防や解消に良い
- クエン酸がママの育児疲れ回復に効果絶大!
- 免疫力向上
産後の育児に忙しいママにとっては『自分の身体のことはついつい後回し』になってしまいがちですよね。毎日梅干しを食べることでこれらのママの身体の状態を上げてくれる効果が期待できるんですよ♪
まず、梅干しの酸っぱさの元になるクエン酸(ビタミンC)の働きでカルシウムとマグネシウムの吸収効率を約3割増しにしてくれるので妊娠中に赤ちゃんのためにたくさん消費されたママの体内のカルシウムを補うことを助けてくれます。
昔から『イライラしたらそれはカルシウム不足かも・・』なんて言われるのですが、骨粗しょう症を防いでくれるだけでなく、神経伝達を助けてくれるので、短期的には『産後うつの予防』、長期的には『育児ノイローゼの予防』にも下支えの力になってくれるのが梅干しの一番の効果とメリットと言っても良いかも知れません。
また、梅干しにはクエン酸だけではなく食物繊維もたっぷり含まれています。大粒の梅干し一粒(だいたい10gくらい)には、食物繊維が約0.4gほど含まれています。これと利尿作用を促してくれるカリウムの組み合わせで便秘の予防や解消に良い効果が期待できるんです。便秘はママの母乳の質を悪くしてしまいますし、赤ちゃんにとっては甘みが強かったり、えぐみやくどさの原因になったりするので、母乳の味もマズくなってしまうんです。また、便秘自体『ママの産後ダイエットの妨げ』以外のなにものでもないですから、これを予防・解消の手助けをしてくれることで『痩せやすく太りにくい身体』を作ってくれる手助けになるということなんですね。
さらには腸内環境が良くなることで、免疫力の向上にも役立ってくれます。妊娠中はお腹の赤ちゃんに影響が及ばないように過剰な免疫機能の作用を下げる仕組みになっていて、その影響は産後もしばらく続きます。これを『免疫寛容(めんえきかんよう)』というんですが、そんな状態で睡眠時間も授乳間隔の短さで削られてしまえば、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの病気にもかかりやすくなってしまいます。もっと長期的な話をすれば、妊娠と出産で体質が変わったことと勘違いしやすいのですが『花粉症になった』というママも多く、これも免疫力の低下が直接的なきっかけになっています。
産後の育児中に梅干しを適切な食べ方をすることで、ここでは紹介しきれないほどのいろいろな効果があるというのが最大のメリットなんですよ♪
育児中・授乳中に良い梅干しの食べ方
ここまでさんざん梅干しを持ち上げてきましたが『じゃあ産後の育児中や授乳中に良い梅干しの食べ方はどんなの?』という疑問がわいてきますよね。この段落では『産後の育児中や授乳中に良い梅干しの食べ方・レシピ』についてもう少し詳しく見てみたいと思います。
おすすめは『ハチミツ梅干し』
育児中・授乳中のママに絶体おすすめな梅干しの食べ方のバリエーションのひとつが『ハチミツ梅干し』です。
おすすめの理由は『栄養バランスの向上と塩分控えめになる』ということです。梅干しを食べるときの注意点として塩分の摂りすぎになりやすいと言いましたが、ハチミツ梅干しならその心配も少なくなります。ハチミツにはローヤルゼリーエキスも含まれていて、滋養強壮に持ってこいですし、梅干しの酸っぱさが苦手という方も『酸っぱさを和らげてくれるハチミツの力』を実感できると思います。ハチミツの力で味に角がなくなった梅干しの『甘酸っぱさ』は酸味が苦手というママにおすすめですよ♪
シソ梅干し
こちらはハチミツ梅干しと違って『大人の味全開!w』っていう感じの食べ方ですね。
もともと梅干し自体にシソが使われているのですが、赤じそが使われているシソ梅では、抗菌・制菌作用がより高められています。また、シソには鉄分も多く含まれているので、産後の授乳中のママに心配な『貧血』をよりしっかりと予防してくれる効果が高いんですよ。せっかく良い母乳をあげようと思っても、そもそもママの血液が貧血気味で質の良くない血液では『母乳が赤ちゃんを守ってくれる効果も半減』ということになってしまいます。
『シソは苦手・・』という方でなければ、ぜひお勧めしたい梅干しのバリエーションのひとつです。梅干しにシソが添えられている場合はシソも一緒に食べることをおすすめします!
まとめ
ここまで『産後の育児中・授乳中のママにとって梅干しの効果や栄養、食べ方の注意点や提案』をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
塩分の摂りすぎになるような食べ方はNGという以外は『ぜひ食べて欲しい食べもののひとつが梅干し』なんです。
ママも自分自身の身体がケアできて、その影響が赤ちゃんにも良い方向に働くのが梅干しのメリットなので、ぜひ毎日の食事に適量の梅干しを取り入れてみてくださいね♪